R-styleの記事を厳選した電子書籍が発売になりました

32/3780、です。

真ん中の歩き方: R-style selection
真ん中の歩き方: R-style selection 倉下忠憲

R-style 2014-08-28
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何が? というと、濃縮率ですね。

当ブログは10年以上も続けており、現時点で3780を超える記事があります。そこから32の記事をセレクトして、本書に詰め込みました。なんと1/100以上。大吟醸もびっくりの精米歩合です。

セレクトにあたっては、(当ブログの)読者さんからいただいた「印象に残った記事」のご意見を大いに参考にさせていただきました。あと、私のお気に入りの記事も入っております。

手前味噌感全開にさせていただくと、面白い記事ばかりです。

テーマは?

このR-styleというブログは、いろいろなテーマについて書き散らかしているブログなんですが、支離滅裂というわけでもありません。通奏低音みたいなテーマが、姿を変えてひょこひょこ顔を出します。ある種の物事を、いろいろな角度からスケッチしている。そんな感じです。

今回はそれらをブログから引っこ抜き、本の形に並べてみました。

「何についての本なんですか?」と正面切って尋ねられるといささか答えに窮することになります。「考え方」「生き方」についての本、という点は間違いありませんが、それで言い切れた感があるかというと答えはNoです。まあ、こんな数行で言い切れるぐらいなら、わざわざ本を作ったりはしません。

とりあえず、違った時期に違った形で書かれた記事でも、「一冊」の中に並べてみることで、それぞれが内包するテーマ性みたいなものがもう少しくっきり浮かび上がるのではないかと感じています。

本?

ちなみに、こんなタイプの本は今まで存在しなかったでしょう。

常体・敬体が統一されていませんし、そもそも文章のフォーマットがバラバラです(※)。そういう意味では、「雑文集」ですらありません。これまでの「本」っぽいものを期待されて読むと、「んん?」という感触を抱かれることもあるかもしれません。
※すべて意図的に行っています。

しかし、このブログを購読されている方ならば、「R-style selection」ならこういう形にならざるを得ない、ということは理解していただけるかと思います。なんといっても、そういうブログなのです。

もう一度光をあてる

ブログ記事を一冊の本にまとめることの意義は、テーマ性を明確にすることだけではありません。

なにせ長年続けているブログです。本書に収められたブログ記事で一番古いものは2010年に書いたもの。4年前です。

で、ここ最近R-styleを購読し始めた人は、まずそんな記事にたどり着かないでしょう。意欲的に最初から一記事ずつ読めば話は別ですが、365日×4年分の記事を通り抜けなければなりません。気が遠くなりそうです。なんといっても、一記事2000字ぐらいあるわけですから。

一応各記事の下には「関連する記事」が表示されているわけですが、それにしても記事の数が多すぎます。それに、私の書く記事は「検索でヒットして読まれる」タイプの文章ではありません。はてなブックマークが付くような記事でもありません。

結果的に、昔書いた記事はどんどん発見されにくくなり、読まれなくなってしまいます。

それがブログなるものの宿命だと言ってしまえばそれまでですが、個人的には惜しい気持ちがあります。だって、一記事一記事必死に書いているのですから。それに__自分で言うのも何ですが__、時間が経っても読むに耐えうる記事を書いているつもりです。

埋没したらそれでおしまい、というのであれば、ブログ的傾向は「検索されるような記事でないと意味がない」みたいな風潮が生まれてしまうでしょう。それはちょっと悲しいことです。もちろん、検索される記事には価値があります。でも、それ以外の文章に価値がないわけではないでしょう。

そうした文章に光を当てるための、一つの手段なのかな、と感じています。

総じて言うと、「昔に書いた記事も面白いから、読んでね」ということです。

さいごに

今回の本は当初「厳選集」にしようかと想定していました。つまり、テーマ性は抜きにして面白い記事を集める、という趣向です。

が、記事を集めてみると100近くにもなってしまい、さらに混乱の度合い(なんだかよくわからない感)が頂点に達しました。さすがに収拾がつきそうもありません。

というわけで、今回は「考え方」「生き方」にできるだけ沿うもの(完全に沿うわけではない)をセレクションした形に落ち着きました。これで良かったと個人的には感じています。

すると、今回はセレクトされなかった記事が60以上あるわけです。主に「タスク管理に関する文章」「知的生産にまつわる文章」「書評関連の文章」が残りました。これらも当ブログで、長い間顔を見せているコンテンツです。

ということは、似たようなコンセプトの本が二、三冊は期待されるということですね。

来月の「月刊くらした」計画もぜひお楽しみに。

▼こんな一冊も:

ブログにアップした、ショートショートを集めた一冊です。

Category Allegory
Category Allegory 倉下忠憲

R-style 2014-06-24
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タイトル案をひねり出す! Evernoteツインテーブル発想法

新刊のタイトルを考えた際に使った方法です。

用意する物:

  • Evernoteの新規ノート ×2
  • まとまった時間    (できれば30分以上)
  • やる気溢れる脳    (早めの時間帯がオススメ)

ステップ1:下準備

Evernoteのノートに表(テーブル)を追加しましょう。10×10ぐらいが目安です。

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それを二つ作ります。

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この表を前にして、タイトルを考えたい対象について思いを巡らせます。書籍のタイトルであれば、「その本は何なのか?」「何が含まれているのか?」「どんな目的があるのか?」といったことを考えるわけです。そして、思いついたフレーズや単語を表に書き留めていきます。これは後ほど使うアイデアの素になりますので、とにもかくにも数を重視してください。

上の表には、内容に関連があるもの、下の表には、内容にマイナスの関連があるものを入れていきます。上に「熱い」を入れるとすれば、下には「冷たい」が入る、といったことです。つまり、「この内容は○○だな」と思ったら上、「この内容は□□ではないな」と思ったら下、ということです。

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一つのセルに入れるのは、できるだけ単語にしてください。その方が、後々使い勝手が上がるはずです。どうしても文章を入れたくなったら、文節ごとに区切っていれましょう。

ステップ2:100本ノック

下準備が終わったら、いよいよアイデア出しの本番です。

先ほどの二つの表を見ながら、タイトル案を考えていきます。そして、思いついたものをもう一つのノートに書き出していきましょう。

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なにせ、ふんだんに素材があるので考えるのは難しくないはずです。とりあえず、100個考えてください。

この「100」はあくまで便宜的な数字です。目一杯考えを振り絞ってタイトル案をひねり出し、必死にひねり出し、もう何も出ないな、と思ったところから、さらに+10ぐらい考える、という意味です。

内容に関連がある言葉をつなげてもよいですし、マイナスの方を活用することもできます。たとえば、下の表に「銀の弾丸」というフレーズがあるならば、『銀の弾丸にはサヨナラ!一日一回基礎訓練』みたいな使い方をするわけですね。マイナスにマイナスをかけると、プラスになるというアレです。

ステップ2(補強)

だいたい10個や20個ぐらいなら5分ほどで作れるでしょう。でも、その辺で出てくる案はありきたり感があると思います。

いや、もう少し説明しておいた方がよいかもしれません。

このタイトル案をひねり出す作業を行う際は、ありきたりなアイデアでも1個と数えます。無茶な案でも突飛な案でも1個と数えます。ものすごく良いアイデアを100個考える、というのではないのです。とにもかくにも、タイトルっぽいものを100個ひねり出す、というのがこの作業です。

そうやってありきたりなものを出し切ってしまうと、使えるものがどんどん限られてきます。そこから先、何かアイデアを出そうとすれば、これまで無かったシナプスの繋がりが必要になります。脳をその状態まで追い込む、というのが一つのポイントです。

たしか、トマトか何かの栽培で、水を必要最低限ギリギリにしておくことで、美味しいトマトを作る、みたいな栽培法があったかと思いますが、それに近いと考えてください。

ステップ3、の前に

いや、こんな作業別にEvernote使わなくていいじゃん。ワードで余裕だろう。

という意見もあろうかと思います。基本的にはまったくその通りです。

でも、Evernoteならではのメリットもあります。そう、「関連するノート」です。

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二つの表にキーワードを入れていくと、いくつか関連するノートが表示されるでしょう。それがたまに別のアイデアにつながったり、あるいは良い意味でのノイズになってくれたりします。

もちろん、今日Evernoteを使い始めたばかりの人にこの効果はありません。ある程度、Webスクラップやアイデアメモを蓄積している人だけが得られる効果です。

ともあれ、100個の案を考えているときに、関連するノートは栄養ドリンク的な効果をもたらしてくれるかと思います。

ステップ3

おおよそ100ほどのアイデアを出し切ったら、何かしらハッとするものが見つかるでしょう。それを選べばOKです。

見つからなければ、日を改めて、もう一度「そのコンテンツ」について思いを巡らせてみるところからやり直すのが良いかと思います。

さいごに

申し訳ないぐらいに、お手軽さとは無縁な方法ですが、無茶な方法ではないと思います。

そういえば、編集者さんってどうやってタイトル決めているんですかね。ちょっと興味があります。

▼こんな一冊も:

EVERNOTE「超」知的生産術
EVERNOTE「超」知的生産術 倉下忠憲

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Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) 倉下 忠憲

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Twitterアナリティクスを覗いてみる

広告主か認証ユーザーだけに公開されていたTwitterのアナリティクスが一般ユーザーにも解放されたようです。

私のツイートを読んだ人数は? Twitterがアナリティクス・ダッシュボードを公開(日本語も)(TechCrunch Japan)

Twitterのウェブページの右上の歯車アイコン→アナリティクス、で飛べます。

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ちょっと覗いてみましょう。

ダッシュボードチェック

アナリティクスページでは、ツイートごとの影響度や、フォロアーの分析が閲覧できる模様。

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フォロワーの95%が男性というのは、まあ、なんというか知りたくなかった事実かもしれませんが、仕方ありません。

で、この辺はわりとどうでもいいんで、ツイートの方をチェックしてみましょう。

ツイートごと

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私のツイートで比較的数字の大きいものを取り上げてみました。

3つ数字があって、左から「インプレッション」「エンゲージメント」「エンゲージメント率」になっています。

インプレッションは、「ユーザーがTwitterでツイートを見た回数」。Twitter以外で見た場合は、考慮されない、ということでしょうか。

エンゲージメントは、「ユーザーがツイートに反応した合計回数。ツイートのクリック(ハッシュタグ、リンク、プロフィール画像、ユーザー名、ツイートの詳細表示のクリックを含む)、リツイート、返信、フォロー、お気に入り登録を含む」。恐ろしく大ざっぱな括りですね。

エンゲージメント率は、上の二つの割り算です。割合ですね。

上のツイートだと、1857ユーザーが閲覧して、そのうちの1.8%である34ユーザーがなんらかのアクションを取った、ということになります。

では、他のツイートもちらほら見てみましょう。

ツイートいくつか

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「コンビニBLOG」の更新ツイート。インプレッションは少ないものの、エンゲージメント率は高くなっています。気になる感じのタイトルだからでしょうか。

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「マガジン航」というサイトからのツイートですが、ほとんど同じ形式にもかかわらず、エンゲージメント率に違いがあります。比較対照実験ではないので、正確なことは言えませんが、私自身の一言コメントが付いているかどうか、という違いが影響をもたらしているのかもしれません。

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これまでのツイートに比べると、インプレッションがすごく低いです。若干の悲しみ。でも、たいていのツイートはこんなものです。

screenshot

毎日自動投稿しているメルマガ宣伝ツイート。たいていの日はエンゲージメント0ですが、たまに反応もあります。無駄ではない、ということでしょう。

screenshot

同じくメルマガに関するツイートですが、こちらは自動投稿ではなく、ハンドメイドツイートです。比較的反応をもらえた上のツイートと似たような数字になっていますね。こういうタイプの方が、まったくの自動投稿よりも反応をもらいやすいのでしょう。

さいごに

というようなことが、アナリティクスを見ていると想像できます。

もちろんこれは、ある種の傾向ということであって、完璧な因果関係を説明するものではありません。あくまで、「こんな感じかな〜」というのをざっくり理解するだけのものです。まあ、A/Bテストでもやれば話は変わってきますが、そこまでやる必要もないでしょう。

あと、普通にツイッター楽しんでいる人には全然関係ない話ではあります。頑張って分析して、読まれるツイートを目指そう!という話ではなくて、こういう分析が好きな人はどうぞ、というところで一つ。

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モバイル知的生産工房としての「ひらくPCバック」

その1:ひらくPCバックの中身公開
その2:ひらくPCバック、運用の3コンセプト

具体的な話は、上の二つでおおよそ終了です。

今回はもう少し突っ込んだお話を。

すぐそばにある道具箱

おそらく写真を見ていただくのが一番でしょう。

20140827094253

マクドナルドでの一風景です。

私は、家で作業することも多いのですが、カフェで作業することも少なくありません。で、こうやって「ひらくPCバック」を隣にちょこんと置いておくと、作業空間が簡単に構築できます。

実は、似たようなことはネオクリッツでもありました。立つペンケース。カフェに入ってMacBook Airを広げ、ネオクリッツをカバンから取り出して、テーブルにセッティングする。それだけで、擬似的な作業空間ができあがっていました。

ひらくPCバックは、その拡張版です。

ペンだけではなく、ノートや付箋のセット、情報カードが入っているので、中規模程度の知的生産なら問題なくこなせます。そういうセットが、すぐに取り出せる状態で自分のすぐ横に配置されているのです。

これってもう、「モバイル知的生産工房」って呼んでいいんじゃないかな、なんて思います。

もちろん、家に帰ってもいちいち中身を出すことなく、作業デスクの横にカバンを立てておくだけです。このシンプルな運用は、なかなか快適です。

道具の厳選

時系列を戻します。

20140810175804

もともと、ネオクリッツは作業デスクの上に置き場所がありました。家ではここに置いておき、出かける際はカバンに入れて持ち運んだわけです。で、それをひらくPCバックに入れることになりました。

作業デスクの上には、その他の「知的生産グッズ」もたくさん設置されています。

で、直線的な思考では、「これらを全部入れてやろう」となるわけですが、そんなことをしてしまうと、「すぐに取り出せる」環境ではなくなってしまいます。それは、たぶん本末転倒というものでしょう。

そうすると、カバンに入れるものを厳選しなくてはいけません。

それはつまり、「日常的な知的生産活動でよく使うものは何か?」を自身に問うことです。

文房具好きにありがちなことですが、いろいろなものを買い込んで、机の上やら引き出しがすぐに一杯になることがよくあります。もちろん、それで精神的満足感は得られるわけですが、使い勝手という点ではイマイチです。

でも、広い机の上だと、少々不便があっても、あんまり気になりません。

今回、ひらくPCバックに「知的生産道具」を移行するにあたって、ベーシックに必要なものは何かをじっくりと考えました。これは、なかなか悪くない工程だったと思います。本当に必要なものって、そんなに多くはありません。

さいごに

おそらく、バックの中身はまだまだ変化の余地があります。

特に小物を入れるケース(あるいはバックインバック)は、ジャストフィットするものが見つけられていません。できるだけ、高さを活かしながら、すぐに取り出せるケースを使いたいところ。もう一つネオクリッツを買ってもいいかな、という気すらしています。

加えてノートや情報カードの収納も、一ひねりできそうな予感があります。これもケースがポイントになるでしょう。

が、大きなコンセプトとしては、これまで書いてきたようなことがベースになりそうです。

ちなみに、ひらくPCバックの前に使っていたカバンは、中身を空っぽにしておいて、「MBAだけ持ち歩きたい」ときに使っています。そういうときも、たまにありますので。

▼こんな一品も:

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ひらくPCバック、運用の3コンセプト

前回:ひらくPCバックの中身公開

ひらくPCバックの運用コンセプトを3つ、自分の中で決定しました。

  • すぐに取り出せるようにする
  • 空間に余裕を持たせる
  • 中身を出さない

すぐに取り出せるようにする

ようするにガサガサ探し回ることをしない、ということですね。必要なものをぱっと取り出せる状態を維持しておきたいわけです。

ネオクリッツは、まさに最適な文房具でした。カバンを開ければ、ペンがそこにあるわけです。

20140826102816

これと同じような状態を、他のアイテムでも実現したいと考えました。

空間に余裕を持たせる

ひらくPCバックに関して「収納力抜群」みたいな記事を見かけたんですが、普通のカバンだって本気を出して詰めれば、わりとものは入ります。「たくさんものが入る」ことはこのカバンの主要な軸ではない気がしました。

ただ、「ものがたくさん入っているわりには、すっと出せるよね」という軸はあるように思います。で、一つ目の運用コンセプトを決めたわけです。その状態を維持するためには、あらん限りのものを詰め込む、というのはちょっと違うでしょう。

あと、目一杯詰めすぎてしまうと、移動中に増えた荷物をカバンに入れられなくなります。

移動中に増える荷物?

そう、本ですね。私はリアル書店で本を買うので、いつなんどき本を買っても、カバンに入れておける程度のスペースは確保しておこうと考えました。

空きスペースで対応できない荷物については、カバンに入れてある買い物袋で対応です。

中身を出さない

ネオクリッツがすっきり収まったので、「もう、これ出さなくていいな」と思いました。

つまり、家に帰ってきたらカバンの中身をいそいそと作業机に移動させるのではなく、そのままの状態で置いておいて、必要になったらカバンから出して使う、という運用です。

ぱっと取り出せる状態が維持できているなら、何も問題ありません。

さいごに

という3つの運用コンセプトが現状です。

で、さらにこれらを包括的な視点でまとめてみます。次回。

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ひらくPCバックの中身公開

とりあえず、現時点の状態。

20140825115743

こんな感じです。あまり詰め込みすぎないようにしています。その辺の話は回を改めて。

今回は、中身のご紹介。

一番奥

20140825115824

「MacBook AIr 13」とA4のクリアファイルが入っています。ファイルの中には、新品のA4サイズの用紙も何枚か。

中ポケット

20140825115847

やや広い方の、中・左ポケットには、リングノートとB6情報カードセットが。中・右ポケットには、アイデアノートとして使っている、EDITノートが入っています。

アイデア・ノートに「デイリー・プランナー”エディット”」
「DAILY PLANNER EDiT」をアイデアノートに使う その2

左ポケット

諸処の事情で空です。

センター格納庫

仕切りを二つ入れて、三空間に分割。その上で、

左は、ネオクリッツ。

20140825115928

中は、小物・雑貨。

20140825120005

右は、5×3の情報カードケースと、時間が空いたときに読む本。ここは、かなり空間に余裕を持たせています。ほぼ日手帳カズンを入れることもあります。

20140825120025

右ポケット

20140825120039

小さくたためる(というか丸められる)買い物袋を入れています。

さいごに

ちなみに、開いたときに前に出る二つのポケットは、メッシュの方に常備薬や目薬を、ノーマルな方には貴重品を入れています。何を入れているのかはナイショ。

とりあえず、中身の公開でした。次回は、構築について書いてみます。

▼こんな一品も:

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8/18 〜 8/23 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. ネイティブ広告についての雑記
  2. 線の伸ばし方
  3. 「自分の仕事」をする
  4. Evernoteのノートをカード感覚で扱える「Memogram」
  5. 【書評】ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法(スティーブン・ジョンソン)
  6. ほぼ日手帳2015の気になるカバー

すさまじくタスクが山積みになってきたので、来週は簡易更新週間になるかもしれません。

そうそう、いくつかの記事で、最後に「BookTable」なる試みをしています。といっても、Amazonリンクを3x3で並べているだけなんですが。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

8月18日

当たり前の話なんですが、案外これが一番難しいかも。

8月19日

でないと、善を成しているつもりで、悪を成しているかもしれませんので。

8月20日

理論と現場の課題が組み合わせるとき、新しいアイデアが生まれてきます。

8月21日

この二つは、似ているようで違います。くれぐれもご注意を。

8月22日

だから、静的な言葉に落とし込むと、不完全なものになってしまいます。

8月23日

どれほど戦略の知識を持っていても、現在どのような状況であるかを間違えてしまえば、それでアウトです。

今週のその他エントリー

note

読書データによる執筆のフィードバック #burningthepage

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○ブログを10年続けて、僕が考えたこと vol.11「プロたるブロガー」
○BretNotebookShe #15
○僕らの生存戦略 vol.56 「進捗記録:06」
○知的生産エッセイ 「リズムとうねり2」
○今週の数冊

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

Weeky R-style Magazine
Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(まぐまぐ)

ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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ほぼ日手帳2015の気になるカバー

今年もほぼ日手帳の季節がやってまいりました。

ほぼ日手帳2015

発売は9月1日ですが、すでに全ラインナップが公開されています。今年は全部で76種類。詳しくは上のページを参照のこと。

今回は気になったカバーを紹介してみます。

「MOTHER2」

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なんというか、まあ、ずるいですよね。逆に言うと、ほぼ日手帳のカバーにもこういうものが投入されるタイミングなんだ、という思いもあります。ただし上のカバーはオリジナルサイズだけ。カズン使いの私にはあまり関係のない話ではあります。

スカイチェック

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こちらはカズン用。青色のチェックは涼しそうでよさげです。なんとなくR-styleっぽいカラーでもあります。

Base

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PORTERのカバンタイプのカバー。収納力は抜群です。オリジナルとカズンの両方あります。

最近使い始めたひらくPCバックのバックインバックとして、良いのではないかと思案中。ただ、若干ごつい気もします。

新作分冊

で、カバーではありませんが、2015から発売になるのが「avec」という分冊バージョン。

半年分が一冊になっているので、通常版よりも相当に薄いです。

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あの分厚い手帳を持ち歩くのはちょっと……という方には最適でしょう。でも、あの厚みこそがほぼ日手帳の魅力だと思っている偏屈な私としては、あまり心惹かれません。

さいごに

作業が積もりに積もっているので、時間をかけてカバー選びを楽しむ、といったことが全然できていません。最悪9月に入ってから選び始める、ということもありそうな感触です。

あるいはカバー無し運用、というのも面白いかもしれませんね。どうせ持ち歩くわけではないので。
▼BookTable:

シゴタノ!手帳術 クラウド時代のハイブリッド手帳術 BizArts: 仕事を前に進める23の技術
ほぼ日手帳公式ガイドブック2014 ことしのわたしは、たのしい。 ほぼ日手帳公式ガイドブック2015 LIFEのBOOK ほぼ日手帳 公式ガイドブック2013 ほぼ日手帳と、その世界。
手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント 手帳進化論―あなただけの「最強の一冊」の選び方・作り方 (PHPビジネス新書) 文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)
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【書評】ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法(スティーブン・ジョンソン)

未来を予測することは、たいへん難しい。

なにせ、まだ見ぬものを見なければならない。イノベーションは予測外の領域から訪れるし、バタフライ効果とブラックスワンは、人の想像力をやすやすと乗り越えてくる。

サイコロの目ですら、予測するのは難しい。

しかし、サイコロを振ったら、何か目が出ることは予測できる。

同じように、すでに起きたことから線を延ばしていけば、これから起きることもある程度は予測がつく。

本書が提示する「未来」は、おそらくそういうタイプの未来だ。

ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法
ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法 スティーブン ジョンソン Steven Johnson

インターシフト 2014-07-10
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※献本ありがとうございます。

概要

原題は『Future Perfect』(すごいタイトルだ)。原著は2012年に発売されたので、2年前の本となる。

本書のテーマは「ピア進歩主義」について。そして、「ピア・ネットワーク」がもたらすものについて書かれている。

本書を読んでいて驚いたのは、「当たり前」の話がたくさん出てきたことだ。つまり、ここ2年ほどで、私の中で当たり前になってしまった話、ということである。

とんでもなく奇抜な未来予測をして話題になった本が、数年もすれば滑稽無糖に堕することは珍しくない。しかし、本書が提示する話は、どんどん広がっているように思う。

しかし、その広がり方はジワジワとしたものであり、着実でゆるやかな進歩である。そして、そんなものにメディアは注目しない。スタートアップ企業が数億円の投資を集めた話は話題を集めるが、小さな企業の問題が改善したりとか、ひとりの人間の生き方がほんの少し変わった、といった話題は見向きもされない。

でも、本当に大切で、かつインパクトが大きいのは後者である。後者が積み重なった先には、雪崩が起きるような大きな変化が待っているだろう。

3つのポイント

3つポイントを挙げてみよう。

  • ロールモデルとしてのインターネット
  • 情報のボトルネックと縁(エッジ)の力
  • 情報の流れを変えること

ロールモデルとしてのインターネット

もっとも大切な点は、「ピア進歩主義」とは、インターネットがあればすべての問題がうまく解決できる、という思想ではない点だ。

彼らにとってインターネットは万能薬ではなく、ロールモデルだった。問題に対する解決策ではなく、その問題について考える一つの方法だった。

これは糸井重里さんが「インターネット的」と表現しているものと、かなり似通っている。

私たちは何かの問題を考えるとき、過去の問題に対するアプローチを利用する。人を組織する必要があればチームを作り、指示役としてのリーダーを決める。なぜか? そういうアプローチをどこかで体験したからだ。

しかし、人のオーガナイズには他の方法もある。速度や柔軟性が求められているならば、従来のタテ型構造を持った組織ではなく、ピア・ネットワークをモチーフにした集団構造の方が適している場合もあるだろう。「問題について考える一つの方法」とは、そういうことだ。

インターネットは、もちろん素晴らしテクノロジーなわけだが、インターネットというネットワーク構造をロールモデル、あるいは思考フレームワークとして利用することにはもっと広がりがある。

情報のボトルネックと縁(エッジ)の力

歴史を社会実験として捉えた場合、計画経済はうまくいかなかった。原因はいろいろあるだろうが、情報のボトルネックも一因であろう。

中央集権的な組織では、情報はボトムアップで中央に集められていく。大きな企業であれば、その情報量は頭がクラクラするぐらいのものになるだろう。それをCEO一人が全て把握・管理できるのだろうか。もちろん、無理だ。

だから、情報は選り分けられ、単純化され、枝葉を切り落とされてしまう。組織の設計も、それに適した形にデザインされる。

物事を単純化し、予測不可能なゆがみよりも全体的な一様性を重視し、ローカルな知識よりも全体を支配する計画立案者を優遇する。上から見下ろす場合、このいう世界が最も好都合なのだ。

上から全体像を見渡せば、問題がどこにあるのかを見つけることはできるかもしれない。森の中で燃えている場所を見つけるように。でも、その解決策を上部からの観察者が持ちうるとは限らない。なにせ、彼らの元に上がってくる情報は、完全なものではないのだ。

著者はハイエクの言葉を引いている。

「さまざまな状況についてわれわれが利用しなくてはならない知識というのは、集中したかたちや統合されたかたちで存在することは決してなく、ただすべての個々人が保有する不完全でしばしば矛盾した知識の分散した断片としてのみ存在する」

だからこそ、森にいる人に意見を聞かなければいけない。そこは現場でもあり、本書の表現を借りれば「ネットワークの縁(エッジ)」でもある。これはダンカン・ワッツの『偶然の科学』でも「現場の知識の重要性」として同じように語られている。

私は『月刊群雛』への寄稿記事で、「革命は周辺から始まる」という某政治家の言葉を引いたが、多少文脈は違えど近しい部分は多い。縁(エッジ)は、現場でもあり、そして境界線付近でもある。ある種の領域と隣り合う部分でもあるのだ。
※セルフパブリッシング作家は、出版業界以外で働いている人も多い。

そこは、実際的で、実験的で、速度があり、多様性と課題で満ち溢れている。何かが生まれるとすれば、そこなのだ。

情報の流れを変えること

ソーシャルメディアの普及以降、個人がメディアを扱う上での問題が指摘されることが増えた。Twitterは暇つぶしには良いが、仕事の集中力を妨げることになるのではないか。個人のプライバシーはどうなのか。発生するデマはどうすればよいのか……、といろいろある。

個人が自由に情報発信できるようになったことで、可能性が広がったものの、危険性も付きまとうことになった。それは、完璧なメディアなるものが存在しない以上、どうしようもないことではある。

それでも著者は次のように主張する。

ピア進歩主義者はインターネットがよい影響をもたらすと信じているが、その信念は「コミュニティ内の情報の流れと意思決定をコントロールする力を人にたくさん与えれば与えるほど、社会の健全性が向上する。その向上は漸進的で間欠的だが、確実に起こる」という民主主義的な原理にもとづいている。

情報と意思決定を限られた人に集約すれば、表面的な混乱は少なくなるだろう。『一九八四』の世界だ。でも、その世界をユートピアと呼ぶには、いささか気が引ける。なにせシステムの有り様に、人の形を合わせなければいけないのだ。

ここで重要なのは、情報の流れを変えればそれだけで良い、というわけではない点だ。意思決定をコントロールする力も必要である。そして、そこにはメディアリテラシー的な要素も含まれてくるように思う。『情報を捨てるセンス 選ぶ技術』で紹介されているようなスキルだ。

もちろんそのスキルに関する要素も、一つの情報となってネットワークの中を駆け巡るのだろう。

さいごに

少しずつではあるが、インターネット的なものは増えてきている。それは、インターネットの中で多く発見できるが、そうした情報がマスメディアではあまり流れないからであろう。

ピア・ネットワークは、素晴らしい構造かもしれないが、完璧な構造ではない。課題や問題はある。それでも、一つの選択肢であることには違いない。

既存の構造をピア・ネットワークに置き換えれば、これまでよりうまくいくものはたくさんあるだろう。既存の構造がそうなっていないのは、単に構造をデザインした人がロールモデルとしてピア・ネットワークを知らなかっただけ、なんてことも珍しくないように思う。

これから、少しずつではあるがいろいろなもの(たとえば組織)の構造は変わっていくだろう。ただし、日本において__タテ社会の名残が強い日本において、同じような速度で進んでいくのかは、一定の疑問はある。もしかしたら、既存の社会とは断絶する形で、その変化は起きるのかもしれない。

▼BookTable:

B00799SLAG ドラッカー名著集7 断絶の時代 月刊群雛 (GunSu) 2014年 07月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~
偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ) ピア: ネットワークの縁から未来をデザインする方法 タテ社会の人間関係 (講談社現代新書)
情報を捨てるセンス 選ぶ技術 一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫) 情報の文明学 (中公文庫)
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Evernoteのノートをカード感覚で扱える「Memogram」

以前のエントリーで、Evernoteと情報カードは似ているけど違う、といったことを書きました。

発想作業における、ノート単位の細かい操作ができない点が最大のネックです。

で、そのネックを補強するiPadアプリを紹介します。

Memogram
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化

概要

以下は公式サイトより。

MemogramはVisualThinking(視覚的思考)を行うためのEvernoteクライアントのiPadアプリケーションです。
ポストイットにアイディアを書き、机や壁にはりつけて見渡し、好きなように並べ替えてブレーストーミングを行うように、Memogramはアイディアをカードに書き込み一覧表示します。カードを自由に並べ替えたり、カテゴライズを行いながらアイディアをまとめることができます。

実際に使ってみると、こんな感じになります。

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アプリ起動後、ログインすると全てのノートブックとノートが表示されます。Memogram上では、シート(ノートブック)・カード(ノート)という名称になります。

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画像を含むノートでも、すべて同一のサイズで表示。規格化ですね。シート名をタップすると、拡大表示になります。

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ここではカード(ノート)の移動が可能。これがEvernote上では実現できません。

↑↓左上の二つのカードが入れ替わっている。

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もちろん、既存のノートの編集や新規カード(ノート)の追加もMemogram上で行えます(Evernoteにも保存されます)。

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で、上に「未分類」というシートがあるので、そこにカードを移動させていくことも可能。どんどん放り込めます。

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こうしてMemogram上で移動したら、当然のようにEvernote上でも移動されています。

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擬似的ではありますが、Evernoteのノートを使ったKJ法っぽいことも可能、というツールです。

ややひっかかる点

個人的にMemogramの方向性は大好きです。こういう感触のアプリが欲しかったことは間違いありません。

でも、若干使いにくいところもあります。

第一に、全てのノートブックとノートが読み込まれてしまう点。私のEvernoteは5万ノート以上もあるので、さすがに読み込みに時間がかかります。そうでなくても、発想に必要ないノート(たとえば請求書のスキャンとか)などもあるでしょう。読み込むノートブックの選択ができれば、使いやすさはあがるかな、という印象を受けました。

第二に、未分類の位置。私のアイデアノートブックには、3000以上のアイデアが放り込んであるのですが、そのおかげで下の方にあるカードを未分類まで持っていくのがわりと煩わしいです。

あと、放り込みたい未分類は複数確保したいところ。たとえば、「このアイデアは第一章に、このアイデアは第二章に」といった振り分けが、現状では簡単ではありません。この辺りはUI次第でなんとかなりそうな雰囲気もあります。

最後に、これはかなり個人的に気になるところなのですが、「未分類」というノートブックが自動的に作成されてしまう点。もちろん、必要なことは理解できます。でも、使いもしない未分類が大量に__スタックごとに一つ生成されました__できてしまうのは、若干イヤンな感じがします。それでなくともノートブックの数が多いので。

シートにカードが放り込まれたら初めて実体化する、みたいな運用だとわりと助かるのですが。

さいごに

みたいなことを書きましたが、わりと期待しているツールです。上記の問題を解決するために、このアプリを使うためだけに新規のEvernoteアカウントを作ろうかと考えたぐらいです。

アップデートを含めて、もう少し見守りたいと思います。

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