終風の忠告がなかなかシブい

2009年7月2日

finalventさんの日記より 終風の忠告

全部で45個のアドバイス。心にがつんときたものを5つチョイス。

2 疑念にかられたときは最悪の可能性を避けるように手を打つ。

 これはトレーディングにおいて最も重要な心がけだと思う。当然それ以外の分野でも通用するだろう。何にしろ「最悪」の状況さえ回避できればあとはなんとでもなる。

11 自分で過去を忘れても過去はあなたを忘れない。

 忘れたつもりになっても・・・。結局自分自身は過去の積み重ねの上で出来上がっている。

22 準備万端の時はチャンスも逃した時。

 チャンスは大体ちょっと準備不足の時にやってくるもの。
 <”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはない>って言ったのダレだっけ。

32 深刻に考えると物事はいかようにも深刻に考えらるものだが、その意義は別問題。

 哲学者の罠とでも申しましょうか。結局の所心配しても無駄なものは心配するだけ損。

35 境遇を評価しても境遇は変わらない。

 まったくもって正論。境遇を評価することは境遇の変化には繋がらない。でもなんかした気になっちゃうのも確か。

それ以外にも経験を積み、ユーモアを持った視点でかつシニカルなアドバイスがたくさんです。読んでるとちょっと泣きそうな気持ちになってきます。なぜだか。

2009年7月 読みたい本リスト

2009年7月1日

さて、今日から7月。いくつか「これは読みたい!」という本をリストアップ。

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
筑摩書房
発売日:2008-12
発送時期:在庫あり。
ランキング:2410
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 潜在意識と顕在意識
おすすめ度5 苦痛と快楽の距離が近づいている(本文より)わけを知った
おすすめ度5 『ヒト』の限界寸前まで、過剰な刺激と快楽をエスカレートしている現代社会
おすすめ度2 興味深い本ではない。
おすすめ度5 広告は立派な洗脳

極東ブログさんで書評を見て気になっていた一冊。とりあえず本屋で見つけたので購入。
脳の潜在意識と、我々の行動についての関係など。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
ダイヤモンド社
三本木 亮(翻訳)
発売日:2001-05-18
発送時期:在庫あり。
ランキング:472
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 TOCとはなにか
おすすめ度4 職種を問わず中堅社員と呼ばれる人、お勧めです
おすすめ度4 今となっては冗長だが、大事な古典
おすすめ度5 研究畑の人間でも楽しめる
おすすめ度5 「カイゼン」の思考

ずっと前から読みたいと思いながら「古本屋」で見つからないかな、と甘い期待をして買いそびれていた本。今月は決意して読もう。

信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム
東京大学出版会
発売日:1998-05
発送時期:在庫あり。
ランキング:12662
おすすめ度:4.0
おすすめ度5
おすすめ度2 信頼VS安心なのか?
おすすめ度5 現代社会の構造がわかる。

どこかで書評を見かけ、買ったのはいいが未だ1ページも読んでいない本。
いい加減今月に読んでしまおう。

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1)
ソフトバンククリエイティブ
高橋 啓(翻訳)
発売日:2007-06-23
発送時期:在庫あり。
ランキング:251
おすすめ度:4.5
おすすめ度4 頑張っても売れないヒントが隠されています。
おすすめ度5 また、ヤッテしまいました。
おすすめ度2 ちょっと難しかった
おすすめ度4 先入観、思い込みの根深さ
おすすめ度3 人間社会における「臨界質量」「しきい値」を発生させるメカニズム

マルコム・グラッドウェルの「天才!」がかなり面白かったので他の著書もちょっとチェックしておきたい。

あと時間があれば

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
東洋経済新報社
発売日:2009-06
発送時期:在庫あり。
ランキング:78

これも読んでおきたい。整理マニアとしては是非チェックしたいところだが、時間があるかどうか。

スタバ ダブルショット アイスエスプレッソを飲んだ

2009年7月1日
スタバ ダブルショット アイスエスプレッソ

スタバ ダブルショット アイスエスプレッソ

178円のちょっと高めの缶コーヒー。スタバブランドということでちょっと期待はしていたんですが、まぁちょっと無いな、という感じ。
エスプレッソに砂糖を加えたもの、ということでいわゆる加糖ブラックに属する商品なんですが、個人的に私が一番苦手な分類でもあります。
コーヒーにミルクだけを加えたもの(ホワイトコーヒー)はわりかし好きなんですけども・・・。

評価:☆

6月に読んだ本。

2009年6月30日

さて、6月も最終日。今月読みたかった本はどれくらい読めただろうか。

6月のうちに是非ともこれは読みたいと思った本はこちら
2009年6月 読みたい本リスト

リストで上げた本は4冊。そのうち読み終えたのは3冊。本屋に入ったときに適当に読みたい本がいくつか増えたので1冊だけ読めませんでした。というか手に入れてすらいません。この辺はちょっと反省。

天才!  成功する人々の法則
講談社
勝間 和代(翻訳)
発売日:2009-05-13
発送時期:在庫あり。
ランキング:714
おすすめ度:3.5
おすすめ度1 期待はずれです!
おすすめ度4 文化的遺伝子が成功に与える影響を思う
おすすめ度4 なるほど!
おすすめ度3 環境、機会の大きさを再認識
おすすめ度4 望んでなれないからこそ「天才」なのだ

なかなか面白かったです。そもそもいろいろなブログでレビューされていたので気になっていた一冊。「1万時間」というのは今のところ私の中で目標を達成する過程を考える上で重要なキーワードになっています。

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ダイヤモンド社
望月 衛(翻訳)
発売日:2009-06-19
発送時期:在庫あり。
ランキング:28
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 複雑化する社会の不確実性を解き明かす名著
おすすめ度5 うろこがいっぱい張り付いた目を浄化してくれる
おすすめ度3 内容は面白いが。。。。
おすすめ度5 予期せぬ出来事(Black Swan)に関する、深く広範囲で刺激に満ちた考察 [2007/9/22原書review]
おすすめ度4 見えないのは見るためには思考を変えること
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
ダイヤモンド社
望月 衛(翻訳)
発売日:2009-06-19
発送時期:在庫あり。
ランキング:44
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 予期せぬ出来事(Black Swan)に関する、深く広範囲で刺激に満ちた考察 [2007/9/22原書review]
おすすめ度4 著者が語っているのでよかったらぜひ

これまた抜群に面白い一冊。先ほど上げた天才!の中の「マタイ効果」なんかも出ていてシンクロニシティがちょっと感じられました。
不確実性とリスクの本質という事がテーマですが、トレーディングに関わっていない人でも十分面白く読めそうだと思います。
「ありえない」なんてありえない!
というフレーズにぐっときた方は読んでみるといいと思います。

さて、明日は7月に読む本をリストアップしてみよう。

メディアマーカー:最近読んだ本

幸福実現党について少し感想

2009年6月29日

この前駅前を通ったら見たことのない政党のポスターが

幸福実現党
http://www.hr-party.jp/index.html

サイトによると
「憲法9条改正。
北朝鮮のミサイルから日本を守ります。

消費税・相続税全廃。
あなたの財産の倍増させます。」

というのが主立った目的らしい。
次の衆院選で小選挙区300名、比例43名の合計343名の立候補者を立てるらしい。

また党の創立者が新・日本国憲法試案というのを発表したらしい。これを日本国の新しい憲法にするというのが憲法9条改正に繋がるのだろう。
とりあえず日本国憲法2.0とかではなくてよかった。

Youtubeにて幸福実現党チャンネルなるものもあるらしい。

党の設立は2009年5月23日とのことで私が最近知ったのも無理はない。

一応ウィキペディアで引いてみると(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E5%85%9A)

宗教法人「幸福の科学」を母体にした政党。現実に国民を救済し、幸福を具体化するために、『幸福実現党』という責任政党が創立された。 党の概要では、幸福の科学総裁兼幸福の科学グループ創始者大川隆法を「創立者兼精神的指導者」としている。党運営には直接関わっていないという。党指針書に大川隆法の著書『幸福実現党宣言』を挙げている。

幸福の科学という宗教が母体になっている政党のようである。

細かいところを突っ込むつもりも勇気も持ち合わせていないので今回は一番最初に見た選挙公約的なものだけを見たいと思う。

憲法9条改正については私は基本的には賛成である。それで直接北朝鮮からのミサイル問題について解決できるとは思えないが、一つのアプローチであるとは思う。

消費税全廃については理想的すぎるだろうし、財源の問題が出てくるのは見えている。しかしとりあえず国民受け特に収入が少ない人向けにはよい印象をあ耐えるだろう。

しかし、相続税は基本的に多く払っているのは金持ちであり、庶民にはほとんど関係ない話だ。都内一等地に住んでいる庶民がいれば好印象を持つだろうが、まあかなりニッチな層であろう。

結局まとめてみると、すこし実現が遠い政策公約としか見えてこず、私個人的には支持できる政党にはならない、という結論に達した。

しかしウィキなどでその路線を見ているといままでの政党とはまったく血色の違う超独自路線の政党である、ということは間違いなさそうだ。
大統領制の導入なんていったいどの層にアピールしているのかまったく不明である。まあマーケティングの様にどこかの層にアピールすることが政党の仕事ではないわけだから気にしたら負け、ということなのかもしれない。

スタバ キャラメルを飲んだ

2009年6月26日
スタバ キャラメル

スタバ キャラメル

210円の高級カップコーヒーブランドの、スタバディスカバリーシリーズの新商品。

今回はキャラメルフレーバー。

正直キャラメルフレーバーは極端に甘いモノが多く今回はあまり期待していませんでした。しかし、これはなかなか美味です。
飲んだ瞬間はキャラメルの強烈な甘さが口に飛び込んでくるのですが、のどごしに書けてコクのある苦みがほんのりと感じられます。
きつすぎず、薄すぎず、と微妙なバランスを保っております。これは二回目飲むかも知れません。

評価:☆☆☆☆

”平和”を守るルール

2009年6月25日

「じゃあちょっと聞くけどさ」
彼女はほんの少し視線を鋭くして僕に向き直る。
「あんたの目の前で見るからに罪のない人が暴力にあっている。それも圧倒的な暴力だ。相手は無慈悲に自分のか力をまるで誇示するかのようにふるっている。もしかしたらその罪のない人は放っておけばいずれ命がつきてしまうかもしれない。」
「ふむふむ」
「そんとき、あんたはどうするんだい?絶対平和主義者のあんただったら」
「やはり暴力はいけないと思うよ。暴力に暴力で対抗しても憎しみの連鎖は・・・」
「それが、あんたのいう絶対平和主義なのかい。笑わせてくれるねぇ。あたしには単なる臆病者のいい訳にしか聞こえないけどさ」
「そうじゃないよ、確かに暴力を止めるための暴力というのは必要悪として存在するかもしれない。でもそれは本当に最後の手段なんだ」
「一体だれが、その最後の瞬間ってやつを決めるのさ。その罪のない人が死んで自分のみに暴力が降り掛かろうとしたときかい?」
「そういうわけじゃ・・・」
「結局は平和、平和いいながら、自分が誰かに暴力を振るうことがいやなんだろう。実際暴力を振るう方も痛みを感じるからね。ただ自分が暴力を振るったという状況に直面したくないから、お飾りの平和主義の中でぬくぬくと暮らしているんだろ。そんなやつらに世界が救えるとはとても思えないよ。」

僕は沈黙を返す事しかできなかった。彼女の指摘はとてもとても正しい。僕は人を傷つけたくないだけだ。そう傷つける事の重みを背負い込みたくないだけ。ただそんなのかっこわるいから「暴力反対」「平和主義」を掲げて生きているだけ。自分の周りの世界が安全ならばそれでいい、他の世の中がどんな状況だって知らんぷりして生きていく。それのどこが間違っているというのだろう。僕は自分の欲求にただひたむきにしたがって生きているだけなんだ。

僕が何か言い足そうな顔をしていたのかもしれない。彼女がさらに告げる。
「自分は弱いから関わりたくないならばその場からすぐに逃げ出せばいいんだ。それをしたり顔で平和主義の看板ぶら下げて人が暴力ふるわれている所を干渉している、それがあたしには我慢できないくらいイライラさせられるのさ」
「だったら僕はどうすりゃいいのさ」
「さっきもいったろ、弱いなら弱いと認めてしまえばいい。世の中の流れに流されるだけのちっぽけな存在ですと世界中に表明してしまえばよい。誰もあんたに期待しないし誰のあんたに絶望しない。あるいは」
彼女はそこで大きく息を吸い込んだ。
「自分なりのルールに従って、痛みを背負い込む覚悟をし、自分の罪の意識を腹に飲み込んで暴力を振るうしかない。でもそれは結構きつい事なんだ」
「僕にはうまく想像する事ができないな。そのような生き方がどんな信念のもとでなら可能なのか」
「信念なんかじゃないさ。それは、そうただの本能や習性に近い。でも人間は本能の赴くままに生きるには社会というものを作り込みすぎちまった。それはよかれ悪かれ人の心と行動を縛り上げてしまのさ」
彼女はそういってポケットから細いタバコを取り出して火をつけた。そのタバコはあまりに細いので目を凝らさないとふっと消えてしまうかのような錯覚を覚える。煙もほとんど出ていない。それはもしかしたらタバコではないのかもしれない。

でも、彼女はそのタバコのようなものから大きく煙を吸い込み、深く深く吐き出した。それはため息を隠すためのものなのかもしれない。世界にはため息をつきたくなるような事が本当に山ほどある。僕と彼女の関係もその一つのうちだ。
「ともかく、僕は僕なのルールを見つけるよ。すくなくとも自分自身くらいは納得させられるルールを」
「そうするといい。すくなくとも自分は納得させられたんなら上出来さ。世の中にはそれすらもできない連中が本当に多いからね」
彼女はまるで会話の最後の句読点をうつかのようにタバコを足下に投げすて、靴の底で踏みしめてから静かに僕の前から姿を消した。

人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)
岩波書店
発売日:2001-10
発送時期:在庫あり。
ランキング:12870
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 求められる真摯な思索
おすすめ度4 人道的介入の理解のための「形」を与えてくれる一冊
おすすめ度3 確かに良書。が、しかし
おすすめ度4 人類が背負う重い課題
おすすめ度4 とても勉強になった。

コクの時間を飲んだ

2009年6月24日
コクの時間

コクの時間

キリンの第三のビールの新商品。
名前に「コク」が入っている通り確かにコクはある。第三のビールにそれ以上求めるのは酷なことかもしれないが、コクがあるだけ、の味である。逆にその分不自然な感じのする味とも感じられる。全体的にバランスが悪いというか特定の能力値ばかりを鍛えてしまったキャラクターという印象。

評価:☆☆

ワンダ オン・ザ・ロックを飲んだ

2009年6月24日
ワンダ オン・ザ・ロック

ワンダ オン・ザ・ロック

ワンダの新商品。ウィスキーの飲み方みたいな名前ですが、要するにアイスコーヒーです。パッケージはワンダゼロマックと似た様な加工で真っ青な色合い。

味的にはまあアイスコーヒーです。豆感は結構ありますが、若干それがきつすぎるかな、という印象。可もなく不可もなく。126円とちょっと高いのが印象的です。

評価:☆☆☆

情報整理におけるとても大切な一つの問い

2009年6月21日

「これは何か?」
これが、おそらく最も基本的でかつ重要な問いである。
それは情報収集でも、行動決定でも同様に重要であるといえる。
例えばメモ。そのメモは何なのか?何に関連し、どう扱うのか?ということを自問していけば自ずとそのメモの処理、行き先は見えてくる。
例えばプロジェクト。課題や気になる事があったときに、じゃあ目指すべき結果というのはどのようなものなのか、そのためにとるべき具体的な行動は何なのか、いつまでにそれをすればよいのか、そういった事が答として出てくる。
逆にこの問いを行わなければ情報はただ情報として、目標はただ目標としてその辺に転がっている書類の中に埋もれてしまいかねない。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
二見書房
田口 元(監修)
発売日:2008-12-24
発送時期:在庫あり。
ランキング:1266
おすすめ度:5.0
おすすめ度2 GTD: Getting Things Done やってる事はごく普通です
おすすめ度5 深く理解するのには最適
おすすめ度4 実践的と思ったので早速取り入れてます
おすすめ度4 「気になるコト」を頭の外へ放り出す
おすすめ度5 水のように澄んだ心で人生をすすめる方法の紹介

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この本で紹介されているGTD(Getting Things Done)は日本でもすでにおなじみになりつつある仕事術、整理術である。対象とするのが仕事だけではないので、正確な意味合いにおいては仕事術とは言えないかも知れない。情報の整理であり、行動の整理である。言い方を変えれば人生術と言っても良いだろう。

タイトルにもはじめてのGTDとある様にまったくGTDについて知らない読者向けに丁寧に解説されている。GTDとはどのようなシステムなのか、実際どんな行動が必要なのかというのが具体例を含めて解説されている。

簡単にまとめると、GTDは以下の5つのステップから成り立っている。
収集、処理、整理、実行、レビュー、この5つだ。
この5つの処理の流れを一つのシステムと意識して継続していくことがGTDの骨子である。この継続というのは重要な意味合いを持つ。そのあたりは実際に読んでいただくとわかりやすいだろう。
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「これは何か?」という問いは処理のステップで登場する。頭の中の「気になる事」をリストにあげていき(収集)、一つ一つ「これは何か?」と問いかけ、その身の振り方を決定していく。(処理)

GTDを行う上で、一番最初の収集では頭の中にある「気になる事」をすべてリストアップしていく。頭の中の棚卸し作業だ。実際この作業を行うだけで脳がすっきりする感覚は味わえる。それがストレスフリーの感覚だ。このすっきり感こそが次なる生産性へのステップになるわけだ。

私が一番印象的だったのは「気になる事」について、具体的に行動にまで落とし込んだり、保存先を考えたりする、という「処理」のステップである。メモなどは一括管理せよという仕事術の本を見かける事は多い。それらはメモの内容をパソコンで管理して、などと非常に曖昧な処理の仕方しか述べられていない。

しかし本当に重要なのはこの処理のステップである。私自身最初の収集処理で3時間程度使い、頭の中をカラにする感覚と、それぞれについて行動を決定する処理を行った。
多少辛いかなと予想はしていたが案外すいすいと進んだのを覚えている。そしていくつかのリストとカレンダーへの書き込み、チェックリストなどが出来上がった。

すると、普段メモを書くにしても何か情報を保存するにしても、そのタイミングで大まか「行き先」が見えてくる様になった。何か思いついても、ただそれだけではなく「じゃあどんな行動を次に起こす必要があるのか」を考えるようになった。一見これらは当たり前の用に感じるかもしれないが、抽象的に思いついた事や漠然としたアイデア・目標というのはただそれを書き付けただけだと何の行動にも結びつかない事が多い。

結局ギリギリになって行動を起こさざる得ない状況で行動を起こす、あるいは忘れたままでスルーということが今まで結構あったように思う。

しかしGTDというものを生活に取り入れてからは情報収集する前には受け皿を意識し、目標を考える際には必ず行動を一緒に考えるようになった。今までタスクをリマインドしていても積極的に行動に移れなかったのが、どんどん前のめりに仕事をsするようになった。

これはなぜなのだろうか。

考えてみると、要するに「タスクに追われているか」「タスクを追っているか」の違いなんだなと気がついた。
人は主体的に行動する時により積極的になるというのはよく見られるパターンだが、達すべき水準や状態だけ提示していても「なんとなくやらなければ」という感覚しか得られない。
しかし、その水準や状態に達するためにはまずどんな行動が必要か、ということを自分の頭の中で考えた瞬間からその行動は自分のものであり、「主体的な行動」扱いになっているのだろう。

単純なルーチンワークですらも、今では多少意欲的に取り組めるようになった。すくなくとも今まで滞りがちだった家計簿もほぼ抜かりなくつけられるようになっている。
これも単に家計を管理しなければ、という漠然とした目的意識ではなく、出費を抑えるために一週間どのくらいどのような項目に使っているのか知る、という具体的な目標が決められたおかげで、細かい項目はほぼ無視して、一週間に食費、雑費、娯楽費などにいくら使っているかを管理するだけにした。それを私と妻がシェアする。不思議な事にそれだけで「なんとなく無駄遣い」が減ったのだから驚きである。
(ちなみにこれは週次レビューの一環である)

多少話がずれた。
この本で語られている内容はとても示唆深く、感銘を受けた事すべてを書いていくことは難しい。少なくともこのGTDというのが非常に優れたシステムであるということは私の忌憚ない印象である。
もちろん全ての人に適切なシステムであるかどうかまでは知りようもないが、デスクワークなどで情報を扱うことが多かったり、毎日発生するタスクに押しつぶされそうになっている人ほど効果があるのではないかと思う。

頭のすっきり感を保ち、前向きに課題に取り組むように人生を生きていくことは仕事であってもプライベートであっても充実感のある人生にはとても重要な要素だと思う。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
二見書房
田口 元(監修)
発売日:2008-12-24
発送時期:在庫あり。
ランキング:1266
おすすめ度:5.0
おすすめ度2 GTD: Getting Things Done やってる事はごく普通です
おすすめ度5 深く理解するのには最適
おすすめ度4 実践的と思ったので早速取り入れてます
おすすめ度4 「気になるコト」を頭の外へ放り出す
おすすめ度5 水のように澄んだ心で人生をすすめる方法の紹介