7/27 〜 8/1 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. 運営しているメルマガが250号、約5年目を迎えました
  2. 「writingの現場」を公開します。
  3. ワイヤレスキーボードを買って、作業デスク周りが若干変更
  4. タスクの分割と、自分への言い聞かせ
  5. [連絡]月くら2015年7月号について
  6. ジグソーパズルのピース

今週は、ひじょーーーーにいろいろありまして、困窮した一週間でした。来週からは通常営業に戻るかと思います。月くらも作らないと。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

7月27日

だから、それは変化します。

7月31日

優れた比喩は、人を理解に運びますし、またさまざまな連想の泉へとも運んでくれます。

8月1日

間違える余地がないものは、「すでにあるもの」をなぞるだけになります。

今週触った本

買った本・頂いた本

4827209480 抜群に評価される人の教科書 〜誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則〜
横山信治
ぱる出版 2015-07-25

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献本にていただきました。

4532113326 発想法の使い方 (日経文庫)
加藤 昌治
日本経済新聞出版社 2015-04-16

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仕事上の資料として。シゴタノ!でも紹介済み。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) ロバート・A. ハインライン 福島 正実

早川書房 2010-01-30
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タイムリープもの、ということで。

4478028958 やりなおす経済史—本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門
蔭山 克秀
ダイヤモンド社 2014-10-18

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献本にていただきました。

B012TKWSWQ 月刊群雛 (GunSu) 2015年 08月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~
西田宗千佳 波野發作 小林不詳 くろま 竹島八百富 晴海まどか 合川幸希 初瀬明生 くみ 鷹野凌
NPO法人日本独立作家同盟 2015-07-27

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毎度おなじみ月刊群雛。

B012XDOYTE 23歳ゆとり、1年半で会社を辞めました: 新卒入社から3年以内の退職を考える
けいろー
2015-07-28

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ブロガーさんのセルフ・パブリッシング本ということで、参考に。

読了した本

4774138975 パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
江渡 浩一郎
技術評論社 2009-07-10

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最近Evernoteのその次、ということをよく考えているので、実に面白かったです。

4873113075 エンジニアのための時間管理術
Thomas A. Limoncelli 株式会社クイープ
オライリー・ジャパン 2006-10-19

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自分が考えているタスク管理と根本が共通する部分が多くありました。

声の網 (角川文庫)
声の網 (角川文庫) 星 新一

角川書店 2006-01-25
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いやあ、これは、すごい。

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号の目次はこんな感じです。

○ BizArts 3rd 「タスク管理でよいのか?」
○おじいさんとワープロ専用機(SS)
○あたらしい知的生産の技術
○今週の一冊「月刊群雛2015年8月号」
○知的生産エッセイ「リブロの思い出」

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

Weeky R-style Magazine
Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(まぐまぐ)

ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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ジグソーパズルのピース

ぶらぶらと歩いていると、キラリと光るものが地面に落ちていました。

硬貨かと思って視点を向けてみると、奇妙な形をした、奇妙な物質が転がっています。石ころほどの小さな物質ですが、組成はよくわかりません。金属のようにも見えますし、繊維のようにも見えます。ただ、その形状だけは、近いものを知っていました。ジグソーパズルです。ジグソーパズルのピースが、ぽつんと地面に転がっているのです。

それを拾い上げ、空に掲げてみます。ひっくり返し、回し、再びひっくり返します。押し込んでみたり、引っ張ったりしてみます。そして、表面に描かれた模様をじっくり眺めます。

空かもしれません。湖や海かもしれません。あるいは、空が映り込んでいる海かもしれません。具体的に特定することは、どうやら難しそうです。何しろ一つしかピースがないのです。

ただしそれは、ビルでないことはわかります。アマゾンの奥地でないこともわかります。白鳥でもなければ、ゾウでもなさそうです。特定はできないにせよ、「おそらく、こういうものであろう」という感触は持てました。今のところはそれで十分でしょう。

とりあえず、そのピースをポケットにしまい込み、歩みを再開します。もしかしたら、別のピースが落ちているかもしれません。それがヒントになって、全体の絵柄がわかるかもしれません。散歩が楽しくなってきました。


アイデアを思いつく、というのは、だいたいこういう感じです。

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[連絡]月くら2015年7月号について

いよいよ7月末日ですので、本来ならこの記事は「月くら7月号発売になりました!」という告知記事になる予定でした。

が、現状まったくリソースが足りておりません。10人並んでいるコンビニのレジを一人で捌いているような状況です。MTGで言えば劣勢なのに手札が1枚しかなく、しかもそれが森という状況です。悟空が界王拳を覚えたばかりなのに、もうセルが出てきている感じと言ってもいいかもしれません。

なにせようやく手が空いたのが本日です。どれほど緻密にリソース分配したところで、私自身が光の速度に近い速さで移動しながら作業しない限りは、今日中に完成させるのは無理でしょう。

よって、月くら2015年7月号の発売は延期させていただきます。発売を楽しみにしていた方には本当に申し訳ありません。私自身、かなり負けず嫌いなので、自分で決めたルールを曲げるのはイヤなのですが、それと同時に実務家でもあるので、無理なものを無理でないと思い込むこともできません。というわけで、今回は延期を決めました。

ちなみに、あくまで「7月号の発売を延期」するだけです。2015年の月くら計画は「2ヶ月に一度、新刊を発売すること」でしたので、それは曲げません。つまり、7月号を8月に発売して、9月末にはまた9月号を発売することになります。一時的に月一のペースになりますが、そのあたりは緻密なリソース分配でなんとかなるでしょう。

ただし、まだ状況が完全に鎮火したわけではありませんので、第一の発売目標を8月15日とし、最終的なデッドラインを8月30日と決めておきます。ややこしい状況ほど、バッファーは多く持っておけ、が私のモットーなので、その辺はやわらかめに進めていくとしましょう。

というわけで、引き続きよろしくお願いいたします。

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タスクの分割と、自分への言い聞かせ

タスクリストの話をします。

とある執筆プロジェクトがありました。

普段は、執筆中の原稿はテキストファイルにしてDropBoxに置いておくのですが、そのときは少しややこしいことがあり、それぞれのセクションごとにEvernoteのノートになっていました。ただし、原稿といっても、その段階では見出しぐらいしかなく、文章はこれから肉付け、という段階です。

困ったのは、肉付けする文章がきっちり文字数が決まっていたことです。Evernoteでは、インフォメーションをチェックしないと文字数がわかりません。それは不便です。ですので、テキストエディタに原稿内容を移動させなければいけません。

もし、最初からテキストファイルになっていたのならば、タスクリストには「セクション1を書く」と記載されていたでしょう。しかし、やや混乱した状況だったので、実際のタスクリストは以下のようになりました(改変してあります)。

screenshot

まず最初のタスクで、Evernoteのノートに文字数を気にせず文章を書き込んでいきます。その後、まるっとテキストエディタにコピペして、文字数を調整していく。そんな段取りです。

なぜこのようにしようと思ったのかはわかりません。最初からテキストエディタにコピーして、そこでラフに書いていくこともできます。むしろ、その方が自然です。

しかし、なぜかその時の私はEvernoteでラフ書き、その後テキストエディタで細かい調整、という2ステップに分けたのです。これが、意外な功を奏しました。

二つの言い聞かせ

タスクリストを目にした私はこう自分に言い聞かせます。「ラフを書くだけなんだから、ちゃっちゃとやろう」

そうして、Evernote上のノートに肉付けが行われていきます。細かいことを気にしないで書く文章ほど楽なことはありません。モグラの頭が出っぱなしのモグラたたきのようなものです。そうして、パタパタと字数だけを増やしていきます。ある程度、書けたと思ったら、チェックボックスにチェックを入れてタスクは終了。

そして、タスクリストの次の項目を目にします。そのとき私は、自分にこう言い聞かせました、「もう文章は書いてあるんだから、あとは調整だけだ。よしやろう」

たしかに私の目の前にはもう3000字以上の文章が存在しています。あとは、細かい文字数をチェックして、それぞれの項目を適正な規模に収める作業です。神経を使う作業ではありますが、一箇所当たりで扱う文字量はせいぜい1ツイートから2ツイート程度です。そう思えば、取り組む気力も湧いてきます。

そんな自分への言い聞かせをメタ認知して、これはなんという自己欺瞞なんだろうか、と思いました。

たしかに前半に出てきた自分も、後半に出てきた自分も嘘はついていません。「ラフを書くだけ」というのはその通りです。しかし、結局その後の作業も私がやることにはちがいありません。また「もう文章は書いてあるんだから」と他人事のように言っていますが、それを書いたのは紛れもなく自分です。

あたかも作業の分担が発生したかのようなセリフは、結局自己を分裂させているだけです。そして、それが恐ろしく強力に働くのです。

私はこれを悪い意味で言っているわけではありません。もし、タスクリストに「セクション1を書く」とだけ書いてあったら、上記のような二つの言い聞かせは発生せず、私のMPはもう少し損耗していたでしょう。しかし、二つの言い聞かせは私の鼓舞に強い効果を発揮してくれました。

さいごに

やはり、タスクを分割することには効果があるのです。

ただし、分割の仕方、そして並べ方に注意が必要なのかもしれません。今回の分割は非常に効果的でした。「簡単に進められるけれども、量が必要な作業」が先にきて、「細かい神経が必要だけれども量はさほど必要ない」が後にきました。もし分割の仕方が異なって「細かい神経が必要で、量も必要」がリストの先頭に来ていたとしたら、私はどのような言い聞かせも思い付かなかったことでしょう。

このあたりは、研究のしがいがありそうです。タスクの分割方法も面白そうですが、自分への言い聞かせがどのように発生し、機能するのかも興味深いテーマです。

それにしても、細かい文字数を気にせずに書けるのが__今まさにそれをしています__本当に楽です。いくらでも書けそうな気がしてきます。とはいえ、まだ作業が残っているのでここまでとしておきましょう。

▼こんな一冊も:

クラウド時代のハイブリッド手帳術
クラウド時代のハイブリッド手帳術 倉下忠憲

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BizArts: 仕事を前に進める23の技術
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倉下忠憲 2014-04-25
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ワイヤレスキーボードを買って、作業デスク周りが若干変更

普段はMacBook Airで作業をしているのですが、ちょっと思いついてワイヤレスキーボードを買いました。純正のやつです。

Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/B
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アップル 2011-07-22
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これまでの作業風景。

IMG_5749

これだと、ディスプレイを見下げる感じになり、若干首に負担が。

IMG_5748

私の作業机は二段になっているので、上段にMBAを置いて、下段にキーボード体制にすれば良いのでは!という閃き(→これでキーボード購入を決意)。

IMG_5750

実際やってみると、たしかに具合は良いのですが、ディスプレイが奥に行き過ぎてしまっているきらいが。まあ、こんなもんだろうかなと思ってはいたのですが、おそらく深層意識で打開案の模索が進められていたのでしょう。インスピレーションが振り注いできました。

IMG_5751

じゃん。

IMG_5754

二段にまたがるように、スタンド(※)を設置し、その上にMBAをセット。開けられる最大の角度で置いておくと、ちょうど私の顔とディスプレイが平行になります。

しかも、先ほどの状態よりもさらにディスプレイが高い位置に来ているので、ほぼ視線の高さです。ビバ。しかしながら、ディスプレイの位置そのものは若干手前に来ています。ビバビバ。
【レビュー】最近のお気に入り「Pfeiffer Collection Laptop Platform」(Evernote Original)

今のところ、すごーく快適です。最近行った作業空間のカイゼンの中ではナンバーワンかもしれません。まあ、あまりにも環境が特殊すぎてオススメするのは難しいのですが。

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「writingの現場」を公開します。

先日ご紹介したとおり、運営しているメルマガが250号を迎えました。

その250号は、せっかくの節目ということで、いつもの連載とはまったく違うコンテンツをお送りしたのですが、どうせならそのどれかを公開してみようかと思い立ちました。宣伝にもなりますしね。

えっ、記事を書いている時間が作れないから、それでお茶を濁すのかって? いえいえ、そういうわけではありませんよ。いえいえ、ほんとに。

さて、250号のコンテンツは以下の四つでした。

○個人(隠れ家)ブログを続けることとそこから出版することについて
○writingの現場
○コンビニエッセイ 「それ、僕なんです」
○『響け!ユーフォニアム』について

どれにしようかなと一瞬悩んだのですが、R-styleにおける情報共有のルール「一番役に立つノウハウからシェアせよ」があるので、「writingの現場」を公開することに決めました。なんといっても、Sharing is Power が当ブログのモットーですからね。

というわけで、どうぞ。

〜〜〜以下本文〜〜〜

○writingの現場

先週の知的生産エッセイで「文章のネジを締めること」について書きました。

それに絡めて、以前からやろうやろうと思っていた企画をやります。

「エディタ上で、ゼロから文章を書き上げていく様子を、動画で録画して、公開する」

という企画です。名付けて「writngの現場」。文章を書く上で、何かしら参考になる要素があるかもしれません。ないかもしれません。

これから動画を紹介していきますが、注意点がいくつかあります。

1)完全なゼロからではありません
録画をスムーズに進められるように、必要なWebページや、コピペして使うデータはあらかじめ準備してあります。それでも、文章の構成についてはゼロの段階からスタートしています、

2)自然体とは言えません
「録画している」と自分で意識しているので、100%完全に「いつも通り」というわけにはいきません。特に、序盤戦の方はいささかぎくしゃくしている部分はあります。それでも中盤以降では、「録画している」意識は薄くなっていたように感じます。

3)倍速です
録画終了後に動画をチェックしていたら、あまりにまったりしていたので、全て2倍速にしてあります。達人のようなタイピングに見えるかもしれませんが、それは幻想です。逆に、長い時間止まっている部分はそれ以上に止まっています。ちなみに、止まっている部分は、それまで書いた文章を読み返しているタイミングです。

以上、3点が注意点です。

今回の録画で書いた文章は、以下の記事の原稿です。

【書評】賢く決めるリスク思考(ゲルト・ギーゲレンツァー)

動画はいくつかのパートに分かれていますので、トータルは以下の再生リストからどうぞ。

writingの現場(再生リスト)

以下は、簡単に個別に見ていきます。

〜〜〜

スタート部分です。タイトルや目次など、あまり頭を使わなくても入力できる部分から埋めていき、そのあと思いついたことをちょこちょこ書き足していきます。この段階では、文章としてのまとまりはほとんどありません。

ここまでの原稿:

〜〜〜

肉付けに入ります。まだ文章の構造は見えていません。とりあえず書き足し。

ここまでの原稿:

〜〜〜

構成を整えています。途中で書いていたR-styleの記事の話を冒頭に。それに合わせて文章を変え、肉付けを実施。

ここまでの原稿:

〜〜〜

細かい直しおよび肉付け。

ある程度は形が固まってきたので、文章の執筆にも勢いが出てきています。ちなみにこの動画だけ、やたら時間が長いですが、ストップボタンを押すのを忘れていたからです。逆に言うと、動画と動画の区切りは、私が「ちょっと手を止めた」タイミングだとも言えるでしょう。

ここまでの原稿:

〜〜〜

最後の肉付けと修正です。読み返し、追記し、修正し、読み返しの繰り返し。

ここまでの原稿:

〜〜〜

こうして書き上げた文章をエディタから、WordPressの投稿画面に貼り付けて、プレビューを行います。やはりエディタ上の見栄えと、ブラウザ上での見栄えはちょっと違うので、最終チェックは欠かせません。

そのプロセスでも、いくらか文章の手直しは行いました。それは上のテキスト05とブログ記事を読み比べていただければ確認できるかと思います。

〜〜〜

まったく初めての試みでしたが__そして最初はちょっと緊張していましたが__、なかなか楽しめました。

できれば、動画を撮影したあと、音声で解説を加えた方が良さそうですが、今回はちょっと手が回らなかったので動画のみとしておきました。

ちなみに、この動画リンクはメルマガ読者さん限定ではなくパブリックなものなので、ご自由にツイートなりなんなりしてくださってかまいません。まあ、動画だけ見てもあまり意味はわからないとは思いますが。

ご感想・ご意見あれば、よろしくお願いいたします。

〜〜〜本文終了〜〜〜

いかがだったでしょうか。

といっても、これは特別号なので、通常号のメルマガにこういうコンテンツが載っているわけではありませんのであしからず。というと、あんまり宣伝になってないな、これ……。

R-style » メルマガ

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運営しているメルマガが250号、約5年目を迎えました

毎週月曜日、朝7時に配信している「Weekly R-style Magazine」ですが、今週号で第250号を迎えました。

お休みした週は一度もなく、また年末年始・お盆・祝祭日いっさい関係なく配信し続けてきましたので、ちょうど250週目でもあります。一年が52週だとすれば、ほぼ5年目の節目です。

これほどまでに続けてこれたのは、ひとえに購読者さんのおかげであることは言うまでもありません。たまにであれ、ポツポツもらえる感想やご意見があるからこそ、ディスプレイに先に読者さんをイメージすることができました。

スタート当初はサッカーもできないような人数でしたが、現状は大きなセミナーホールを借りないと「WRM読者集合イベント」が行えないくらいにはなっています。とはいっても、著名人のメルマガに比べれば、まだまだ規模は小さいものですが。

とりあえず、今後もメルマガは続けていきますので、よろしくお願いいたします。

R-style » メルマガ


という話はさておき、コンテンツクリーターとメルマガの関係性について書いておきましょう。

「有料のメルマガを、定期的に配信する」

ライターにとってみれば、これは「雑誌」に連載を持つようなものと言えるでしょう。その連載に向けて毎週少しずつ文章を書いていき、一定量まとまったら本にして出版する。そのサイクルは、メルマガ→セルフパブリッシングの構図にぴたりとはまります。

さらに、雑誌よりも密なスタイルで読者さんの相互作用を生むことも可能です。書いたことに対して返ってきたリアクションを踏まえて、コンテンツに変化を与えていく。そうことができるわけです。

また、「有料で配信する」形をとることで、実験的なアイデアの投入もやりやすくなっています。

ブレインストーミングの基本原則として「判断は後回し」があります。アイデア出しの段階でたくさんのケチがつくと、発想そのものがストップしてしまうのです。なので、出てきたアイデアは、できるだけ面白いところを探したり、あるいは他に転用できそうなピックアップポイントを見つけて、よりアイデアを広げていく姿勢がブレストでは求められます。

しかしながら、Webでは、いくらか踏み込んだことを書くと、ケチが大量に押し寄せてくる可能性があります。野次馬が多いのかもしれません。

対して有料でメルマガを読もうとしてくれている人は、そのメルマガ発行者に対して、興味・関心を持っている可能性が大です。もちろん、批判が飛んでくる可能性はゼロではないにせよ、どちらかといえばブレスト的な雰囲気が醸成されやすくなります(発行者のキャラクター次第な点は否めませんが)。

総じてみれば、メルマガはコンテンツを「作り出していく」場として非常にうまく機能します。メルマガだけあればよい、というものではないにせよ、そういう場を一つ持っておくことは、(雑誌が減速していく中での)「これからのライター」にとって必要になってくるのかもしれません。


もう一つ、ライターというかフリーランサーにとっての恩恵として「定期収入が得られる」があるのですが、私のメルマガは特に儲かっているわけではないので、こういう話は別のメルマガ運営者さんがされたほうが説得力があるでしょう。

でもまあ、ありがたい存在であることは、つつみ隠さず開示しておきます。


というわけで、メルマガについて書いてみました。

一度始めると、ずっと続けることが前提となってしまうので、誰でもできるわけではありませんが、「書く」という行為を10年というスパンで続けていくつもりならば、良いパートナーとなってくれるとは思います。

では、では。

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7/20 〜 7/25 今週のまとめ

今週のまとめエントリーです。

  1. 無料公開、人がお金を払う、かといっても
  2. 削られる石、壁、美しさ
  3. 本の雑誌社さんの社是を見ながら
  4. どこにもいかないセンテンス群
  5. 虎の威を借りすぎた狐
  6. 7×2のG

今週はいろいろ切羽詰まっていたため、なにがなんやらな記事が多かったですね。もともとそういうブログなのかもしれませんが。

今日の一言

今日の一言はこちらでつぶやいております。

7月22日

落ち着かないのは、たぶん落ち着くための場所がないからで、それは減らすことでスペースを確保できるようになります。

7月24日

壁は完全なる遮断を。フィルターは選別を。

7月25日

思考が必要なタイミングなのに、感じることに逃げたら間違います。大いに間違います。

今週触れた本

買った本・頂いた本

ハイデガー拾い読み (新潮文庫)
ハイデガー拾い読み (新潮文庫) 木田 元

新潮社 2012-08-27
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現代という時代の気質 (ちくま学芸文庫)
現代という時代の気質 (ちくま学芸文庫) エリック ホッファー Eric Hoffer

筑摩書房 2015-06-10
売り上げランキング : 111393

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上の二冊は、閉店当日のリブロ池袋で買いました。わりと本に呼ばれたような感じです。

マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM)
マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM) ブリジット オベール Brigitte Aubert

早川書房 1997-02
売り上げランキング : 69618

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たまたま出張中に立ち寄った八重洲ブックセンターさんで平置きされていたので購入。

エンジニアのための時間管理術
エンジニアのための時間管理術 Thomas A. Limoncelli 株式会社クイープ

オライリー・ジャパン 2006-10-19
売り上げランキング : 47689

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@shigotanoさんがずいぶん前に紹介されていて、ずっと気になっていました。

行為と妄想 わたしの履歴書 (中公文庫)
行為と妄想 わたしの履歴書 (中公文庫) 梅棹 忠夫

中央公論新社 2002-04
売り上げランキング : 118148

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裏がえしの自伝 (中公文庫)
裏がえしの自伝 (中公文庫) 梅棹 忠夫

中央公論新社 2011-04-23
売り上げランキング : 293915

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夜はまだあけぬか (講談社文庫)
夜はまだあけぬか (講談社文庫) 梅棹 忠夫

講談社 1994-12-27
売り上げランキング : 406575

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図書館で借りて読んだきりになっていたので、改めてまとめて購入。

抜群に評価される人の教科書 〜誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則〜
抜群に評価される人の教科書 〜誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則〜 横山信治

ぱる出版 2015-07-25
売り上げランキング : 59338

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献本頂いた本。

読了した本

逆道の覇王戦記 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)
逆道の覇王戦記 (ダッシュエックス文庫DIGITAL) 空埜一樹 植田亮

集英社 2015-03-25
売り上げランキング : 27870

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「異世界に召喚される主人公もの」なんですが、設定にちょっとひねりがありました。

読み始めた本

エンジニアのための時間管理術
エンジニアのための時間管理術 Thomas A. Limoncelli 株式会社クイープ

オライリー・ジャパン 2006-10-19
売り上げランキング : 47689

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ちらっと読んだ段階ですが、抜群に面白いです。もちろん、エンジニア(システム管理者)向けの本なのですが、デスクワーカーには参考になる点も多そうです。

明日のメルマガ告知

毎週月曜日に配信しているメルマガ。来週号は250号ということで、特別号をお送りします。

というわけで目次は、

ひ・み・つ

です。

→メルマガの過去分エッセイは「Facebookページ」にて読めます。

頂いた感想など:

Weekly R-style Magazineは、毎週月曜日の朝7時に配信されているメルマガです。

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Weekly R-style Magazine ~プロトタイプ・シンキング~(まぐまぐ)

ブログに書けないテーマ、長期的な連載、日々考えていることなどをお送りしています。

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7×2のG

「斉藤さん。どうやったらうまく生きていけるんでしょうか」
「そうだな。もちろん、それは”うまく”の定義によるね。それが”善く”ということなのか、”人を騙してずるく立ち回る”ということなのかによって変わってしまう」
「もちろん、そんなことしたいわけじゃありませんよ」
「わかってるさ。でも、一応確認したまでだ。なんであれ確認は重要だろう」
「たしかに」
「たぶん、こんなことは言えるんじゃないかな」

Gift-Give

僕たちはたくさんの贈り物を受け取っている。言ってみれば、生命一つとっても贈り物だ。人類は細胞分裂でつながっているんだからね。あるいは、他の人よりもちょこっとだけ得意なことがあるかもしれない。それだって贈り物だよ。まずは、それを大切にすることだ。

でも、それを抱え込んでちゃいけない。気前よく誰かに与えるんだ。気にしなくていい。それはもともと贈られたものだったんだ。はじめからの君の所有物なんかじゃない。だから、惜しみなくそれを与えることだ。バランスシートなんて破り捨ててしまって、よりよく使っていけばいい。

Geek-Game

この世界には意味なんてない。世界はただ存在し、僕たちもただ存在している。そこに意味を求めたがるのは、脳だ。肥大化したこの脳細胞の群れが、意味を欲するんだ。解脱して、ただありのままを受け入れるようになるのもいい。悟りの世界はきっと静寂に満ちているのだろう。

でも、それが無理ならば、徹底的にこの世界を楽しむことだ。攻略し尽くすことだ。意味がないのならば、自分が充実感を得られる意味を与えてしまえばいい。ある意味で、それはゲームをするということだ。ゲームは誰にも強制されずに、しかしながらそこにルールという制約を持ち込む。だからこそ、ゲームは楽しい。人生も同じだ。

そしてそこではgiveというコマンドが大いに役立つ。

Grind-Gaze

現象を細部まで観察することだ。石臼で粉々にすりつぶしたうえで、その一つ一つの粒に「これは何か」と問うことだ。熟視し、分析し、スケッチし、推論することだ。

それは地図にもなり、武器にもなり、アイテムにもなる。ゲームを面白くしてくれる。

Gather-Gang

人を集めよう。人が集まれば、きっと何か面白いことが起こる。どのような時代でも、プラットフォームは力を持ってきた。ただし、何もなければ人は集まらない。旗印が必要だ。geekはちょうどよい目印になってくれる。

もし面白い人を見つけたらチームを組むことだ。もちろん、それは機能するチームでなくちゃいけない。リストに名前を並べて、「はい、これが私のチームです」と吠えたところで、それは何も生み出しはしない。共通する理念や目的を持ち、相互がフィードバックを与え合うようなチームを作ることだ。それをまあ、ここではギャングと呼んでおこう。もちろん、頭文字を合わせるための苦肉の策だと思ってもらって構わないよ。

Gatekeep-Guid

門を守ることだ。この情報はここで止める。この情報は中に入れて広める。そういう役割を意識することだ。でなければ、なんでもありになってしまう。なんでもありというのは、なんにもないのとイコールだ。そこに門番の姿を認めることはできない。

しかし、門を守るだけでは十分ではない。中に入れたものも道に迷って十分に広まらない可能性がある。それは門番が気にするようなことではないかもしれないが、なそうとしていることが達成できていない。だから、ときには導き手にもなることだ。

Gentle-Grow

紳士的に振る舞おう。優しく、穏やかで、温和に、静かに、寛大に振る舞おう。他者への攻撃は、ショータイム以外では何の意味もない。

ただし、攻撃せずに見守っているだけでは不充分なときがある。そこは手を差し伸べ、助力を与えよう。世界は不条理に満ちている。だからこそ、自らが守れるだけの条理を持つことだ。

Gap-Go

隙間を進もう。それは、道ならざる道だ。誰も歩いたことがない。そこに道があるとさえ想像すらされなかった場所。そういう場所に足を踏み入れていくことだ。もちろんこれは孤独な旅になる。でも、後ろで見守ってくれる人はいるかもしれない。灯火は自分で掲げなくてはならないが、いくらかの風よけは手に入るかもしれない。

epilog

「どうかな、何か参考になったかな」
「とても実践できる気がしません」
「僕だってそうだよ。でも、それを目指すことはできる。そして、それが一番大切なことなんじゃないかな。どこにたどり着くかではなく、何を目指して進むのか。それがうまく生きるということの答えかもしれないね」

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虎の威を借りすぎた狐

「虎の威を借る狐」

という言葉があります。「偉い人に頼って、威張り散らす小物」ぐらいのニュアンスでしょうか。

おおよそ否定的な意味合いで使われるこの言葉なのですが、本当にそんなに悪いことなのでしょうか。


ウサギ「あっ、獲物だ! 獲物だ」
キツネ「美味そうじゃないか。俺にも寄こせよ」
ウサギ「ちょっと、ダメですよ。僕が見つけたんですから」
キツネ「そんなこと言っていいのかよ。俺のバックにはトラが付いてるんだぜ」
ウサギ「そ、そんな〜」

絡まれたウサギからしてみれば散々ですが、もともとその世界は弱肉強食なわけで、その意味ではキツネの知略がウサギよりも勝っただけです。自分で獲物を掴まえることすらできない圧倒的弱者であるキツネの、立派な生存戦略とすら言えるかもしれません。他者を騙すことでしか生きていけない生物ならば、それが生きるための手段となるでしょう。自分の卵を他の鳥に育てさせる生き物もいるぐらいなので、そんなにひどい話ではないのかもしれません。

でも、本当にそうでしょうか。あっさり頷けない違和感がこの話にはあります。

もしかしたら、問題があるとすれば、それは倫理観ではなく、むしろアイデンティティー(自己認識)にあるのかもしれません。


二つの場合を考えてみましょう。

一つは、キツネが「自分はトラの権威を語っていること」を自覚している場合。

その場合、キツネの自尊心はトラの権威の高さに依ります。だから、もし他人がトラを批判し始めたら、大声で、ときにヒステリックにそれに対して反撃を加えることでしょう。それは間接的にではあるにせよ、キツネの自尊心を傷つけることになるからです。黙って見過ごすわけにはいきません。

また、頭の回るトラがキツネに対して「ちょっとみかじめ料を支払えよ」と脅してきたら、断ることはできません。なにせそれはアイデンティティーの保存料金なのです。自我を持つ存在にとって、アイデンティティーには大変な価値があります。ときにそれは生命維持よりも上位に置かれることすらあるのです。

気がつけば、キツネは搾取される側に回っているかもしれません。


もう一つの場合は、キツネがトラの権威を語っていることを自覚せず、むしろ自身のアイデンティティーをトラに直接重ねている場合です。つまり、そのキツネはトラの権威を語りすぎて、自分のことをトラだと思い込んでしまっているのです。

しかし、キツネはどこまでいってもキツネです。思い込みの魔法は強力ですが、キツネをトラに変えるほどの力はありません。

すると、実体とアイデンティティーの乖離が生じます。その乖離が生み出す穴(あるいは溝)は、放置しておくといろいろなものを吸い込んでいってしまいます。

それはおそらく搾取されていた方がよかった、ぐらいの結果を引きおこすでしょう。


人を騙すことは、もちろんよくはありません。威張り散らすことも、共同体で生きる以上は避けた方が良いでしょう。

しかし、自分を大きく見せることは、それとは違ったデメリットがありそうです。

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