10/20 〜 10/25 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. ブレインケアもお忘れなく
  2. HTML5やらjQueryやらで「Rashita’s DashBoard」を作りました
  3. “明日は今日と違うR-styleになる”、だよ。
  4. 一人ブレスト時に最適な付箋ツール「Barrett Idea」を作りました
  5. デジタルを遠ざける授業とデジタルで近づける授業
  6. 逆キュレ

いくつかHTML5とJavascriptで作ったツールの話題が出てきました。まだあるので、また紹介すると思います。でもって、月末が近づいてきましたね・・・。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

10月20日

理念ではなく、行動。

10月22日

だから話が通じないわけです。

10月25日

片方だけでは、やっぱりアンバランスですね。

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○ブログを10年続けて、僕が考えたことvol.20 「ブログが抱えるリスク」
○BNS #23
○僕らの生存戦略 vol.65 「進捗記録:15」
○知的生産エッセイ 「文章管理について その1」
○今月の数冊

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

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ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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逆キュレ

逆キュレ、という考え方を持っています。逆キュレーション。

ごく簡単に言えば、「この人が言及しているから、読まなくていいな」という判断です。それは記事かもしれませんし、本かもしれません。何かしらの製品ということもあるでしょう。

ともかく、「あの人のオススメだから、逆に遠ざかる」という選択をするわけです。

もちろん、自分とは真逆の価値観を持っている人が逆キュレーションのターゲットになります。人に限らず、何かしらのサービスでもかまいません。そういうとこから流れてくる情報は、そもそも中身を確認しないし、別のソースから流れてきた場合でも見ないわけです。タイトルだけでスルーしてしまう。

「これ、公文式でやったやつだ」

というのと似た感じで、「これ、あの人がツイートしていたやつだ」とスルーするわけです。

それによって有効な情報を見逃していることもあるでしょうが、とにもかくにも情報が多すぎる時代では、「もしかして、ちょっと少ないかも」ぐらいのバランスがちょうど良い、ということも充分ありえます。

ただ、これは単純な作業ではなく、別のキュレーター(正キュレーター)がその情報を流していたら、「やっぱり、読んでみるか」と変わることもあります。公式に当てはめてポンっ、という感じではない、ということです。

もともとキュレーションというのは一つのツールなわけで、読むために使うこともできるでしょうが、読まない力をアップさせるためにも使えるような、そんな気がします。

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デジタルを遠ざける授業とデジタルで近づける授業

以前紹介した『デジタルは人間を奪うのか』に、面白い二つの教室風景が紹介されていた。

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一つは、アンチ・ネットワークだ。

シカゴ法科大学院では2008年から教室内でのインターネットを禁止しているという。ネットに気が散ってしまう学生を生み出さない配慮のようだ。授業に集中せず、ノートPCやスマートフォンからネットにアクセスし、ウェブサーフィンやSNSやゲームを楽しむ。中にはTwitterで先生や授業を揶揄する生徒もいるらしい。

また、米ジョージ・メイスン大学法科大学院教授のマイケル・クラウス氏も、授業中にノートPCの使用を禁止しているらしい。

その理由は、PCが思考の代用品になっているからだという。法律の概念を理解するには熟考する必要があるが、教授が言ったことをそのままPCに打ち込む学生は、しっかりとその内容を理解し、分析する間がなくなっているとしている。

わからない話ではない。

デジタルを最大限に活用

もう一つは、積極的なデジタル利用である。

学校はシンガポールの南洋女子中学校。教室にはブロードバンドインターネット接続が用意されており、教師や生徒は個々にiPadを持っている(Apple社の協力があるようだ)。

数学、国語、中国語、歴史など、それぞれの授業において、生徒たちは手元のiPadとアプリケーションを駆使している。教室では黒板とともに大きなスクリーンが設置され、生徒がある課題に対する解をiPadに入力すると、そのスクリーンで即座にクラス中に共有される。教室の中は、同級生の考えをリアルタイムに共有し、お互いが学び合う雰囲気に溢れていた。

すばらしい教室ではないだろうか。

また、ニュートンの法則に関する授業では、自分たちで水ロケットをつくって打ち上げ、その過程をiPadで記録するという。アプリケーションで発射角度を推定したり、速度と時間のグラフ作りや、軌道のマッピングもできるらしい。なんとなく映画『真夏の方程式』で湯川先生がなんども水ロケットを打ち上げていたシーンが思い出される。

もちろん、校内でのスマートフォンやタブレット利用、インターネット接続も原則自由。すべて生徒の自主性に委ねられているようだ。

デジタル端末を活用しているのは生徒だけではない。教師は、iBooks Authorのようなテキストブック制作アプリケーションを使って自分で教科書も作っているらしい。生徒がiPadを使っているのだから、いちいち印刷する必要もない。バージョンアップも容易だ。

教師と生徒が『ロミオとジュリエット』についてオンライン上のフォーラムで意見交換することも行われているようだ(国語の授業の一環)。中学生の時代から読書会を体験し、さらに言えばフォーラムで意見交換する練習もしている。Twitterでむやみな炎上を体験する可能性は低くなりそうである。

さいごに

もちろん、二つを並べてどちらが優れているかを論じることに意味はない。だいたい両者は比較するには違いが多すぎる。

国も違うし、年齢も違うし、世代も違う。かたや大学院(しかも法科大学院)で、かたや中学校である。

それでもこの二つの授業風景からは、考えられることが多く得られるような気がする。

少なくとも一つだけ言えることは、これからの子どもたちは、デジタルにどんどん親和的になっていくだろう、ということだ。疎遠になるとは考えにくい。今を生きる大人よりも、はるかにデジタル端末を使いこなすようになり、ネットワークを身近なものに感じるようにもなるだろう。

そして社会も変化し、求められる人材や社会を生きる上で必要なスキルも変わっていく。

そういうときに教育をいかにデザインするのかという問題は、「アナログが良くて、デジタルは悪い」(あるいはその逆)という矮小な視点よりも、はるかに広い視野が必要とされるはずだ。

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一人ブレスト時に最適な付箋ツール「Barrett Idea」を作りました

というか完全に自分用ですし、β版の45歩ぐらい手前のバージョンですが。

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制作はHTML5 + Javascript。つまり単なるウェブページです。ドラッグによる移動はjQueryおよびjQuery UIにて実装しております。

動作説明

操作はビビるほど簡単です。テキストエリアに文字を入力し、

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タンっ!とリターンキーを押すだけ。

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すると付箋が一つできます。あとは、もうこれをただひたすら繰り返していくだけです。

画面上の付箋は、ドラッグで移動可能。本当に、機能はこれだけです。

簡単な使い方

使い方としては、まず付箋を大量に作る。頭の中を出し切る感じで付箋を作る。テキストを入力してリターン、テキストを入力してリターンと、シンジくんのようにぶつぶつ言いながら付箋を生み出していきます。

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で、出し終えたら、それらをドラッグして並び替え、近しいものを集めていったり、階層を作ったりします。

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以上。

とにもかくにも付箋を作るときの操作をシンプルにするように努めました。アイデア出しを行う際は、一手間や二手間が非常に邪魔になってきます。それをシンプルにそぎ落とした付箋ツールです。

あまりにシンプルなので、作った付箋を削除することもできません。邪魔な付箋はページの下に移動させるぐらいしか打つ手無しです。ちなみに、ページをリロードすると、すべての付箋が消え去ります。諸行無常です。

ダウンロード

こんな貧相なものでよろしければ、以下からダウンロードください。

BarrettIdea.zip

zip解凍後のHTMLを開いてもらえばOKです。ウェブブラウザさえあれば動きます。もちろん、ウェブブラウザ上で動きます。

ただし、MacのFirefoxにしか最適化していないので(私の環境です)、それ以外のブラウザとかWindowsでどうなのかはわかりませんのであしからず。

基本的に青色は正義ですが、こんな付箋の色はいやじゃい、という方はhtmlファイルのCSS指定を変えてください。

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background-colorのカラーコードを変えれば付箋の色が変わります。

さいごに

もう少し機能を増やすとすれば、

・付箋の色を選択できるようにする
・ゴミ箱の設置
・まとめたものをテキストで出力

というところでしょうか。

アルゴリズムは思いつきますが、実装する時間が……。

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“明日は今日と違うR-styleになる”、だよ。

よくよく思い返してみると、このR-styleは「最適化」というものをしてこなかったような気がします。

もちろん、まったく方向性を変えないという話ではありません。「修正」といったことはよくやっています。でも、それが最適化のレベルまでは行かない。そんな感じでしょうか。

『仕事は楽しいかね?』でマックス翁は、自身のこんな目標を告げています。

“明日は今日と違う自分になる”だよ。

若い頃にこの本を読んで感銘を受けた私の価値観には、きっとこの目標が染み込んでいるのでしょう。

「明日は今日と違う自分になる」は、ある種再帰的な目標であり、(死なない限りは)終わりがありません。

最適化とは、ズレをなくすことです。

ある状況に最も適した形に持っていく。ズレを少しずつ小さくしてく。

そこにはたしかな変化があります。

では、最適化できたら、どうなるでしょうか。

十分な成果が得られるようになるでしょう。なにせズレはなくなったのです。求められているニーズを満たせるようになったのです。

そして、変化は止まります。

(狭い意味での)「最適化」とは、つまりはそういうことです。

もちろん、状況を再設定すれば、最適化は再び変化を促し始めます。

つまり、「最適化」というプロセスそのものに変化を弾く要素が含まれているわけではない、ということです。

でも、運用の仕方によっては、致命的に変化を阻害してしまうことも起こりえるわけです。

<!–
そもそも、最適化するたびに新しい状況を設定するのは、”明日は今日と違う自分になる”のと同じなのかもしれません。
–>

ちなみに、常に変化を目指していた方が、ずっと楽しみ続けられる、という点はあります。というか、むしろそれこそが全てなのかもしれません。

▼こんな一冊も:

仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね? デイル ドーテン Dale Dauten

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HTML5やらjQueryやらで「Rashita’s DashBoard」を作りました

作業の効率化のため、というお題目でダッシュボードを作りました。

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環境はHTML5 + JavaScript。つまり、単なるWebページです。でも、案外いろいろできちゃうものです。

あと、後方支援として、

jQuery
Bootstrap
Font Awesome
SB Admin 2

を使わせていただきました。大いに助かりました。

ダッシュボードの機能

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Headarには各種クラウドツールへのリンクがあります。まあ、頻繁にクリックするのはTwitterですけれども。ちなみにGoogle+のアイコンが二つあるのは、自分のページと、「21世紀の知的生産の技術」の両方へのアクセスを確保しているからです。

Sidebarはツール系へのリンク。別の自作のツールへのリンクや、WorkFowlyなどへのリンクがまとまっています。

Maincolumnは、「作業」するときに必要なリンク集。各種ブログのダッシュボードや、メルマガ管理画面へのリンクがまとまっています。KDPページとかも頻繁に確認するので必須ですね。

Footnoteは、進行中プロジェクトの概況がまとめられています。

基本的にはブラウザにこのページを常時表示させておき、ここ経由で作業を開始する形になっています。あっちこっち探し回る必要がなく、タスクのワンストップステーションとして機能してくれれば理想です。

connection with Evernote

基本的にはただのリンク集なのですが、多少手の込んだことも実装されています。

一つは、テンプレート。sidebarに「テンプレート」という項目があり、それをクリックすると記事の雛形が表示されるようになっているのですが、このデータをEvernoteから持ってきています。詳しく書くと、Evernoteの「テンプレ」というタグが付いたノートの内容を表示しているのです。

※クリックすると
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※テンプレートが表示される
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つまり、Evernote上でそのテンプレタグが付いたノートを修正すれば、このページで表示されるテンプレの内容も修正される、ということですね。これは手作業ではなく、スクリプトによる自動作業なので、テンプレタグが付いたノートが新しく作成されれば、その内容も取り込まれます。

同様に、Footnoteの内容もEvernoteのノートから持ってきています。具体的には、プロジェクトノートブックにある、▼MITタグが付いたノートの、頭の部分だけを抜粋してノート表示している、という形です、こちらもEvernoteのノートを修正すれば、ダッシュボードのFootnoteも表示変更されます(タイムラグはありますが)。

※この部分は
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※このノートからやってきている
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今のところはFootnoteの形に留まっていますが、将来的にはEvernoteのプロジェクトノートブックにあるノートの内容を良い感じに表示して、一覧できるようにできればベストソリューションかな、というイメージがあります。なかなか実装は大変そうですが。

どうやって作っているのか?

このページの作成は、AppleScriptで行っています。

雛形になるhtmlファイルをあらかじめ作成しておき、そこでスクリプトを起動すると、Evernoteから情報を読み取って、その情報をおおもとのhtmlに追加した形で、新規にhtmlファイルを作成する、という流れになっています。で、そのスクリプトが自動的かつ定期的に実行される形です。

さすがにそれを解説し始めると、エントリーが膨大な量になるので今回は割愛。

MacのEvernoteはAppleScriptに対応しているので、結構いろいろなことができちゃいます。

さいごに

まあ、うたがいなくマニアックですし、そもそも私が使いやすいようにカスタマイズしてあるので汎用性は著しく低いページです。

が、それはそれとしてEvernoteのノートの内容をこうやって利用するというのも、面白いかなと感じる今日この頃です。

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ブレインケアもお忘れなく

フリーランサーは、生活の安定性を手放す代わりに、仕事を組み立てる自由を手にします。

午前中に何をしてもいいし、土曜日に何をしてもいい。

自分好みに時間の設計を行えます。さらにいえば、仕事を選ぶことだってできます。直属の上司なるものが存在しないので、「いや、その仕事はちょっと……」と断ることもできちゃうわけです。

ある意味では、とてもすばらしいのですが、気をつけないと問題もありそうな気がします。

脳を伸ばす

先週、多くの時間を使ってプログラミングをしていました。といっても、HTML5 + JavaScriptで自分専用のツールを作っていた、というだけです。その成果は、おいおい公開していきますが、個人的にたっぷり楽しめました。

で、その後文章を書いてみると、何かが違うのです。何かが妙にスッキリした感じがするのです。

長らく椅子に座っていると、体が凝ります。

で、椅子から立ち上がり、腕を目一杯上に伸ばしながら、うう〜っと体全体をひっぱりあげると、ちょっとリフレッシュした感じがしますよね。それの脳バージョンみたいなものをイメージしてください。

そういう感覚が、みっちりコードを書いた後にあったわけです。

書けなくなったライター

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築山節さんの『フリーズする脳』にこんなお話がありました。

とあるフリーライター。当初は「何でも屋」的に仕事をこなしていたが、ヒット作が出たことによって余裕が生まれ、「売れそうな本を一冊丸ごと執筆する仕事に絞って」いった。大きな仕事に専念できると思ったのだ。しかし、徐々に文章が思い浮かばなくなり、思考がすぐに途切れてしまうようになってしまった。なかなか仕事が進まないので仕事により時間を使うようになったが、ほとんど書き進められなくなってしまった……。

自分の状況として想像すると背筋が寒くなってきます。脳が衰えてしまったのでしょうが、その原因は何なのでしょうか。

築山さんは、「何でも屋」という部分に注目します。つまり、いろいろな仕事をこなしていたから、クリエイティブが鍛えられ、ヒット作が生み出せた。その後、雑用的な仕事をばっさり切り落としてしまうと、脳の稼働率が落ち込み、クリエイティブな仕事にも影響を与えてしまった。そんなお話です。

若い頃には嫌でも雑多なことをやらされているわけですが、偉くなってくると「これはもう自分でしなくてもいい」と選べる場面が増えてきます。それで面倒な作業を省いていくと、仕事や生活がどんどんシンプルになっていく。そうした方が効率よく才能を発揮できそうな気がしますが、そうとは限りません。「忙しかったのにできていた」のではなく、本当は「雑多なことをしていたからできた」のかも知れません。

幸か不幸か、私は偉くないので面倒な作業はあんまり省けません。そもそも、フリーランサーは雑多な用事から逃げられないものです。でも、案外それで良いのかもしれません。

私なんかは家事もやっているので、面倒な作業は毎日訪れます。でも、それによって助けられている部分もあるのかもしれません。

文章書き漬けの日々

毎日更新のブログ、毎週配信のメルマガ、毎月発売の電子書籍。

フリーランスになって書く仕事が増えました(というか、増やしました)。そこに書籍の執筆も入ってきます。

一日は書くことからはじまり、書くことで終わる。というのは嘘ですが(一日はお酒を飲むことで終わります)、一週間のほとんどの作業時間を文章を書くことに使っていることは間違いありません。

そういう選択ができるのもフリーランサーのメリットではあるのですが、ややもすれば危ない状況にはまり込むのかもしれません。

「効率的に効率的に」と考えていくと、究極的にはそのことだけをやっていればいいという風になっていきますが、脳はそういうものではありません。

ひさびさにどっぷりコードを書いてみて、このことは実感しました。脳のいろいろな部分を使っておくのが大切なのでしょう。

さいごに

最近「忙しい」を言い訳にして、イベント参加や動画配信などから距離を置いてきましたが、こうしたものも(頻繁にではないにせよ)ちょこちょことやっておいた方がよいのかもしれません。

キャッシュフローケア、ヘルスケア、メンタルケア、そしてブレインケア。

ケアしなければならないものが、いっぱいありますね。

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10/13 〜 10/18 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. センスは磨くもの
  2. キュレーションアプリをみながらぼんやり考えたこと あるいはWebの古典の作り方
  3. 時間が経過してなお、残っているもの
  4. 【告知】11月3日に「知的生産の技術」系のイベントに登壇します
  5. 【書評】デジタルは人間を奪うのか(小川和也)
  6. 俯瞰性を重視した手帳「MOMENT」が面白そう

なんとなく「センス」に関する話題が多い週でした。

引き続き、11月3日のイベント参加者募集中です。

元祖ライフハック=「知的生産の技術」とセンスを磨いて情報発信の達人になるには?

ご興味あれば、ぜひ。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

10月13日

「行動」の力強さを理解しておくのが吉です。危なっかしい理念なんかより、よほど習慣の方が力があります。良い習慣でも、悪い習慣でも。

10月14日

アイデアは、そうやって広がっていきます。

10月15日

「こういうところを目指しましょう!」と掲げるのは、指でどこかを指すことです。それはスタート時には必要ですが、実行時はさほど強い力を持ちません。人の歩みを促進するのは、「うんうん、その方向でいいですよ。頑張りましょう」という評価の方です。

10月16日

計画から具体的な行動をどれだけ導き出せるか。チームでも、個人でもそれが鍵を握ります。

10月17日

いわゆる「遊び」というのは、伸びしろとも考えられます。

10月18日

でないと、自分の想像に囚われてしまいます。

今週のその他エントリー

note

noteの「クリエイターサポート機能」

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○ブログを10年続けて、僕が考えたことvol.19 「ブログが拡げるもの」
○BreakthrNotebookShell #22
○僕らの生存戦略 vol.64 「進捗記録:14」
○今週の巴読み「センスの磨き方」
○知的生産エッセイ 「閉じてから、開く」

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

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俯瞰性を重視した手帳「MOMENT」が面白そう

百聞は一見にしかず。

MOMENT

※以下の画像は公式ページより拝借しました。

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ページの右サイドがバーチカルのウィークリーになっています。ビジネス用途を意識して土日だけブロックタイプで、平日の幅を確保しているのが一つの特徴。

で、ページの左サイドはメモです。ごくノーマルなメモ。このままだと普通の手帳なのですが、かなり特殊な構造になっています。

一ヶ月のカレンダー、つまりマンスリーページが折り込み式になっていて、それをウィークリーページに挟み込むことで両方を一覧できるスタイルを作っているのです。その場合、メモページが隠れるわけですね。

一週間経ったら、ウィークリーページをめくる。折り込み式なので、マンスリーページの下にページを送ることになります。すると、マンスリーは固定されて、ウィークリーだけが次週分になる。こういうスタイルです。月の変わり目には、あたらしいマンスリーページが出てくるので、先月のマンスリーは役目を終えます。

ちなみにマンスリーページの裏側はToDoリストになっているようで、マンスリーを裏返しにめくって、3ページ分のビューにすれば、

ToDo – メモ – ウィークリー

というビューにもなります。また、最初のページに年間カレンダーもあるようで、それをめくると

年間 - マンスリー – ウィークリー

というビューもできるとのこと。

なかなか斬新な手帳はないでしょうか。

以前から、「セパレートダイアリー」のような形で、あるビューは固定したまま、別のビューは動かす、といったスタイルは生まれていました。でも、わりと独自感のあるスタイルで、向き不向きもきっとあったことでしょう。

MOMENTは、使い勝手としてはごく普通の手帳とかわりなさそうです。なんといっても、それぞれは普通のページなのですから。でも、手帳そのものの作り方を変化させたことで、ビュースタイルを変化させました。

間違いなくコストがかかる作り方ですが、使い勝手の面はかなり良さそうな雰囲気があります。みなさんも、ウィークリーページとマンスリーページを何度も行き来した経験はお持ちでしょう。一週間の予定は、その前後の週の予定にもけっこう影響を受けるものです。

私はスケジュール管理はほぼGoogleカレンダーに移行しているわけですが、既存のノートの構造に縛られていない「MOMENT」の発想はいろいろ参考になりそうです。

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【書評】デジタルは人間を奪うのか(小川和也)

なかなか印象的なタイトルだ。つられて思わず本書を手に取った。

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ソーシャルメディアによる失言問題、インターネット墓地、忘れられる権利、ロボット記者、ビットコイン、ブレインゲート、……デジタル技術に関するさまざまな最新トピックが紹介されている。

しかし、無批判な礼讃ではない。新しい技術が私たちにもたらしてくれるものに光を当てながらも、そこに潜む懸念は忘れられていない。

そのことはタイトルが示している通りだ。デジタル化と人間性。光があれば、影が生まれる。そして両方があることで、立体感が生まれてくる。

概要

章立ては以下の通り。

序章 デジタルの船からは、もはや降りられない
第1章 デジタル社会の光と影
第2章 モノのネット化で変わる生活
第3章 ロボットに仕事を奪われる日
第4章 仮想と現実の境界線が溶ける
第5章 脳と肉体にデジタルが融合する未来
第6章「考える葦」であり続ける
終章 デジタルは人間を奪うのか

第1章〜第5章では、新しい技術の紹介に力点が置かれている。普段インターネットで情報を摂取していない人なら、目新しい話題が多いかもしれない。あるいはゾッとする話題もあるだろう。その感覚は、きっと忘れてはいけない。

第6章では著者が考える「在るべき状態」が提示される。それは実にシンプルでわかりやすい。「人間は考える葦であり続けなければならない」。ただし、これは想像するよりもずっとずっと難しい。

テクノロジーの舟に乗って

拙著『ハイブリッド読書術』の中で、テクノロジーについて簡単に触れた部分がある。要約すると、「テクノロジーは常に人を楽な方向に導こうとする使命を課せられている」ということだ。「このテクノロジーで人の苦労が10倍アップします」なんてものがあっても誰も見向きもしないだろう。

一方「考える」ということは楽ではない。ぜんぜん楽ではない。すると、一番ありそうな帰結は、私たちはどんどん考えなくても済むようになっていく、という未来だ。テクノロジーを手放しで進化させれば、待っているのはそういう未来である可能性が高い。本書もそれを示している。

だから、意図的な選択が必要になる。意志のある決断が必要になる。

私たちの手に残すものを選ぶ

その意味で、「デジタルは人間を奪うのか」というタイトルは、こう言い換えることもできるだろう。「私たちはデジタルを手に入れる代わりに、何を手放そうとしているのか」と。

もちろんその問いには、「何を手放してはいけないのか」という問いも含まれる。

これは真剣に問われるべき問いであり、さらに言えばバランス良く問われる必要もある。つまり、マッドサイエンティスティックなテクノロジー信奉者や、その逆の無教養なアンチ・デジタル派だけが問うても不十分なもの(あるいは、非現実的なもの)になりかねないということだ。

技術だけでも、倫理だけでも足りない。複数の領域にまたがる議論が必要になってくるだろう。

本書は、その橋渡しとして、一定の役割を担っているように感じる。

(※以下は、私の雑感なので興味がない人は読み飛ばしてくれて構わない)

バカヤロー事件とTwitterの利用

1953年の衆議院予算委員会で起きた「バカヤロー事件」が紹介されている。

質疑応答中にとある議員が小声で「バカヤロー」とつぶやいたものがマイクに拾われてしまい、結果的におおごとに発展してしまった。簡単に言えば、そんな事件だ。そのマイクの機能を現代はTwitterが担っていると著者は指摘する。確かにその通りだ。

そして私はSF的妄想に思考を飛ばす。

ならいっそ、議員一人一人にピンセットマイクを付けてもらい、その音声をテキストに変換し、ネット経由でそれぞれの議員のTwitterアカウントでつぶやくようにしたら面白いに違いない。そのアカウント群のリストを作れば、Twitterから予算委員会が眺められる。なんといっても、動画を見るのですら億劫という人が多いのだから、こういう形で「開かれた国会」を作るのもよいだろう。

確実にこんな法案は通らないだろうが。

ビットコインについて

問題がいろいろ指摘されているビットコインではあるが、以下の点は非常に重要だ。

管理者が存在しないがゆえ管理コストがゼロに近いため、海外送金や電子決済にかかるコストが極めて安い。これにより遠方への送金や小額の取引がしやすく、流動もアクティブになる。

情報の移動コストを劇的に下げたインターネットがもたらした影響を考えると、海外送金や電子決済にかかるコストが極めて安いというのも、相当にインパクトがありそうだ。

もちろん、これはビットコインを使いましょう、という話ではない。コストを下げられる別の手段があるなら、それでも全然構わない。ともかく「間」のコストが下がると、信じられないことが起きる。超伝導みたいなものかもしれない。

パラリンピックとオリンピック

両足義足の選手がオリンピックに出て、好成績を残した。日本だと、苦労体験からのサクセスストーリーとして描かれるだろうが、もちろんそんな単純な話であるはずがない。

もし、義足が不自由さをもたらすもの(あまり早く走れない)ではなく、より早く走れるためのテクノロジーであったのなら。

ひとりだけがその義足を付けていて、その他の選手は生身(あえてこう書く)だったら、そのレースははたして「公平」なのだろうか。あるいは、全選手が義足だったら、その競技では何が競われていると言えるのだろうか。

この問題はマイケル・サンデルが『完全な人間を目指さなくてもよい理由』で論じている。非常に興味深い問題だ。

ニーチェの文体

タイプライターを導入したことにより、ニーチェの文体がそれ以前と変わってしまったらしい。タイトで電報めいたものに近づいた、と本書にはある。

たぶん、こうしてキーボード+テキストエディタで文章を書いている私の文体は、原稿用紙+万年筆で文章を書いていた頃とはきっと変わっているのだろう。

SF的妄想を持ち出さなくても、音声入力をテキスト表示してくれるツールはすでにある。きっとそれで文章を書けば、文体も変わる。では、その次は。

脳内をスキャンして、テキスト出力してくれるツールだろう。そこに文体というものがあるのか。あるいは逆にゴースト(注意:攻殻機動隊を観ましょう)丸出しになるのか。そんなことも文章書きとしては未来の楽しみである。

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