Category: ライフハック

効率化と最適化

のきばトーク第19回のテーマは「タスク管理と効率化」でした。

で、放送を終えてからもずっと「効率化」について考えていました。

自分にとって効率化とは何だろうか、と。

突き詰められない効率化

純粋に考えて、何かを効率化することは嫌いではありません。処理の自動化スクリプトを書いたりもしますし、万年筆ではなく、テキストエディタで文章を書いているのも、方向性的には効率化ではあるでしょう。

しかしながら、それを真摯に追求しているかというと、微妙なのです。

たとえば、日本語変換ソフトにはATOKを使っていますが、だからといってスペニットソフトは使っていないのです。
たとえば、メルマガには全体のテンプレートがありますが、個々の連載にはそれがありません。

「効率化」という視点に立てば、これは不合理なことです。賢い日本語変換ソフトを使ってキーボード入力の時間短縮を図るなら、スペニットソフトでさらなる時間短縮を求めるべきでしょう。メルマガ作成にかかる時間を、テンプレートによって短縮するならば、いっそそれぞれの記事もテンプレート的に処理できた方がスマートなはずです。

しかし、私はそれを求めていません。これではとても「効率化している」とは言えないでしょう。

効率の計算式

「効率化」という言葉を聞くと、「単位時間当たりの産出物を増やす」というイメージが出てきます。同じ時間を使いながら、より多くの成果物を生み出せるようになれば、それは効率化できたと言えるでしょう。

つまり、その計量には割り算が伴います。成果物の量を単位時間で割ってスケールを整え、その上で「効率化できているかどうか」を測定するわけです。

私はどうも、この考え方に違和感があるようです。第一に、そこには質がまったく考慮されていないところ。第二に、成果物が増えたとしてどうなるのかの視点も欠けているところ。この二つです。

たとえどのようなものであれ、増えたら増えた分だけのメリットが返ってくるならば、「効率化戦略」は概ね正しいでしょう。しかし、現実を考えればそれはあまりにも単純すぎる考え方です。

効率化の基準

もう一つ、「効率化」を追求していくと、最終的に出てくるのは「無駄を無くす」という考え方です。無駄なものがあれば、効率を阻害するのですから、これは当然の帰結でしょう。

でも、無駄って何でしょうか。いや、そういう哲学的な問いではなく、無駄を測るための基準は何なのか、という実際的な問いです。少なくとも、これがあやふやであれば効率化の追求は頓挫します。よって、どこかでそれを定めることになるわけですが、それって本当に正しいのか、という疑問がついて回ります。だって、人間の認識なんて偏りだらけなのですから。

この、「効率化の追求→無駄を無くす」という一連の手続き的な流れに、私は危うさを感じています。それは多様性をそぎ落とし、リスクに対するショックアブゾーバーを削り取る行為です。そして、その認識の裏側には、人生や仕事をあたかも完璧にコントロールしうるものだと捉えてしまう幻想が潜んでいます。これが一番危ういのです。

しかしながら、この流れはある意味で必然的な帰結です。

どういうことかというと、「効率化の追求」の過程すら「効率化」してしまうからこういうことになるのです。「効率化するための過程」すら「効率化」すれば、出てくるのはただただ単純な、線形で脆さを含む結果しかありません。

おそらく、このメタ的な適用は、「効率化」に限らず、危ういものを生み出してしまう行為なのでしょう。

さいご

ということを考えてみると、自分が志しているのは「最適化」だということに気がつきました。自分の時間や認知資源の使い方を最適化する。それが、私が目指しているところです。結果的に、それが「効率」につながることはありますが、それはおまけみたいなものです。

でもって、私はどうでもいいことについては、「最適化」の考えを適用しません。何の生産性もないゲームにお金を使いますし、こうしてほとんど儲からないブログに毎日1時間も「浪費」しています。でも、それはそれとして仕事もしていますし、それなりの精神的バランスを持って毎日を送れています。

つまり、最適化しないことがあることもまた一つの最適化の在り方なのでしょう。はたして、これはメタ的なのかどうかは難しい問題ですが。

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WorkFlowyの3種のExport +α

WorkFlowyには、作成したアウトラインを出力するためのパターンが3つ用意されています。

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※メニューから「Export」を選択

Formatted
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Plane Text
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OPML
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昔は、「表示されたテキストを選択→コピー→別の場所に貼り付け」、ができるだけでしたが、最近はファイルのダウンロードも可能になっています。

Formatted

ごく簡単に言えば、リッチテキスト。ワープロソフトなどに貼り付ければ、「箇条書き」の形式で貼り付けられます。

たとえば、Evernoteに貼り付けてみるとこうなります。

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同じものをCotEditor(プレーンテキスト)を貼り付けるとこう。

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行頭のバレットが消え、単に空白スペースの数だけで階層が表示されていますね。これはこれで使い勝手があるかもしれません。

ちなみに、このFormattedをファイルでダウンロードすると、html形式となります。箇条書きの形式はリストタグ(ul,li)による表現です。

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※ダウンロードしたファイルをブラウザで閲覧

簡単に解説すると、項目(トピック)のclassは”name”、noteのclassは”note”となっています。正規表現による置換にでもお使いください。

PlaneText

その名の通りプレーンなテキスト。でも、普通にコピペすると、「いやいや、欲しいのはそれじゃないから」的に行頭に「-」が付いてきます。noteは行頭と行末に「”」です。これはダウンロードしたテキストファイルでも同じです。

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このままではまるで使いものにならないのですが、正規表現による置換を使えば、マークダウン形式に変換できる可能性があります。ようは、「- 」を「#」に、「 – 」を「##」に置換すればいいわけですね。ただし、本文が入っている階層がバラバラだとややこしいことになります。

あるいは、行頭に「- 」が必ず付いてくることから、Scirvenerの「text and Split」で読み込ませる手もあります。

Scrivenerにテキストファイルを分割してインポートする機能。そしてEvernoteからScrivenerへ。

分割場所を示す記号に「- 」を指定すれば、綺麗に行頭の文字が消えてすべての項目がScrivenerに読み込まれます。ただし、WorkFlowy上の階層構造はいっさい消えてしまう点には注意しましょう。

OPML

いわゆるアウトライン形式。正式名称はOutline Processor Markup Language(アウトライン・プロセッサ・マークアップ言語)です。

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※テキストエディタで開いてもさっぱり

この形式でダウンロードしておくと、他のアウトライナーアプリに読み込ませられます。また、たいていのマインドマップアプリもこの形式に対応しています。

もし本文をnoteに格納しているなら、Scrivenerへの移行も簡単です。

WorkFlowyからScrivenerへインポート

「いやいや、noteとか使ってないし」という方は、以下の変換スクリプトが役に立つかもしれません。

トピック圧縮ハサミスクリプト|マロ。|note

noteはnoteでも別のnoteですが、最下位項目をnoteに変換するブックマークレットが提供されています。

ふつーにコピペ

ちなみに、Exportを経由せず、普通に項目を選択してコピーし、別のツールに貼り付けたらどうなるでしょうか。

プレーンなテキストエディタなら、こう。

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リッチテキストエディタ(Evernote)ならこうです。

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ようするに、Formattedなわけですね。
※おそらくChromeだとうまくいきません

さいごに

WorkFlowyはすばらしいツールですが、不思議とExportの使い勝手があまりよくありません。たぶん、それもまた本ツールの設計思想と関わっているのでしょう。

ちなみに、テキストファイルで扱う一番面倒のない方法は、Formattedからコピペして、半角スペースを置換で一気に削除してしまう方法です。

※これを
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※こうする
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階層は無くなりますが、使い勝手はあがります。

というわけで、皆様も楽しいアウトライン・ライフを。

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UlyssesをEvernoteのマークダウン用エディタとして

話はシンプルです。Ulyssesで書き、Evernoteで保存。以上。


Evernoteのエディタは一応リッチテキストを扱えるんですが、スタイルの統一的な設定は簡単ではありません。

「これは大見出しだからフォントサイズを18にして太字っと、あとこれは中見出しだからフォントサイズが16で太字、でもって……」みたいなことを一行ごとにやっていく必要があります。で、だいたい「あれっ、中見出しってフォントサイズいくつにしてたっけな……」みたいなトラブルも起きます。

個人的希望は、「見出し1」「見出し2」「見出し3」といったスタイルの設定ができることなんですが、ないものを嘆いていても人生は前には進みません。というわけで、別のエディタで書いてEvernoteに保存します。

で、一つの選択肢としてUlyssesの出番です。

Ulysses
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル


Ulyssesで、こんな感じで書きます。

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で、それを「クイック書き出し」。「HTML」を選びます。スタイルはお好みで。あとはAマークからEvernoteを選択すれば、そのままEvernoteに保存されます。簡単簡単。

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※作成されたノート。

きちんとマークダウンが変換されていますね。

で、ここが重要なんですが、HTMLをインポートした格好になっているので、これらは単純に太字表示されているだけでなく、きちんと見出しの階層構造を持っています。具体的に言えば、Hタグを使って記述されています。

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であれば、他に利用するときにも使えますね。たとえば、そう、電子書籍用ファイル(EPUB)の作成とかにも。


他にもEvernoteに書き出せるマークダウンエディタは結構いろいろあるかと思います。Ulyssesが特別優れているかどうかはわかりませんが、Mediumなんかにも書き出せるので個人的には重宝しております。

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ライフハックをする勇気

青年 前から気になっていたことがあるんです。ライフハックって何なんでしょうか。だって、世にはいっぱいライフハックと呼ばれるものがあるでしょう。それらを見ていたら、もう何が何やらわからなくなってしまって……。

徹人 言葉の認知が広まり、流行していくにつれその意味はどんどん希釈されていく。時には一人歩きしてしまうことすらある。よくあることさ。だから、あまり気にしないことだね。君自身のライフハックを追求すればいいだけだ。

青年 それがわからないから困ってるんじゃないですか。いろいろなライフハックを勉強したのはいいんですけど、だんだん混乱してきているんですよ。自分は何がやりたかったのかって。

徹人 そうかい、ライフハックを勉強したのかい。そして、何がやりたいのかがわからなくなったと。

青年 そんなにニヤニヤしないでくださいよ。僕は真剣なんです。

徹人 わかってるさ、そんなことはね。ただなかなか面白いなと思ってね。ライフハックを勉強、というのは新鮮な響きがしたんだ。

青年 でも、あなただって必死に勉強したから今のあなたになれたんですよね。その立派な帽子もその業績への評価じゃないんですか。

徹人 そうであるとも言えるし、そうでないとも言える。いや、別に議論を煙に巻こうとしているわけじゃないよ。私自身は何かを勉強したわけじゃない。たんにハックし続けただけだ。それがたまたま評価されて、この帽子と立派な肩書きを贈呈されたことは確かだがね。

青年 勉強したわけではない? どういうことですか。あなたは万にも及ぶ引き出しを持っているじゃないですか。それはどこからやってきたと言うのですか。まさか自分で全て開発したと?

徹人 そんな大それたことを言うつもりはないよ。私が巨人の肩に乗っていることは間違いない。たしかにいろいろな本も読んだし、ウェブサイトもチェックした。皆でライフハック談義で飲み明かしたこともある。

青年 だったら……

徹人 ただね、それは知識を丸暗記したのとは違う。別に試験に合格したかったわけじゃないからね。その、なんと言ったっけ?

青年 ライフハック検定ですか。あれは立派な試験ですよ。毎年多くの受験者がいますし、ビジネスの現場で活躍している人が協賛もしています。

徹人 それは結構なことだ。まあ、その試験を受けて活躍している人がどれくらいいるのかは気になるがね。

青年 もちろんたくさんいるでしょう。なにせあんなに人気の試験なのですから。ともかく立派な試験なんです。

徹人 それはおかしな理屈だね。たくさんの人が受験しているのなら、確率的に言って何人かは活躍するんじゃないだろうか。つまり、試験の内容に関係無く、ということだが。いや、これは脱線だね。気にしないでくれたまえ。話を続けよう。私は試験に合格するのが目的ではなかった。では、何が目的だったのか。君には想像できるかい。

青年 あなたらしく知識欲というところですか。なにせこれほどの蔵書をお持ちのあなただ。

徹人 それは否定できないね。でも、それが全てというわけでもない。

青年 だったらあなたがよく言われる他者への貢献というやつですか。知識を持つ人は他人を救える。そうではないですか。

徹人 それは難しいところだね。たしかに知識を得たことで私は幾人かの人を救いもした。ときにはこちらが驚くほど感謝されたこともある。でも、それはおまけというかたまたまの結果だ。はじめからそれを意図していたわけではない。

青年 だったら、何だというのですか。

徹人 問題解決さ。それも自分の問題解決だね。

青年 問題解決ですって。そんな安直なことがありますか。あの偉大な知識たちが、単なる自分の問題解決だと。とても信じられませんよ。ああ、そうか。僕に真実を教えたくないんですね。だから、そんなことをおっしゃる。

徹人 いいや、それは違う。これは純粋に真実なんだ。私は、単に困っていた。そして、それを解決する手段を求めていた。ただ、それだけなんだ。それがこの成果なんだ。

青年 そんなことはとても信じられません。個人が抱える問題など矮小なものでしょう。それがこれほどの成果につながるだなんて。

徹人 若い君は知らないかもしれないが、知識というのは結合し、連鎖し、反応し、やがては増殖していくものなんだ。でも、その始まりは小さなことでしかない。私が作ったソフトウェアを知っているね。

青年 ええ、タスク管理の決定版と言われているあのソフトですよね。フリーミアムモデルでも莫大な利益を上げているとか。

徹人 ありがたいことにね。でも、あのソフトウェアの出発点は何を隠そう、私がタスク管理に困っていたからだ。私は、最適のツールを求めて世界中を探し回った。でも、どうしても見つけられなかった。ある部分は優れているツールでも、どこかの部分がかけている。たぶん、そのツールの開発者が必要だと思うことが、私のそれと重ならなかったんだろう。でも、よく考えてみればそれは当たり前のことだ。なにせその開発者と私は違う人間なのだから。置かれている環境も違えば、必要な情報も、使いやすいUIも違う。ある開発者は膨大な量のタスクを扱えるようにツールを最適化する。別の開発者は記録の活用に重きを置く。その割合が、一つ一つのツールで微妙に違うんだ。でも、結局私に最適なツールはなかった。だから作ったんだ。

青年 だから作った、などと簡単におっしゃいますが、誰にでも真似できることではありませんよ。

徹人 もちろん簡単だったわけではないよ。それにスタートは本当に貧弱なツールだったんだ。たまたま私とよく似た人たちがユーザーとなってくれて有益なフィードバックをたくさんもらえた。私が幸運だったのは、その中にソフトウェアの開発者が何人もいたことだ。きっと彼らもタスク管理に困っていたのだろう。私の右手にはGoogleがあり、左手には開発者からのアドバイスがあった。真ん中の頭脳がどれだけ劣っていても、何かを成し遂げるには十分だろう。

青年 幸運に恵まれたというわけですね。いいでしょう。それは納得します。でも、そこに再現性はないでしょう。

徹人 そもそも人生に再現性なんてないんだよ。そこを勘違いしちゃいけない。わかるかい。ライフハックというのは、何かライフハック的なツールを使うことではない。それは自らのライフハックを実現するためのツールでしかないんだ。

青年 自らのライフハック? それはどういうことですか。

徹人 私には私の人生があり、君には君の人生がある。つまり、私には私のライフハックがあり、君には君のライフハックがあるということだ。ライフハックというのは、もちろん表面的には人生の効率化ということだ。でも、なぜそれを行うのかと言えば、ライフハッカーたちが時間を求めているからだ。それも切実に。彼らには時間不足という問題があり、それを解決するのが自動化という手段なわけだ。だからね、ライフハックというのは問題解決なんだ。

青年 だとしたら一体何だというのですか。ライフハックがテクニックを使うことにはかわりないでしょう。

徹人 いいかい、よく考えてみたまえ。君はネジを回そうとしている、道具箱から出すのは何かね。

青年 そりゃ、ドライバーでしょう。

徹人 だったら君が壁に小さな穴を空けようとしているのならどうだね。その場合でもドライバーを出すかね。

青年 まあ穴があけられないわけじゃないですが、その場合は錐を出すんじゃないですか。それが小さな穴ならね。

徹人 つまり、状況に合わせて道具を選択するわけだ。

青年 そりゃそうでしょ。誰だってそうするはずです。

徹人 ライフハックだってそれは同じなんだ。わかるかい。それぞれのライフハックは問題を解決してくれる。でも、それは現象の一部分でしかない。スタートラインになるのは、問題を認識することだ。自分が今何をしようとしているのか、何を求めているのか、何に困っているのか。それがわからないとライフハックにはならない。単にテクニックを使っているだけだ。

青年 それは屁理屈ではないですか。僕には納得できそうもありません。

徹人 いいかい、これは覚えておくことだ。「ライフハックのテクニックを使うこと」と「ライフハックすること」は違う。自分の人生に関係ないことをいくらハックしても、それはライフハックではない。自分の人生に生じている問題を解決するのがライフハックなんだ。もし、テクニックが解決する問題と自分が抱えている問題が同じならばテクニックをそのまま使えばいい。そうでないなら、何かしらのアレンジをしたり、あるいは私みたいに自分で作り出す。そうした選択の総体が「ライフハックする」ということさ。テクニックばかりに目を向けていると、それが見えなくなってしまう。

青年 つまり、ハッキングツールを使っているだけではハッカーとは呼べない、ということですか。

徹人 はっはっは、なかなか面白い喩えだね。無論、そういう言い方もできるだろう。真なるハッカーは必要なツールを自分自身で作り出し、いかなる困難をも乗り越えていくだろうからね。でも、それはちょっと厳しすぎるかもしれない。だから、私はそれを初心者のハッカーと呼ぶことにしよう。

青年 初心者のハッカー、初心者のライフハッカーというわけですか。

徹人 なにごとも、守破離というものがあるからね。

青年 わかりました。だったら、僕はどうしたらいいんでしょうか。

徹人 他人に素直に聞くというのも、ライフハックの一つだね。とりあえず言えることは、君は無目的に情報を仕入れすぎた。それが君の混乱を引き起こしている。それと同時に、それが今の君が抱える問題でもある。もし、その問題を解決したいと望んでいるのなら、まずは情報を絞ることだ。そして、あいた時間で自分の心に耳を傾け、ありのままの生活を直視してみることだ。必要なら、朝一番にノートを開いてみてもいい。そこに自由に心の在り様を書き付けていく。そうすると見えてくるものもあるだろう。

青年 それもライフハックというわけですね。

徹人 もちろんそうさ。

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ひらくPCバッグ豆技3選

*車載ポジション

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人間ではなく、車のシートのクビに肩紐をかけます。急ブレーキを踏んでもカバンが前に落ちません。物の出し入れも容易です。

*壁面ミニポケット

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付属の仕切りを片面にぺたっと。

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Wi-Fi端末やiPodなど小さいけど、よく出し入れするものの収納場所にジャスト。

*バックインバック

無印良品の「パラグライダークロス吊して使える洗面用具ケース・大」。

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これ自体が小さい屹立バッグみたいなものですね。中にペン差しもあります。そのまま収納。

IMG_6402

以上。

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Evernoteの新プラン「Evernoteプラス」

Evernoteに新しいプランが登場したとのこと。

Evernote プラスと新しい Evernote プレミアム登場(Evernote日本語版ブログ)

1 つ目は初歩的なプラン、2 つ目は低価格のプラン、そして 3 つ目は無制限のアップロード容量を持つプランです。本日から、この 3 つすべてが利用可能になります。

これに伴い、旧来のプランも若干変更があるようです。機能の比較については、以下のページをどうぞ。

Evernote アカウントをアップグレード(Evernote)

ベーシックとプレミアムに関しては大きな変更はありませんが、とりあえず三点だけ。

まず、これまでベーシックでも可能だった「メール経由でのノート作成」ができなくなっているようです。この機能はGmailからの転送などに便利なのですが、まあ、IFTTTをかませれば問題ありません。

もう一つはプレミアムの月間アップロード容量が、これまでの4GBから無制限になっている点。といっても、毎月容量一杯まで使っているユーザーの方が少ないでしょうから、「いちいち気にしなくていい」という心理的な安心感の担保になるぐらいでしょう。

あと、ノートの上限サイズが100MBだったような気がするのですが200MBまでアップしています。これは使い方によっては朗報かもしれません。大きめのPDFとかもいけそうです。

Evernote プラス

で、今回登場した「Evernote プラス」というプラン。ベーシックとプレミアムの中間的な位置づけになっています。

料金は月額が240円で、年額が2000円。月額でみても、私のメルマガより安いですね。

でもって機能なんですが、「拡張型ベーシックプラン」と捉えておけばよいでしょう。つまり、基本はベーシックです。

違いは、月間のアップロード容量が60MB→1GBに、オフラインノートブックの利用、モバイル版アプリにロック機能、(先ほど紹介した)メール投稿用アドレスの提供、となっています。

ポイントは月間アップロード容量と、オフラインノートブックでしょう。聞くところによると、この機能を使いたいがためにプレミアムアカウントを利用している、という人もちらほらいらっしゃるようです。

つまり、仕事でバリバリ使うほどではないけれども、もう少しディープな__日常に食い込んだ__使い方をしたい、という方のためのプランと言えそうです。

さいごに

ちなみに、私の使用感からいって、月間アップロード容量は1GBあれば、だいたい問題ありません。よほど大きいファイルをバンバンアップしない限りは余裕を持って使えます。

ただ私は、「自分のノートに関連深いコンテンツを表示」を使いたいので、プレミアムを使い続けるとは思いますが。

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「本の周辺情報」の管理状況

最後まで本を読むための読書ノート術(シゴタノ!)

本の周辺情報というのは、私と本がどう関わっているかの痕跡に相当するものです。その種の情報を多く残せば残すほど、結局本と自分との関わりはつながっていくものです。そのつながりがある限り、読書は継続されていると言えます。

さて、自分の「本の周辺情報」はどうなっているかな、と振り返ってみました。

まず思い浮かぶのが、購入履歴で、その次に読了履歴でしょうか。あとは、読書の目標なんかも「本の周辺情報」に含められるかもしれません。

購入履歴

本を買ったら、メディアマーカーに即座に登録します。紙の本でも、電子書籍でも登録します。これで、購入した日付はメディアマーカーでばっちり管理できます。

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また、メディアマーカーからEvernoteにノートが送信されるので、同じものをEvernote上で参照することも可能です。

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読了履歴

本を読み終えた日付は、その本の扉ページに書いたりなんかもしていますし、去年まではほぼ日手帳のデイリーページとかにも書いていました。

今のところは、Evernoteの「年間ノート」に書いています。

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真ん中にはその日買った本、右の欄には読了した本。読了した本については、メディアマーカーから送られてきたその本のノートリンクとなっています。

読書の目標

目標というほど、たいしたものではないのですが、一週間に一度の週次レビューで「今週読む本」を設定しています。

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かなりバカげた話に聞こえるかもしれませんが、こうやって読む本を設定しておくと、実際に読書が進むのです。路線的には、「手帳に書けば夢が叶う」チックですが、まあ似たようなものかもしれません。

積ん読の原因は、もちろんいろいろあるわけですが、その中に「本の存在を忘却している」というものがあります。言い換えれば「読もうとしている」ということすら忘れているのです。

一週間に一度、本棚(あるいはKindleのライブラリー)をチェックして、「よし、これを読もう」と決めて、手帳なりEvernoteに書いておく。そうすると、「読もうとしている」ことを思い出しやすくなるのです。コミットメントの回復、と言い換えてもよいでしょう。

というわけで、これは万能の「読書が進む方法」ではありません。仮に私がここに「広辞苑」と書いてもさっぱり読書は進まないでしょう。読もうという気持ちを、もともと持っていないからです。

ただし、読もうという気持ちを持っているにもかかわらず、忙しい毎日の中でその気持ち自体が忘却に晒されているならば、一定の効果はありそうです。

さいごに

こうしたものは、読書に関する本質的な情報とは言えないのかもしれません。ある種の物差しではかれば、まったくの無駄となってしまうでしょう。

でも、きっと何かしらの意味があるのだとも感じます。思い込みかもしれませんが。

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IFTTTを用いて、SNSでの活動報告をブログにストックする

先日紹介したイベントで、まつもとあつしさんが、「自分の活動報告をブログに更新するのが面倒で、Twitter→Facebookで今は落ち着いています」という旨のことをおっしゃられていた。

私はそういう話をきくとついつい「なんとかできないか」と考えてしまう。まあFacebookでもいいのだけれども、Googleの検索からはどうなんだ、という問題もあるわけですし。

というわけで、考えてみたところ二つアイデアが出てきた。使うのはどちらもIFTTT。我らが最強のパートナーIFTTT。

1)Twitterのハッシュタグトリガー→Wordpress

まあ、すぐに思いつくのがこれ。活動報告のツイートに特定のハッシュタグを加えて、それをトリガーにしたアクションを設定しておく。

で、ツイートの内容をWordpressの記事にしてしまう。ものすごい短い記事になるだろうけれども、詳細ページへのURLさえあれば告知としては一応機能するだろう。少なくともストックにはなる。

ちなみにWordpressではなくBloggerを使う手もある。

2)Twitterのハッシュタグトリガー→Evernote→Postach.io

上のやり方の変形版。

おそらく上のやり方だと、一度投稿したエントリーを修正したりするのはひどく面倒である。普段使わないツールにアクセスするための心理的な距離は遠い。

というわけで、Evernoteだ。

告知ツイートをEvernoteに取り込み、さらにpublishedのタグを添付し、どこかのノートブックに放り込む。すべてIFTTT一本でできる。そのノートブックをPostach.ioの公開ノートブックに指定しておけば、上の方法と変わらない手間でブログの記事が作れる。

それに、記事の修正は自分のEvernoteを開いて、ノートに手を入れればよいだけだ。心理的な距離はずいぶんと近い(はず)。

さいごに

まあ、Facebookの方が見られる範囲をコントロールできるメリットがあるので、やっぱりそっちの方が良い、という結論はあるかと思うが、もしSNSでの活動報告はできていても、それがストックとしてWebに残せていないという方は参考にしてみて欲しい。

▼IFTTTとPostach.ioについては以下
EvernoteとIFTTTのおさらい(1) 〜IFTTTとは何か〜

Evernoteをアウトプットツールへと変身させる「Postach.io」

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知識を溜め込む二種のノートブック -2013年版Evernoteの利用方法

2013年におけるEvernoteの利用方法を紹介している企画。

第一回:Evernoteの「001[inbox]」の使い方 -2013年版Evernoteの利用方法
第二回:「短期選抜」ノートブックとのお別れ -2013年版Evernoteの利用方法

今回は「知識」を溜め込んでいく二つのノートブックについて。

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知識BOX

まずは「知識BOX」から。

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なにやら大層な名前がついていますが、たんにコード関係の備忘録です。現状は、AppleScriptとPHPがメイン。

自分で作ったコードを保存してあります。ほぼコピペのものもあるので、「作った」というよりは「使った」といった方がよいかもしれません。

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えっ?Githubを使えばいいじゃん?

まあ、そうですね。一応いくつかはそちらにもアップしています。ただ不十分・不完全なものもあるので、それはEvernoteだけに留めています。

職業的コード書きではないので、ちょっと時間をおくと、まるっとコードを忘れるんですよね。Google先生にお伺いを立てて、一発で発見できるならよいのですが、複数のサイトを参照してちみちみ作り上げたものなんかは、自分で記録しておくにかぎります。

読書メモ

名前の通り、「読書」に関するメモを保存してあるノートブックです。

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本の内容をまとめたものや、内容を引用して考察を加えたもの、図解画像を作成したもの、なんかがあります。

わかりにくいですが、上の画像の右側に表示されている「コトラーのアイデアノーティング」というノートは、フィリップ・コトラーが共著者である『マーケティング思考法』の一部をまとめたもので、シゴタノ!の原稿の素材になりました。
コトラーのアイデア・ノーティング

また、書評を書く前に本の内容をまとめてA4用紙に書き出したりもしていますが、そうしたものも__スキャンして__このノートブックに放り込んであります。

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こうしたスキャンしたノートは、以前紹介した「プレゼンモード」を使うと快適に閲覧できますね。
Evernote上で、スキャンしたアナログノートをパラパラと閲覧するように

さいごに

こうしたノートは、アイデアメモのように爆発的には増えてはいきません。

そのかわり、役に立つ度(期待値といってもよいでしょう)はわりと高いです。

もちろん言うまでもありませんが、目的はノート数を増やすことではなく、コードを書くことであったり、本を読んで内容を理解することです。優先順位のつけ方を間違えないように注意したいですね。

では、Happy EvernoteLifeを!

次回:貯めるスクラップ、読むスクラップ -2013年版Evernoteの利用方法
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Evernote for Mac Ver.5.4 の地味ながら便利な機能

先日アップデートが来ておりまして、バージョンが5.4になりました。

基本的にはEvernote Business周りのアップデートなのですが、一つだけ追加機能が。

Mark up images, PDFs and whole notes from within Evernote

従来「Skitch」というアプリを経由していた画像(なしいPDF)への書き込みが、Evernote内から直接行えるようになりました。

簡単操作

ノート内に画像がある場合、上の「描き込み」ボタンをクリックすると、「PDFとしてノート全体に描き込み」の下に「画像に描き込み」が表示されます。

スクリーンショット_2013-10-16_8.24.44

で、それをクリックすると、以下の画面が表示され、

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あとはほぼ「Skitch」と似た操作で描き込みが可能。左上の×ボタンを押せば、即ノート内の画像に反映されます。お手軽です。

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新機能の追加というよりは、ステップ数の削減と表現したほうがよいかもしれません。が、これ、地味なんですが結構重要です。これまでに比べてずいぶん「気楽」に画像に書き込めるようになりました。

たとえば手書きの「メモ帳」をイメージしてもらうとわかるかと思いますが、「ちょっと面倒」なものはなかなか取りかからないものです。メモ帳を出すのに時間が掛かったり、ページをめくるのに手間が必要だったりした場合、「まあ、いいか」となりがち。

これまでのEvernoteでも、「どうしても必要」という場合はSkitchを起動していましたが、それ以外の場面では「まあ、いいか」とスルーしていたことも多かったように思います。それが変わるわけです。

情報カードに描き込み

ぱっと思いついたアイデアとして、たとえばこんな使い方はどうでしょうか。

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情報カードを撮影した画像です。

先ほど紹介した上のボタンではなく、画像をコントロールクリックすると「この画像に描き込み」だけでなく「この画像のコピーに描き込み」が選べます。元の画像はそのままにして、新規でノートを作ってくれるのです。つまり、元の画像をテンプレ的に使えるわけですね。

たとえば、ここに名言を書き込んでみましょう。

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完成。

「いや、こんなの普通にテキストでメモすりゃいいじゃん」というツッコミが入りそうですが、画像で保存しておくと、サムネイル時の閲覧性がぐっと上がるんですね。こういうのって結構大切です。

screenshot

さいごに

たぶん、これまでの私たちのパソコンの使い方に「画像に追記する」という習慣はなかったように思います。もちろん、それは面倒だからです。Macのプレビューですら若干面倒に感じるときがあるのですから、人間の不精というのもなかなかたいしたものです。

が、今回のアップデートで「画像に追記する」という行為がぐっと日常的な行為に近づこうとしています。

特に私は、全ての画像をEvernote経由で管理しているのでなおさらです。

おそらく簡単に追記できるようになったことで、新しい使い方エトセトラも発見されていくことでしょう。

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