12/15 〜 12/20 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. 拙著のPOD版が発売になりました
  2. キュレーションに関するメモ書き
  3. 書評『数学文章作法 推敲編』(結城浩)
  4. さっそく、楽天Koboライティングライフで出版してみた[レビュー中]
  5. 「koboライティングライフ」での拙著が発売になりました(が、しかし)
  6. 1000冊の本、1000のメディア

koboライティングライフは楽しみなサービスですね。またいくつか作品を登録していこうと思います。

それはそれとして、1000冊の本紹介もボチボチ進めていきたいですね。やることが一杯だ。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

12月15日

だから、しっかり考える場、判断を入れるワークフローを持つことが大切です。

12月16日

ときに、「自分の心に正直になること」は、心を単純化させてしまうことがあります。それは、ある意味で自分の心と向き合っていないことなのです。

12月17日

道が常に同じであるとも限りませんし、誰が利用するかによっても変わってきます。

12月18日

「自分らしく生きる」というのは、案外幻想か言い訳です。

12月19日

軽い言葉が皆、軽い気持ちから吐かれているとは限りませんが、軽い気持ちなら、言葉はポンポン口をついて出てくるでしょう。

12月20日

どちらの側面に注目するかで、きっと感じ方も変わってくるでしょう。

今週のその他エントリー

ジャムスタイル

今日の振り返り/ 雑務

note

2014年摂取メディアリスト

R – Medialibrary

[MM]GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 -0026

『機械より人間らしくなれるか?』(ブライアン・クリスチャン) -0027

『愛について語るときに我々の語ること』(レイモンド・カーヴァー)-0028

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○Evernote四方山話vol.14 「これからの方向性について」
○BNS 31
○BizArts 2nd #08 「Section5:テクニカル・ターム」
○2014年の本
○知的生産エッセイ 「other points of viewを求める」

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

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1000冊の本、1000のメディア

最初に申し上げたいのですが、この忙しい年末に、こんな面白そうなことを始めないで頂きたい。僕はそう、強く主張します。

1冊目 『フライターグ 物語をつむぐバッグ』チューリッヒ・デザイン・ミュージアム(みたいもん)

「アルカンタラの熱い夏」さんで繰り広げられている「1000冊紹介する」の存在は知っていました。でも、楽しそうだな〜と眺めている以上のものでもありませんでした。ようするに、自分とは関係ない存在だったのです。

でも、上のエントリーを読んじゃったら、そうはいきません。

以前から「Rashita R – Medialibrary」で、本を<ちらっと>紹介することを始めていました。書評を書こうと思っても、書けていない本が大量にあるので、それを補完する何かを求めていたのです。体裁は気にせず、とりあえず紹介する。実に気軽なブログです。

でも、上のエントリーを読んじゃったら、みごとに繋がってしまいます。

いっちょ、僕も1000冊紹介してみようじゃありませんか。

というわけで、慌ててエントリーに連番を振りました。すでに結構書いていたので、わりと面倒な作業だったことをここに記しておきます。

one more thing.

でもまあ、それだけじゃ面白くないですよね。隠し味が足りない。

というわけで、Flipboardのマガジンを作りました。

tho-us-and

screenshot

佐々木さん、いしたにさん、私の「1000冊」をクリップしたマガジンです。
※このマガジンはお二人には関係ありませんので、問題があれば私にご連絡ください。

パラパラめくって、表紙だけ眺めていても楽しいものがあります。おそらく、どこの書評サイトを探しても、この(いささか奇妙なラインナップの)ブックストリームには出会えないでしょう。だから何?、と言われれば答えに窮するわけですが、楽しいんだから、まあそれで良いでしょう。

ちなみに、Flipboardへの取り込みは私が発見次第手動で行っておりますので、それぞれの方の最新記事をチェックしたい場合は、ブログをフォローしておくのが賢明です。

さいごに

なんというか、ひさびさに楽しい感じですね。

気楽に本を紹介できる点もあるのですが、それ以上に細かい数字を積み重ねて大きな目標を目指すという点に、一種のゲーム感があるのかもしれません。

とりあえず、面白い本っていっぱいありますよ、という気持ちで進めていきたいと思います。私の場合は、音楽も入りそうですが。

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「koboライティングライフ」での拙著が発売になりました(が、しかし)

昨日書いた記事。

さっそく、楽天Koboライティングライフで出版してみた[レビュー中]

結局、24時間ほどで発売となりました。あまり混雑していなかったのか、それとも短いコンテンツだったからなのかはわかりません。「ちゃんとコンテンツの中身をチェックしている」という噂を聞いたので、きっと後者が大きかったのではないかと想像します。

そうそう、ユーザーガイドによると、以下のようなコンテンツは「メッ!」とされてしまうようなので、注意しておきましょう。

screenshot

発売中へ

ダッシュボードを覗いてみると、「出版中」が「販売中」に変更されています。

screenshot

ではさっそく自分で購入しよう、と思ったら、見事に楽天koboブックスのウェブサイトで発見できません。まだ、ページが準備できていないということなのでしょうか。

仕方がないので、iPhoneのkoboアプリで「倉下」を検索すると発見できました。残念ながらこのアプリから書籍を購入することはできませんので、プレビューを見ただけで、とりあえずは満足。

20141219140716


※楽天koboブックスのサイトで発見しだい、以下にどどーんとリンクを貼ります。

[リンク建設予定地]

楽天ブックスではなく、koboのサイトの方では発見できました。

screenshot

倉下 忠憲

ちなみに、今回は二冊登録しました。ショートショート集の『Category Allegory』と「今日の一言」をまとめた『Fount of Word -α- 』の二つです。新作ではなく、二冊ともKindleストアで100円で販売している作品になります。理由は、推して知ってください。

ビュアーとかダッシュボードとか

実際、koboのビュアーで見たらどんな感じになるのか、あるいは販売のダッシュボードはどういう見た目なのかは、購入できしだい追記しますので、お楽しみに。

[画像貼り付け予定地]

さっそく販売データが発生したので、売り上げデータ画面を見てみましょう。

screenshot

100円の本が一冊売れて、45円。一万円で支払いになるので、あと9955円ですね。ガンバ。

screenshot

screenshot

さいごに

これで、とりあえず「販売」まではこぎ着けたことになります。もともとファイルがあったので、登録自体は5分もかかりませんでした。非常に手早い感じです。もちろん、ここからが厄介な問題__本を売らないといけない__を含んでいるわけですが、それはまた別のときに考えましょう。

現段階での「koboライティングライフ」の感想を書いてみると、「すごく楽」というのが正直なところ。KDPも複雑ではないのですが、EINなどの手続きがネックになってしまっている現実があります。「koboライティングライフ」では、その辺を気にする必要がありません(※)。銀行口座、EPUBファイル、表紙画像。それに、気の利いた説明文が書ければ、電子書籍の販売にこぎ着けられます。
※KDPでも、EINを無視すれば問題ありません。

もちろん、そのEPUBファイルが厄介だという方もいらっしゃるでしょうが、僕らの「でんでんコンバーター」があれば、シンプルなテキストなら問題なくEPUB化してくれます。そうそう、上の二冊もでんでんコンバーターで作成しました。とっても便利ですね、はい(宣伝タイム終わり)。

他にも、テキスト・Word・HTMLからEPUB3に変換してくれるツールがありますので、その辺に手慣れておけば何とかなるでしょう。

乱立した電子書籍販売プラットフォームが淘汰されつつある一方、セルフパブリッシングが行いやすい環境が整いつつあります。非常に興味深い流れです。

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さっそく、楽天Koboライティングライフで出版してみた[レビュー中]

本日10時からはじまった、「楽天Koboライティングライフ」のβ版。さっそくやってみました。

最初に書いておきますと、β版だが、まあいける、というのが現状。現在レビュー待ちの状態なので販売ページがどうなるのかはわかりませんが、登録自体はごく簡単でした。

screenshot

いくつか紹介してみましょう。

アカウント登録

楽天Koboライティングライフ

楽天Koboライティングライフの登録には、楽天会員IDが必要です。

登録自体はごく簡単なもの。必要事項を記入したら、確認メールが送られてくるので、そのメールから認証です。

口座登録

電子書籍の販売の前に、口座番号の登録が必要です。国内の銀行が普通に使えます。

電子書籍の登録

口座の登録が終わったら、さっそく電子書籍を登録してみましょう。

screenshot

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表紙画像は5MB以下。推奨される解像度は900dpiらしいですが、300dpiでも問題ないとのこと。

電子書籍には3つジャンルを指定できます。今のところ、大ジャンルだけがあり、中分類以下は空っぽです。今後増えていくのでしょう。

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ちなみに、紹介文の作成には簡易のリッチテキストエディタが使えるので便利です。

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現状、アップロードできるファイルはEPUB3のみです。ただ「現状」と断ってあるので、今後は追加も想定されているのでしょう。

ロイヤリティは……

あと、気になるところはロイヤリティですね。

と、以下にロイヤリティ情報について書いたのですが、規約的にセーフなのかアウトなのか判断しかねたのでいったん削除しておきます。
※問題無さそうなら復旧します。

まず、価格設定は、0円か、80円以上10万円以下です。どこかと違って0円が設定可能です。でもって、ロイヤリティですが、80円から298円までが45%、299円から10万円が70%です。なんとかセレクトに入るとか入らないとかは関係なく、ピュアに価格帯で決定されます。70%だから通信料を負担してね、という注意書きもありませんでした。なぜ、値段の切り替えが299円〜300円でないのかは気になりますが、細かいことを考えなくて済むのは良いですね。

注意点は、紙の書籍で販売しているものを電子書籍で販売する場合は、最低でも20%は安くしてね、ということです。この辺は、まあいろいろあるのでしょうから、あえては突っ込みません。

発生したロイヤリティの支払いですが、翌々月の25日まで、とあります。ただし、1万円未満の場合は翌月に延期される模様。ということは、売り上げが微々たるものであれば、いつまでたっても支払いが受け取れない……、というわけでもなく、1万円に満たない場合は年に一回支払われるとのこと。この辺よく考えられています。

とりあえずKDPに見劣りしない、というかある部分では上回っている、ということだけ書いてきます。

さいごに

ダッシュボードには、売り上げデータ表示機能もあるのですが、なにせまだ発売すらされていないので、その使い勝手については、また時間を置いて紹介します。

正直に言って、koboというプラットフォームの販売力は、(今のところ)Amazonに比べて見劣りすると思います。が、それはそれとして、楽天Koboライティングライフの使い勝手は非常に良好です。

  • 海外からの支払いを気にしなくて良い(手続きが簡易)
  • 値段設定の自由度が高い
  • ロイヤリティでややこしいことを考えなくて良い

やや遅れた出発ではあったものの、その分セルフパブリッシングについてしっかり研究されたのではないか、と思わせるシステムです。

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書評『数学文章作法 推敲編』(結城浩)

「文章を書いたら、ちゃんと推敲しましょう」

といったことはよく言われます。しかし、何をどうすれば「ちゃんと」推敲したことになるのかは、あまり具体的に語られません。読み返して、気になるところを直す__ぐらいでしょうか。

もちろん、それは正しいわけですが、逆に言うと「気になるところ」がなければ、手直しは一切行われないことになります。でも、最初から完璧な一文を紡げる人などそういません。ということは、問題ある部分に「気付く力」が大切になります。

数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫)
数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫) 結城 浩

筑摩書房 2014-12-12
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本書は、問題に気付くための問いかけを与えてくれる一冊です。

帽子をかぶった視点

本書の第2章「推敲の基本」に、<著者の帽子、読者の帽子>という表現が出てきます。

自分が書いた文章を読み返すときに大切なのは, 自分が書いたという考えをいったん捨てることです. 私はこれを「著者の帽子を捨てる」と表現するのが好きです.

「自分が書いた文章だから…」という愛着や苦労を一度捨て去ってしまう。その代わりに「読者の帽子」をかぶって文章をチェックする。

言い換えると, 自分の目の前にある文章は赤の他人が書いたものだと考えるのです. そして、何も知らないまままっさらな気持ちになり, 一人の読者として文章を読み返しましょう.

これが推敲時の基本的な心構えである「著者の帽子を捨て, 読者の帽子をかぶる」になります。とても大切な心構えです。

しかし、よくよく考えてみると読者の帽子をかぶったところで、その人が文章を書いた事実にかわりはありません。ピュアな読者ではないのです。

つまり本書は、「読者の帽子をかぶった著者がどのような視点で文章をチェックしているのか」を提示する一冊でもあります。書き手が心の中にインストールしている、文章チェックプログラム(パソコンのウィルスチェックプログラムのようなもの)の動作を確認する本、と言い換えてもよいでしょう。

実践的、実際的な内容です。

もちろんそれが役に立たないはずがありません。奇抜な要素はいっさいありませんが、であるがゆえに基本的な要素がコンパクトに押さえられています。

さいごに

読みやすい文章を書く上で、書き手が意識すべきなのは「読み手の負荷を減らすこと」です。本書では、「読者の迷い」という表現でそれが論じられています。読み手の負荷(あるいは読者の迷い)をいかに減らせるか。それが、推敲時のポイントです。

ただし、文芸作品で読者をぐいぐいとドライブしていく文章は、読みやすいだけでは力不足かもしれません。それはまた別のレイヤーのお話と考えておくのがよいでしょう。

本書は、推敲時の心構えと基本的なノウハウがまとめられた一冊ですが、個人的には「この次の一歩」に強い興味があります。続編も楽しみです。

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キュレーションに関するメモ書き

キュレーターが行うから、キュレーション。

キュレーター(ウィキペディア)

キュレーター(英語: curator)とは英語由来の外来語である。英語の元の意味では、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す。

学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う


たとえば、博物館に行ったとする。

そこで、自分が想像するとおりの展示物が、想像する通りに並べられていたとしよう。

それにどれだけの価値があるだろうか。


たとえば、ニュースアプリを見ていたとする。

そこで、自分が読みたいであろう記事が、そうした記事だけが並んでいたとしよう。

そこにどれだけの価値があるだろうか。

もちろん、価値はある。ニュースを探し回らなくて済むわけだから。

では、それ以外の価値は?


ツールは使いよう。

自分の文脈を飛び越えるような情報との接点を持っていない限り、自分の文脈は豊かにはならない。

そのためには、ノイズを受け入れる必要がある。


最適化は素晴らしい。最適化は英知の結晶だ。

でも、大きな変化を乗り越えるのは、過剰な最適化ではない。

▼こんな一冊も:

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 佐々木 俊尚

筑摩書房 2011-02-09
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拙著のPOD版が発売になりました

タイトル通りですが、拙著のPOD版がいくつか発売になっております。

PODとは、Print on demand(プリントオンデマンド)の略で、注文を受けてから印刷するタイプの書籍です。在庫にやさしいシステムですね。

で、C&R研究所さんから発売されている拙著にPOD版ができました。しかも、すべて「目にやさしい大活字」版となっております。文字が大きいわけです。もちろん、それにあわせて本のサイズもB5判と大きめになっております。

現状のラインナップは以下の通り。

目にやさしい大活字 EVERNOTE「超」仕事術
目にやさしい大活字 EVERNOTE「超」仕事術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2014-12-01
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目にやさしい大活字 EVERNOTE「超」知的生産術
目にやさしい大活字 EVERNOTE「超」知的生産術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2014-12-01
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目にやさしい大活字 クラウド時代のハイブリッド手帳術
目にやさしい大活字 クラウド時代のハイブリッド手帳術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2014-12-01
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ソーシャル時代のハイブリッド読書術 (目にやさしい大活字)
ソーシャル時代のハイブリッド読書術 (目にやさしい大活字) 倉下 忠憲

シーアンドアール研究所 2014-01
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目にやさしい大活字 KDPではじめる セルフ・パブリッシング
目にやさしい大活字 KDPではじめる セルフ・パブリッシング 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2014-12-01
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原理的に「在庫切れ」というのが存在しませんので、欠品中に欲しければこちらをどうぞ。ただし、サイズがやや大きいこともあって、値段は通常版より少しお高めです。その点にはご注意ください。

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12/8 〜 12/13 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. 新刊の表紙話と、区切り線について
  2. 好きなことに関する問い、輝くロールモデル、選択の感覚
  3. 「BWインディーズ」の散策
  4. 私的「夢のアウトライナー」
  5. 技術なしでは、技術だけでも
  6. 大きなお城と宮殿 あるいは読書メモの効用

今月は修羅月なので、短めのエントリーが多いですね。要領を得ないものもあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。たぶん、今月いっぱいは似た感じになりそうです。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

12月8日

一番シンプルなリスク・マネジメントの手法です。

12月9日

得られた価値だけを誇る人は、なんとなく疲れます。

12月10日

かなり効果的です。意識的に変えるのは難しいかもしれませんが、チャレンジする価値はあります。

12月11日

すると議論が雑になりますね。実りは少なそうです。

12月13日

悪い出来事を自分のせいにする必要はありませんが、良い出来事の中に運の要素も見出すべきでしょう。そうでないと、バランスが悪いです。

今週のその他エントリー

ジャムスタイル

今日の振り返り/ doulingo,月くら12月号の苦難
今日の振り返り/ 執筆タッチ、教養はございません、ブログマネジメント
今日の振り返り/ 執筆タッチ、棚作り
今日の振り返り/ 執筆タッチ、棚構想

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○「本」を巡る冒険 001
○BNS #030
○BizArts 2nd #07 「Section4:タスク管理の補佐ツール編その2」
○今週の一冊 『これが教養だ!』フェア目録(チチカカコ)
○知的生産エッセイ 「フィルターバブルをぶっつぶせ」
○Q&A オススメするときの疑念

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

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大きなお城と宮殿 あるいは読書メモの効用

『数学文章作法 推敲篇』にこんな一文がありました。

文章は大きな構造物ですから、通読して文章全体の現状を把握することがとても大切です。

ぱっと連想したのは、「大きなお城」と「記憶の宮殿」の二つ。

私が本を書いているとき、頭の中にお城ができていく感覚があります。できていく、というか作っているのは私なんですが、感覚として大きくて(たぶん)立派なお城が概念のメタファーとして立ち上がっていきます。これについては、あとでもう少し考えましょう。

「記憶の宮殿」については、以下の記事をご覧ください。

記憶力を底上げする「記憶の宮殿」の作り方

文章という大きな構造物、記憶の宮殿、これになにかあと一つ要素を加えたら、おいしいカレーができそうな気がするのですが、今のところノーアイデア。

では、「大きなお城」のお話に戻りましょう。

組み立てる

構造物のたとえとして、建物で考えてみます。

小さな建物を作るのと、大きな建物を作るのは、似ている部分はあるにせよやっぱり違いがあります。最近のコンビニは工場で作った部品を現場で組み立てて、はい完成! みたいな工法もあるようですが、もちろんそれはコンビニが小さな建物だからです。10階以上のビルを同じようには作れないでしょう。

逆に、犬小屋みたいなものは、そのまま買ってくることができます。あるいは切った木材に適当に釘を打っても、(見た目はともかく)機能する犬小屋を作ることは可能でしょう。

140字のツイートを生み出すことと10万字の文章を書き上げること。

含まれている作業に共通点はありますが、140字のツイートを1000回繰り返したからと言って、それが構造物としてしっかりとした文章になるわけではありません。

材料と設計図

さて、建物を建てるためには何が必要でしょうか。

まずは、材料です。

材料は木を切り出して木材に仕上げたり、出来合いの木材を買ってきたりもできます。あるいは、あらかじめ完成したパーツ(机・テーブルなど)をそのまま設置することもできるでしょう。別の家で使っていた柱を切り取って持ってくることすら可能です。

ともかく、材料がなければ始まりません。

では、材料があれば万事OKかというと、微妙なところです。おそらく設計図が必要でしょう。

小さな犬小屋ですら、「おおよそこんな形になるであろう」というイメージがないと組み立てることができません。大きな構造物であれば、耐震を考慮した緻密な設計図が必要でしょう。

では、緻密な設計図があれば万事OKかというと、これまた微妙なところです。

設計図は書いたものの、それに必要な材料が綺麗に揃うとは限りません。ときには、目の前にある材料を制約条件にして設計図をあらためる必要もあるでしょう。どうしても材料が少なければ、10階建てではなく、8階建てに変更する。そういう現実的な対応が必要です。

文章の素材

構造物としての文章に話を戻します。

文章は何からできているかというと、文です。その文は単語と文法からできているわけですが、話を簡略化するために、それについては考えないでおきましょう。

文が組み合わさって文章になる。

では、その文はどこから出てくるのかというと、もちろん私たちの頭の中です。思考の宮殿みたいなところにトコトコ出向いていって、宝物庫から使えそうな木材をゾロゾロと運び出してくるのでしょう。あるいは、他の人の宮殿に行って何かを借り受ける(引用する)こともできそうです。ただ、あんまりその数が多くなると、テセウスの船問題にぶつかるので注意が必要です。

文章をすばやく組み立てていくためには、宝物庫にある木材は、切り出したままの状態であるより、ある程度使える形に整形されていた方が良いことが推測できます。しかし、細かく整形しすぎるのも考えもの。一度割り箸サイズに分割してしまえば、大きな柱としては使えません。扱いやすい適度なサイズというのがあるのでしょう。

これはインプットの話をしています。

何かしら本を読み、感銘を受ける。それはそれで素晴らしいことですし、きっとその後のアウトプットにも何かしら影響を与えます。ただ、構造物を組み立てることを考えると、何かしらの形でその「感銘」を切り出しておいた方が良いのかもしれません。それがつまり、読書メモの効用、ということです。

さいごに

配置についても書こうかと思いましたが、字数のリミットがやってきてしまいました。

たぶん、この話はアウトラインにも関係してくると想像します。

▼こんな一冊も:

数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫)
数学文章作法 推敲編 (ちくま学芸文庫) 結城 浩

筑摩書房 2014-12-12
売り上げランキング : 410

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技術なしでは、技術だけでも

私なんかは、ノウハウ系の話が好きなわけです。Tipsとかそういうやつですね。

近年のネットには、そういう話題が溢れかえっています。

まあ、それは基本的には良いことなのでしょう。

1969年に発売された『知的生産の技術』では、技術に関する議論がほとんど盛り上がらない状況について指摘されています。「もっとも一般的な、研究者ならだれでも身につけていなければならないような、共通の基礎技術みたいなもの」に関心が払われていないというのです。

その理由は「技術軽視」にあるのではないか、と著者の梅棹さんは述べられます。

もうひとつの理由として、わたしは、研究者における技術ぎらい、あるいは技術軽視ということがあるのではないかと想像している。(中略)技術というものは、なんとなく人間性に反したもののようにかんがえられ、あるいはまた、ものごとの本質からはなれたことだとかんがえられているのである。

こうした状況に比べれば、現代は恵まれていると言えるでしょう。「もっとも一般的な、研究者ならだれでも身につけていなければならないようなこと」で困ったら、検索すればたいてい答えが見つかります。こんなことを誰かに質問したら馬鹿にされるんじゃないか、という心配をする必要はありません。

基本的なことで5時間も6時間も悩むかわりに、5分で解決方法を見つけられるなら、別の問題に時間を使えるようになります。

だったら、それは良いことだろう、という気がします。でも、はっきり断言できるかというと難しさもあります。

技術だけでは

一つ考えたいのは、技術だけを寄せ集めても、アウトプットは生まれない、という点です。

私がどれだけ作文に関する技術の本を読んだところで、それで優れた文章が生まれるわけではありません。手を動かす必要があります。

つまり、意欲が必要です。歩みを前に進めるエネルギーが必要です。それがなければどれだけ優れた技術を有していても、実質的な意味はありません。

逆に言えば、意欲を持っている人にとって技術が検索できる環境はとてもすばらしいものです。

では、意欲がないところに技術があっても意味がないのかというと、それも難しいところです。技術に触れたことによって、意欲が生まれることもあり得ます。「こういう技術を使って、文章をきちんと書いてみたい」と思うことはゼロではないでしょう。

しかし、その逆に技術の知識が増えたことで満足してしまうこともあり得ます。知識に触れただけで、あたかも「もう、すでにできること」になったような気がするのです。こうなると、技術の知識のグルメツアーが開始されて、動かすべき手は止まります。

やっぱり難しい問題です。

散らばる技術

もう一点気になるのは、現状の検索環境だと、「もっとも一般的な、○○○ならだれでも身につけていなければならないような、共通の基礎技術みたいなもの」が、あまりにも断片的に散らばっていることでしょうか。

困った問題に直面した際には検索して解決できても、あらかじめ回り込んでその問題を回避することができません。知らないことは、検索しようがないからです。すると、エディタの効果的な使い方は知っていても、引用の扱い方を知らないライター、みたいなものが登場します。なかなかアンバランスですね。

検索型はもちろん便利なのですが、それに最適化されたコンテンツでは体系的な知識の伝達が難しくなります。頭から最後まで読んだら、一通りOKなコンテンツもやっぱり必要なのでしょう。もちろん、代表例は「本」ですが、それをWebに載っけるのも全然アリでしょうし、実際そういうコンテンツもたくさんあります。

アナログが良いかデジタルが良いか、という問題ではなくコンテンツの在り方の違い、という視点です。

さいごに

「Tips」という言葉は、どこかしら軽い響きがあります。でも、それを馬鹿にするのは初心者・入門者排除につながりかねません。そういう情報共有は価値あるものです。

が、それはそれとしてTips崇拝もどこか違います。意欲があってこそ、という部分は忘れてはいけないでしょう。

さらに言えば、そのTipsの提示の仕方もまた考える必要があるのだと感じます。意欲を引き出すようなTipsとか、体系的にまとまったTipsとか、そういうものがあれば情報共有の価値もまたあがることでしょう。

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