6/20 〜 6/25 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. 見出しの押し下げと引っ張り
  2. Evernote アンバサダー→Evernote コミュニティリーダー
  3. 行動ログ = Mapping
  4. WorkFlowyでメルマガを読む!
  5. MemoFlowyのバージョンアップで僕たちが手に入れたもの
  6. Evernoteの根本の思想と今後への期待

今週はなんとなく「R-styleっぽい」記事が多かったですね。どれがそれなのかは私にもわかりませんが。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

6月20日

「足るを知る」も大切なんですが、むしろ「人はいつだって、足りないんだぜ」ということを知る方が大切な気もしてきました。まあ、最終的には同じ地点に着地するのですが。

6月21日

「だいたいOK」で、世の中の8割以上は解決します。なんたって「だいたいOK」ですからね。でも、一歩だけそこから踏み出してみるのもよいでしょう。完璧にOKはあまりに遠すぎるとしても、だいたいOKは近すぎます。

6月22日

だからまあ、別の選び方が必要になります。

6月23日

不思議なんですが、「できないこと」でも、それが「やらなければならない」ことだったら、できるようになる気がどことなくしてしまいます。漫画の読み過ぎかもしれません。でも、できないことはやっぱりできないのです。それでいろいろなものを失うにしても、できないものはできない。「足らないを知る」というのは、つまりそういうことです。

6月24日

ある程度固めてから別のノウハウ、という過程なら良いのですが、何も固まらないままに無作為に集めてしまうと、「これをしましょう」「これはしないでおきましょう」と相反するノウハウが集まってしまい、結局どうしたらいいんだよ、という穴にはまります。

6月25日

もちろんこれはループします。だから、焦らないことが肝心で、焦っても成果を焦らないことが必要です。言うのは易し、ですが。

今週のその他エントリー

Honkure

WRM 2016/06/20 第297号
『MONKEY Vol.9 短篇小説のつくり方』
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」Vol.221より 〜本を書くのは難しい〜
『ブックマートの金狼』(杉井 光)
『長袖にきがえました』(犬子 蓮木)
『女王の百年密室』(スズキユカ)
『ただ、それだけでよかったんです』(松村涼哉)
『リーディング・ナイフ』(山田佳江)
『悪魔とドライヴ』(ヘリベ マルヲ)
『NOVEL 11, BOOK 18』(ダーグ・ソールスター)

今週触った本

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○BizArts 3rd 「欠乏のメンタルモデル」
○SSS 「タイトル未定」
○ノンマーケータ−・マーケティング 「Gene Mapper その2」
○今週の一冊 『ロラン・バルト -言語を愛し恐れつづけた批評家』(石川 美子)
○物書きエッセイ 「半分しかない」

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

Weeky R-style Magazine
Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(まぐまぐ)

ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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Evernoteの根本の思想と今後への期待

Evernoteが8周年を迎えた。

「Forevernote(ずっと残るノート)」 – Evernote日本語版ブログ

100年続く企業を目指すなら、少なくともあと92年はがんばってもらわなければいけない。一人の熱心な、いや熱心すぎるEvernoteユーザーとしては健闘を願うばかりだ。

サービスを提供する企業が長く存続するためには、その存在意義、ビジネス用語で言えばコア・コンピタンスをはっきり見定め、それを強化し続けていく流れが必要だろう。

Evernoteのコア・コンピタンス

そうなると、Evernoteのコア・コンピタンスとは何かが気になってくる。

Evernote 8周年を迎えてのCEOクリス・オニールのビジョン | Lifehacking.jp

上の記事では、新CEOが抱くEvernoteの根本の思想が三つにまとめられている。一つ目は、「記憶すること」。二つ目は、「考える」場所であること。三つ目は、情報の整理。まったくもってその通りだろう。その思想に見当違いな要素はまったく感じられない。

Evernoteは、デジタル時代のパーソナルノートツールだ。個々人が情報をよりうまく使うために作られたツールなのだ。

情報を使うためには、まず記録する必要がある。そして、その機能に関してはEvernoteは充実しているし、今後も強化されていくだろう。その点に心配はあまりない。

問題は二つ目と三つ目だ。これは一筋縄ではいかない。なぜか。

What is “Thinking”?

第一に「考える」とはどういうことが簡単ではないからだ。情報を集めさえすれば考えられる? そんなはずはない。「考える」ためにはステップが必要で、当然それを補助するツールもそのステップを意識する必要がある。

だからそう、クラウドツールに親しんでいる人なら一度以上は感じたことがあるだろう。EvernoteとWorkFlowyがくっついてくれたらな、と。その思いはまさに、Evernoteが「考える」場所としての機能に欠落があることに裏打ちされている。

Evernoteは素材を集めるのに適している。個人の情報統合環境としてこれ以上のものは望めないくらいである。が、しかし。そうして集めた素材を使って、大きなものを組み立てる機能は十分ではない。まったくもって十分ではない。その点は、WorkFlowyが圧倒的だろう。

Everonteでは、エディタ上で文章を書くことができる。でも、そのとき見えるのはそのノートだけである。流暢に集めたその他の素材はそこにどのように活かされるだろうか? もちろん方法はある。ノートをマージしたり、ノートリンクを貼ったり、大量のノートウィンドウを表示させたりといったことだ。でも、それが望ましい姿なのだろうか。

「大量に集めたノート一つひとつを素材とし、大きなアウトプットを組み立てていく」

ための万全の機能がEvernoteにあるだろうか。その点は、WorkFlowyやScrivener、そしてUlyssesが圧倒的に上回っている。それは、Evernoteは使いつつも、それ以外のツールを併用している人の多さが証明しているだろう。

Evernoteはそちらに向けて舵を切らない選択肢もある。ツールの併用を前提として、EvernoteはEvernoteとして大きく変わらないことも選べる。しかし、その場合「考える」場所としての存在感は減少してしまうだろう。それは念頭に置いた方がいい。

情報の整理

第二に、情報の整理だ。

本当にこれほど簡単な言葉であって、その実体が難しいものはなかなかない。「はい、情報を整理しましょう」。言うのは簡単だ。でも、それをどのように行うのか。

整理は、使用に先駆することはありえない。使うために整理するのだ。使い方に合わせて整理するのだ。単に綺麗に棚に陳列するならば、それは「整頓」である。整頓は整頓で必要かもしれないが、検索時代ではあまり意味をなさい。デジタル情報で重要なのは、整理である。しかし、その整理は「使うこと」に合わせて行われる必要がある。

その意味で、本当に使える「整理」はパーソナルなものにならざるをえない。私にとっての整理と、他の人にとっての整理はその実装が異なるのだ。Evernoteはだからこそ、自由なノートブックとタグという2軸の機能で、「それぞれの人の整理体系」を築けるようにした。これは見事な発想だったと言えるだろう。

しかし、それ以上に進めるだろうか。

もちろん、進めるはずだ。ヒントは、関連性にある。

以前こんな記事を書いた。

R-style » Evernoteの共有ノート、あるいはナレッジマネジメントについて

あなたは秋のビールの棚の展開を考えていたとしよう。過去の売上げの数字はデータベースをみれば簡単に参照できる。Evernoteに保存してあるPDFを見ればOKだ。後は本部の方向性を確認して…

その時、ふと「関連するノート」として、店員の雑記メモ「夕方のお客さんで、焼き鳥を大量に買って帰ったお客さんがビールの6缶パックを欲しがっていた」が浮かび上がってきたとする。あるいは別の店員がスクラップした「これが人気!秋の新作ビール特集」というウェブページもだ。はたまた前任の店長がビール売り場を作ったときのプロジェクトノート「500ml缶をゴールデンラインに置いて、客単価アップにチャレンジ」も浮かんでくる。

後は、アイデアをまとめ、売り場を作るだけだ。

情報を整理するということは、情報同士の流れを整えるということだ。

現状は、それを「ノートブック」「タグ」「ノートリンク」「コンテキスト」という機能が担っている。でも、まだここには踏み込む余地がある。新しい機能の可能性もあるだろうし、既存の機能にも改良点はあるはずだ。たとえば、ノートリンクひとつとってみても、まだ完全に使い勝手が良いとはいえない。
※具体的には二つのノートを選択して、互いのノートにノートリンクを貼る、ということが1アクションでできない。

「コンテキスト」も一歩進めて、週一回くらいのペースでノート全体をスキャンして、関連性が想定できるにも関わらずユーザーが関連性を見出していないノート群をいくつか提示し、「これらのノートに、≪新しい時代の知的生産の技術≫というタグを付けますか?」みたいに聞いてきてくれてもいい。

間違いなく、新しいアイデアとはそういうところから生まれる。

さいごに

これからのEvernoteがどういう姿になっていくのかはまだわからない。現状はまだ組織のブラッシュアップの段階で、具体的な今後のロードマップが提示されていないのだから、それは仕方がないだろう。

100%間違いなく、完全に完璧に成功する企業など存在しないのだから、舵取りを間違えることもあるだろう。それでも、私はEvernoteがEvernoteである限りはこのツールを使っていくだろう。なにせ、他に代替はないのだから。

未来のEvernoteがどのような姿をしているのかはわからない。でも、こういう形であればもっといいだろうな、という予感みたいなものはある。というか、私たちはその姿を少し知っているのだ。

それについては来週書いてみよう。

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MemoFlowyのバージョンアップで僕たちが手に入れたもの

そうです。inboxです。

2015年の12月にこんな記事を書きました。

「MemoFlowy」はWorkFlowyにおけるFastEverではない

そこでは「インスタントinbox」という概念を立ち上げて、Evernote系のメモ送信アプリとは一線を画した存在であることを確認しました。

が、そこから6ヶ月経って、このアップデートです。

MemoFlowyの進化は止まらない。メモ入力画面から直接WorkFlowyに書き込めるように!(Android Ver.1.1 & iOS Ver.1.4)

これで、「インスタントinbox」だけでなく、ノーマルな「inbox」ですらWorkFlowy上で運用できるようになりした。朗報というよりも、福音でしょう。

フローの3段階

復習します。

infotecktool.001

情報のフローは、大きくわけて3つの段階があり、それぞれを仮に「in」「?」「out」と呼んでおきましょう。

「MemoFlowy」などのメモ送信ツールが担当するのは、この「in」の部分です。そして、この「in」段階を探求したことがある人ならば皆ご存じでしょうが、この段階では「即応性」と「操作簡易性」が最も重要になってきます。簡単に言えば、「すぐに書き留められること」「操作が簡単なこと」です。

APIが開放されていないWorkFlowyでは、どうしてもこの「in」を担当するのが難しい状況でした。思いついたことをすぐさま書き留めることができなかったのです。そこで登場したのが「MemoFlowy」であり、APIを使わないで似たことを実現してくれました。少しだけ手間がかかるものの、その手間によってメモツールに第三のカテゴリを生み出した貢献もあります。

が、今回のアップデートで、「in」部分に関する不満はほぼ消えたと言ってよいでしょう。Evernoteで言えば、FastEverを使うのと同じ感覚で、WorkFlowyが使えるのです。その上、もともとあった「書き留めてから、貼り付ける」というインスタントinbox的使い方もできます。

これはうっかりすると、Evernoteをメモ代わりに使っている人がWorkFlowyにずずいと移動してしまう可能すらある大きな変化と言えるでしょう。

さいごに

「in」はこれでよいとして、「?」は「out」はどうでしょうか。

このあたりも実はいろいろ進んでいて、「?」の姿勢的なものは、『アウトライン・プロセッシング入門』が先鞭をつけてくれていますし、ツール的なものも置換などが(ユーザー有志による)スクリプトで実現できるようになっています。同様に「out」もWorkFlowy標準以外のエクスポート方法の探求も盛り上がっています。

これらがAPIと関係ない部分で湧き上がっているというのが、ある意味でWebツールの面白いところでもあります。

とりあえず、このバージョンアップによって、「WorkFlowyの使い方」を解説する本を書く準備がいよいよ整ったと言えるでしょう。

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WorkFlowyでメルマガを読む!

まさにデジタル読書。

workflowyでメルマガを読む | らくたのぶろぐ

Workflowyではタスク管理をしたり、ブログを書いたり、日記を書いたりしています。最近では、メルマガを読むのにもWorkflowyを使っています。Workflowyでメルマガを読む方法とメリットを紹介します。

このようにアウトライナーに文章を入れて「読む」とどのような変化が訪れるでしょうか。

読むと書くの近接

まず、上記記事でも触れられているように「読むと同時に書く」ことができます。

思いついたこと、感想、ツッコミなど自由自在に記入できます。でも、それだけなら紙の本の空白に書き込んでいるのとあまり変わりありません。せいぜい、書き込む量に(物理的紙面の)限界がないことくらいでしょうか。

でも、よくよく考えてみると、それは大きな変化です。

紙の本の余白に書きつける場合、主従関係で言えば本の内容が主で、自分の書き込みは従となってしまいます。しかし、アウトライナーでは、それらは等価です。というか、むしろ自分の書き込みの方が主になることすらあります。


アウトライナーに入った時点で、それぞれの文章は「一つの素材」となります。

本文に誤字があるなら、自分で書き直しても構いませんし、もっとうまい表現が見つかったらリライトしてもよいでしょう。なんなら構成をいじっても構いません。

先ほど書いたように、膨大な感想を書くこともできますし、その場合本文は簡単に「引用」に変身します。

つまり、これはなんでしょうか。

「読むこと」と「書くこと」は、つながっています。ただし、そのつながりは細く長い線でのつながりです。両者をくっつけるためには、じっくり糸を辿っていくしかありません。

一冊の本を読む。それで5枚くらいの情報カードを作る。また別の本を読む。そこでもまた5枚くらいの情報カードを作る。そうした情報カードを幾枚も積み重ねて一冊の本の素材とし、文章を書き起こす。

実際に「情報カード」を使うかどうかは別として、概念的にはこういう流れがあります。

文章を読むことで考えて、文章を書くことでも考える。それを繰り返しながら、大きな繭を作り上げていくのです。

そこで重要なのは「主」の感覚です。

本(というか文章)を読むとき、私たちは受け手でありそれは従の感覚です。「うんうん」と頷く場合でも「いや、それは間違っているよ」という場合でも、主軸はその本(というか文章)にあるのです。言い換えれば、私たちは反応しているに過ぎません。

そこから「じゃあ、自分なら何を言うかな」という視点に立つことが主の感覚です。その感覚においては、さきほど読んだ本(というか文章)は、「一つの素材」になりえます。


ということを考えると、アウトライナーで文章を読むことは、「主」の感覚を持ちやすくなるようなメリットがありそうです。

もちろん、それでも「読むこと」と「書くこと」の間には距離はあるわけですが、それを3歩ぐらいは縮めてくれるかもしれません。

いかがでしょうか。

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行動ログ = Mapping

のきばトーク第六回を収録しました。

今回は、いつもの二人に加えてシゴタノ!の大橋さんがご参加。全員シゴタノ!投稿者なのでアイコンに統一感がありますね。

さて、その大橋さんが、放送の中で以下のようなイラストをご紹介くださりました。

screenshot

よくよく考えてみると、左手で楯を持ち、右手でたいまつを持っていたら、一体剣はどっちの手に装備するのだろうか、ということが気になってくるわけですが、そういう話は置いておくとして、暗いダンジョンを探り探り歩いて行くことは、まさに私たちの日常的感覚と言えるでしょう。というか、私たちの時間の認知なんて、所詮はこのようなものでしかないのです。

そこで役立つのが地図ですね。

で、現代の豊かな情報環境のように書店やウェブに行けば全体の地図がやすやすと手に入るのならばよいのですが、残念ながら自分の行動の地図というのは誰も持っていません(持っていたとしたらSF的ホラーです)。だからそう、昔のようにマッピングしなければならないのです。

知ってましたか? 昔のゲーマーは、自分でダンジョンの地図を書いていたんですよ。方眼用紙とか大活躍ですよ。

で、自分の行動ログを残すというのも、ようはそういう地図の作成行為(Mapping)と同じなのです。

地図がなくてもたまたま運良くダンジョンを抜けられるかもしれません。でも、それだけです。再現性はありませんし、最短ルートを通っているかもわかりませんし、伝説の剣が隠された宝箱を見逃しているかもしれません。

ここで分岐が訪れます。「いや、それでもいいんだよ」という分岐と、「たしかに。それはなんとかしたい」という分岐です。どちらを選んでも結構でしょう。しかし、推奨レベルが15のダンジョンに、レベル14や15で挑戦する場合には、やっぱり地道にマッピングを行うのが賢明だと思います。少なくとも、そのダンジョンを攻略するつもりがあるのならば、ということですが。


地図を作ることで、待ち構えているモンスターに遭遇するよりも手前で、効果的な手を打つことができます。状況に対応できるようになるのです。これは何かと言えば、「コントロール感」の確立です。

放送中でも何度かキーワードとして登場していましたし、実はGTDのコアはここにあるのではないかと私は常々思っているのですが、「コントロール感」はたいへん重要なものです。

実際に状況を完璧に制御下に置く必要はありません。ある状況に対して、自分が何か関与できるという感覚を持つことが大切なのです。それがもしまったくなくなってしまったら、「無気力」が学習されてしまうことでしょう。
※『オプティミストはなぜ成功するか』参照。

で、行動の地図を作ることの重要性は、単に先回りして手を打てるようになるだけではなく、そもそもそのダンジョンの形を自分で変更できる点にあります。そうですよね。RPGのダンジョンは、ゲームクリエーター(あるいはゲームマスター)が作ったものです。しかし、一日の行動は環境から与えられるものもあれば、自分で変更可能なものもあります。

でも、どこがどう変えられるのかは、地図を作ってみないことにはわかりません。この点が、大きいのです。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』でキュゥべえはこう言っています。

存在すら確認できないものは、手の出しようがないからね。観測さえできれば干渉できる。干渉できるなら、制御もできる。

逆に言えば、制御するためには干渉する必要があるし、干渉するためには観測する必要がある、ということです。観測することは、制御への第一歩なのです。でもって、行動ログというのはまさしく観測なのです。それが行動制御(というとちょっとおおげさに聞こえますが)のスタートなのです。


とは言え、「行動ログ」というような言い方はやっぱり物々しい雰囲気がしますね。

そこで(特定のクラスタに)より親しみのある地図作り(あるいはMapping)という表現を採用してみてはどうでしょうか。

すると、認知資源=MPみたいなメタファーも絡み合って、なにか一つの世界観ができあがるかもしれません。

いかがでしょう。

▼こんな一冊も:

オプティミストはなぜ成功するか
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(完全生産限定版) [Blu-ray]
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Evernote アンバサダー→Evernote コミュニティリーダー

Evernote コミュニティリーダーをご紹介します – Evernote日本語版ブログ

この度、Evernote アンバサダーは「Evernote コミュニティリーダー」と名称を変更しました。コミュニティリーダーのみなさまには、引き続き Evernote の魅力を発信していただきます。

というわけで、これまでは「Evernote アンバサダー」という名称でしたが、それが「Evernote コミュニティリーダー」に変更となりました。何が変わるかというと、まあ、別に何も変わりません。メンバーについては以下のリンクをどうぞ。

Evernote コミュニティリーダー | Evernote

で、今回はお二方メンバーが増えておりまして、一人は藤森さんで、もう一人が中島さんです。そうです。あの中島さんです。「このまま一生β版」の中の人ですね。

最近では、 Facebook グループ「Evernote Café」なんかも運営されています。まさにコミュニティリーダー。

で、これからのウェブ的なものは、ジェフ・ジャービスが『デジタル・ジャーナリズムは稼げるか』で指摘しているように、やっぱりコミュニティ指向になっていくのだと思います。というか、そうしないと成り立たないというか。で、じゃあ、コミュニティって一体何だろう、という疑問が立ち上がるわけですが、それを考えるには紙面が足りませんので、また別の機会としておきましょう。

というわけで、少し落ち着いたら「Evernoteを知的生産で使い倒すコミュニティ」でも作ろうかなと考えている昨今です。

では、では。

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか―メディアの未来戦略
東洋経済新報社 (2016-05-27)
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見出しの押し下げと引っ張り

観察事例1

たとえばWorkFlowyで文章を書いていたとしよう。まずは、思いつくままに文を重ねていく。

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そうして書いていると、「見出し」が立つことになる。新しくつけることもあるだろうし、元々ある一行が見出しとして機能する場合もあるだろう。どちらにせよ、一塊の文章を代表する一行が生まれるのだ。

その場合、WorkFlowyでは、一塊の文章の方を「押し下げる」ことになる。

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続きの文章を書き、そこでも見出しを立てる。

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すると、それぞれをまとめる「第一章」というコンセプトが立ち上がってくる。

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どうするか。一塊の文章の方を「押し下げる」のだ。

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観察事例2

Ulyssesで考えてみよう。マークダウンを使う。

まったく同じようにつらつらと文を重ねていく。そして、見出し候補が生まれる。

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その際、マークダウンでは本文ではなく見出しを「引っ張る」。操作するのは見出しの方であって、本文ではない。

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さらに文章を続け、同じように「第一章」というコンセプトが立ち上がる。

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この場合でも、やはり見出しを「引っ張る」。

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ただし、最初に引っ張った見出しは、「第一章」の登場で引っ張りすぎになるので少し戻すことになる(#→##)。

考察と疑問

だから何?

と問われても私はうまく答えることができない。そもそも全然別種のものを並べているのだから、違うのは当然である。

ただ、WorkFlowyに代表される(かどうかは知らないけど)アウトライナーの場合、上記のような書き方をしていると、どんどん本文が「下」に移動していく。下位の階層に移っていくのだ。

だから複数の階層を作ると、深さがバラバラになることがある。本文が階層深度2にあったり、3にあったりしてしまうのだ。その代わり、最上位のラインは常にキープされる。それはまっすぐなのだ。

逆にマークダウン式で見出しを作っていると、本文のラインが常にキープされ、見出しが上がったり、下がったりする。だからこそ、どこかの見出しを書いたり、つけ加えたりすると、階層構造が崩れたりおかしくなったりする。#を##に書き換えたのは、それを調整するための是正措置である。

個人的な感触として、Ulyssesのマークダウン式の方が安定感がある。執筆しているときに、階層サーフィングで酔うことがない。

でもこれは、アウトライナーよりもマークダウンの方が優れているという話ではなく、むしろアウトライナーで本文の階層をいかにコントロールするのかについての指針になるのではないか、という気がしている。

どうだろうか。

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6/13 〜 6/18 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. やりたいことをやるために僕たちができること (その1)
  2. タグで本をつなぐ
  3. 【書評】デジタル・ジャーナリズムは稼げるか(ジェフ・ジャービス)
  4. 読んでなくてもいいじゃん
  5. Honkureの作り方
  6. やりたいことをやるために僕たちができること (その2)

徹人と青年」シリーズが盛り上がってきましたね(個人比)。ある程度まとまったら、『考える勇気』とタイトルを付けて本にしてみましょうか(怒られる)。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

6月13日

この二つの思考が大切です。

6月14日

トップダウン構造やボトムアップ構造そのものに問題があるわけではないと思います。

6月15日

不思議と、権威へのアンチとして別の権威を持ち出すんですよね。そして、革命は繰り返される、と。

6月16日

なぜなら、支配されているときドグマはドグマとして知覚されないからですね。

6月17日

だから、いろいろうまくこなせます。

6月18日

だから、儘は常に満たされません。在り方として必然なのです。

今週のその他エントリー

Honkure

WRM 2016/06/13 第296号
『アクセル・ワールド 20』(川原礫)
『夜を乗り越える』(又吉直樹)
『実験的経験』(森 博嗣)
『「空気」の研究』(山本七平)
『「常識」の研究』(山本七平)
Lifehacking Newsletter 2016 #24より 〜ブログにとってデザインとは何か〜
『チョコレートの天使』(赤井五郎)

今週触った本

TAP (河出文庫)
グレッグ イーガン
河出書房新社 ( 2016-06-07 )
ISBN: 9784309464299
人類進化の謎を解き明かす
ロビン・ダンバー
インターシフト ( 2016-06-20 )
ISBN: 9784772695510
MONKEY Vol.9 短篇小説のつくり方
柴田元幸, 村上春樹
スイッチパブリッシング ( 2016-06-15 )
ISBN: 9784884184070
ウソはバレる―――「定説」が通用しない時代の新しいマーケティング
イタマール・サイモンソン, エマニュエル・ローゼン
ダイヤモンド社 ( 2016-06-17 )
ISBN: 9784478026786
思考のエンジン
奥出直人
株式会社 青土社 ( 2012-10-10 )
ISBN: 9784791726714

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○BizArts 3rd 「意志の力以外の力」
○物書きエッセイ(拡大版) 「大きな思想を育てる方法」

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

Weeky R-style Magazine
Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(まぐまぐ)

ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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やりたいことをやるために僕たちができること (その2)

前回:やりたいことをやるために僕たちができること (その1)


青年 さあさあ聞かせてください。優先順位を付けることについて。

徹人 優先順位を付けることは、とても簡単で、ひどく複雑だ。

青年 駄目ですよ。そんな禅問答で逃げようたって。

徹人 そういうわけじゃない。そうだな、たとえば100個ほどのタスクがのった「やるべきことリスト」について考えてみようじゃないか。

青年 よくあるやつですね。僕も何度か作りましたよ。

徹人 良い心がけだ。では、そこに優先順位を付けてみようじゃないか。プレーンな方式で、A、B、Cの三段階がいいかな。Aは最優先事項、Bはやや優先事項、Cはどっちでもいい。どうだい。難しくはないだろう。

青年 一つに2〜3秒かかるとして、5分もあれば付け終わるでしょうね。

徹人 だろうね。で、そうしてつけた優先順位は何の意味も持たない。

青年 どういうことですか。優先順位を付けたんだから、あとはそれに従って作業を進めればいいだけでしょ。

徹人 原理的にはそうだろう。でも、実際的にはどうだろうか。そんなにうまくいくかね。いや、いったかね、と聞いた方がいいかな。

青年 あなたは意地が悪いですね。たしかに、そういうやり方を試したことはありますよ。そして、うまくいかなかった。でも、どうしてですか。僕の優先順位の付け方が間違っていたということですか。

徹人 そういうわけじゃないさ。A〜Cの優先順位づけはそんなに難しいことじゃない。間違う可能性は低いだろう。問題は別のところにある。

青年 というと?

徹人 第一に、Aをつけたタスクだって数が相当にあるということだ。そうだろう。世の中には「やるべきこと」が溢れかえっている。優先順位を付ければ、それが「やるべきこと」であることは確認できる。でも、それだけだ。つまり、何をやるべきなのかがわかっていないときにはその方法は有効だが、やるべきことがありすぎる状況では単に優先順位を付けただけではお手上げなんだ。

青年 なるほど。他にも理由が?

徹人 第二に、状況は動いているということだ。タスクリストに付けた優先順位はある意味で静止している。しかし、周りの状況は動いているのだ。つまり、優先順位はいつでも変わりうる。Cだったものが、突然の誰かの思いつきでAになったりする。これは非常な混乱を伴うに違いない。だから、機能しないわけだ。

青年 だったら、何かを優先するためにはどうすればいいんですか。

徹人 簡単だよ。何かをすればいい。

青年 だからどうやって。

徹人 それは私の管轄外だよ。話は極めて単純なのさ。君がリストを眺めて、その中の一つに取りかかろうとしたとする。何かを選択したわけだ。それはつまり、その他すべてのタスクを捨てたということでもある。優先順位的に言えば、100のタスクのうち、たった1つにAを付けて、そのた99個にCを付けたということだ。わかるかね。

青年 理屈はわかります。でも、それが一体何の役に立つというのですか。

徹人 何の役に立つか? これがスタートラインなのさ。優先順位付けを、まるでタスクの鑑賞会のように捉えてはいけないさ。「う〜ん、このタスクは重要だ。Aだね。おっ、これもAだし、それもAだね」とやっているうちは、何も優先していない。何かを優先するということは、他の何かを優先しないということだ。

青年 それはわかります。でも、そうはいっても優先すべきことは実際にあるわけですよね。

徹人 そりゃそうだろうね。しかし、人間にできることは限られている。タスクリストを使ってもそれはかわらない。リストにできることは、単に順番を整えることだけなんだ。たしかに世の中には、現実的に優先すべき事柄がある。山ほどね。でも、結局我々はあるタイミングにはそのうちのどれかを選ばなきゃいけない。不義理、不都合、不合理があろうとも、何かを選んで、何かを捨てなければいけない。それが何かを優先する、ということだ。

青年 つまり、優先順位は「優先した方が良い順位」であって、自分の行動選択としては機能しないということですか。

徹人 概ねそう言っていいだろうね。

青年 だったら、やりたいことをやるためにできることは何があるんでしょうか。

徹人 さっきも言ったように極めてシンプルな話だよ。「やる」。それだけだ。そして、それ以外のことを「やらない」。簡単だろう。

青年 そうは言っても……

徹人 もちろん、その実行は困難だろうね。なにせ人間がもっとも不得意とするところの「捨てる」をやらなければいけないんだから。その点、「優先順位を付ける」みたいな言葉で遊んでいれば、何かを得るためには何かを捨てなきゃならない事実と向き合わなくても済む。でも、人生は有限なんだ。それだけは忘れてはいけない。

青年 ……それはループ的な構造をしていますね。

徹人 さすがだね。その通りだ。「優先順位を付けるという言葉で遊ぶ」というのも、ようは選択の結果なんだ。その可能性を引き受けて、そうでない可能性を捨てている。結局は誰もが選んでいるのだ。意識的か、無意識的かはともかくとして。だから、極限的に言えば、我々は誰もがやりたいことをやっている。アリストテレスが言っていたようにね。

青年 だとしたら、ライフハックに出番はないのでしょうか。

徹人 そんなことはないだろう。むしろ、だからこそライフハックの出番があると言えるかもしれない。

(つづく、かも)


徹人と青年シリーズ
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Honkureの作り方

需要があるのかどうかはわかりませんが、Honkureってどうやって作られているのかな、という背景の部分を紹介しておきます。

まず言っておきますが、非常に簡単です。

基本はWordpress。

そこにテーマを設定。「Stacker Lite」です。

screenshot

このテーマは記事をタイル上に配置してくれます。基本はこれだけ。背景画像をそれらしいものにしたら、もう十分Honkureっぽくなります。

あと機能については、プラグインですが、

  • Jetpack by WordPress.com
  • Favicon Rotator
  • Infinite Scroll

の3つを使っています。。

「Jetpack」は、記事末にあるソーシャルボタンを担当し、「Favicon Rotator」はサイトのファビコンを、「Infinite Scroll」はページ下部までスクロールすると自動的に次のページを読み込む機能を実装してくれます。

screenshot

デザインの見た目についてはちょこちょこ手を入れていますが、基本的にはこれだけです。どうでしょう。簡単ではないでしょうか。

というわけで皆さんもLet’s Honkure! 

というわけにはいかないでしょうが、まあ、作る気になったら参考にでもしてください。

では、では。

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