河野議長が発言されました。

河野議長が民主牽制「国の責任を考えるべき」

 河野洋平衆院議長は3日、福岡市内で講演し、11月1日で期限が切れるテロ対策特別措置法について「民主党は過去2回反対したが、今回は反対したら延長できなくなる。参院で過半数を得たなら国の責任について考えなければならないのでは」と述べ、延長反対を表明した民主党の小沢一郎代表を牽制(けんせい)した。

国の責任というのは一体どういう意味だろうか。国際社会における日本の立場ということだろうか。世界中の国々がアメリカ軍に補給活動を行っているのだろうか。
そしてそうすることが絶対的に正しいとこの議長は断言できるのであろうか。

このテロ特措法(平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法ってのがフルネーム。知ってました?)は日本という国が平和に対してどのような貢献ができるか、という法律ではない。決して無い。

フルネームを見ればわかるが要するに困ったアメリカ様を助けましょう、という法律である。この国のおかれている立場から考えればアメリカを支持し支援することは決して間違ったことであるとはいえないだろう。
しかし、それを何か国の責任だとか、恒久の平和構築に向けた行為などと表現するのは大いに間違ったことだろう。欺瞞もはなはだしいことこの上ない。

おそらく河野議長は「国の責任」ではなく「この国のおかれている立場」という表現をすべきだったのだろう。それが正確な表現だと思う。
しかし、責任という言葉は逃れにくく、全うすることに意味があるように思えるのに対して、立場というのは周りの状況でいかにも変わってくる。
こういう言葉遣いでこの人が持つ認識というのが垣間見えてくる。

日本が世界の平和に向けてできることは、アメリカ合衆国を支持することだけではないはずである。アメリカを支持することで生まれる平和は日本国内の平和だけである。最近ではその平和すら怪しいという認識も広まりつつある。
そういうことをはっきりいえる政治家がもう少しでてくれば良いのだが・・・。

Related Posts with Thumbnails
Send to Kindle
Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

2件のコメント

  1. アメリカを支持しなくてはならないのは、日本国土の位置に依るものですね。
    今、もし、米軍が撤収したら、限りなく危険な状況に置かれます。
    なので。。。
    自衛隊が本来の活動が出来るような法改正を、早急に実施すべきと考えます。
    アジアの平和は、きちんとした足固めの上に成り立つ筈ですから (^^)

  2. > ascさん
    自衛隊のあるべき姿についてはもっと早急に議論されてしかるべきだと思うのですが、最近の風潮ではどうも後回しになりそうな感じですね。アメリカも日本に最新の戦闘機の販売を渋っているみたいですし、ちょっと距離を感じます。早めになんとかしておかないと・・・。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です