Evernoteの使い方:ノートリンクの基本

今回は、便利な割にあまり使われていないノートリンクについて紹介します。

ノートリンクとは、Evernoteのノート間のリンクを実現する機能です。私たちが普段Webで使っているリンクと同じですね。

たとえば、以下のようなノートがあった場合、

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「ノートA」というノートリンクをクリックすると、

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このようにノートAが表示されます。この例では、二つのノートは、同一のノートブックに所属していますが、別のノートブックであっても問題ありません。リンクはきちんと機能します。

ノートリンクの作成方法

ノートリンクの作成方法を紹介します。ここではMac版のEvernote(バージョン6.1)をベースに話を進めます。

まず、ノートリンクを作成したいノートを表示させましょう。先ほどの例でいえば「ノートA」となります。

そのノートを選択し、メニューの「ノート」から「ノートリンクをコピー」を実行します。あるいは、ノートリンクを作成したいノートからコンテキストメニュー__control + クリック__を開いても同様のコマンドが表示されます。

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メニューを開くのが煩わしい場合は、ショートカットキー__control + option + command + c__を覚えておきましょう。若干押しづらいのが玉に瑕ですが、ノートリンクを多用する場合は便利に使えます。指になじませておきましょう。

コマンドを選択すると、クリップボードにノートリンクがコピーされます。しかるのち、ノートリンクを貼り付けたいノートを表示させ、ペースト__command + v__を実行すれば完了です。

ちなみに、ノートリンクはEvernoteのサーバーと同期済みのノートしか作成できません。つまり、インターネットをオフにした状態で作成したばかりのノートは、ノートリンクを持っていないということです。この点には注意してください。

ノートリンクの表示と移動

ノートリンクをクリックすると、リンク先のノートが表示されます。その際、commandキーを押しながらリンクをクリックすると、新しい独立ウィンドウで、対象のノートが開きます(※)。複数のノートを同時参照したい場合に活用してください。
※ノートリストでノートをダブルクリックしたのと同じ動作です。

またEvernoteでは、Webブラウザと同様に「戻る」「進む」機能があります。

たとえば、ノートリンクをクリックして「ノートA」を表示させた後、「戻る」を実行すれば、元のノートに戻ることができます。

その状態で「進む」を実行すれば、再びノートBに帰ってきます。この二つのショートカットキー__それぞれ command + [ と command + ]__を覚えておくと縦横無尽にノートを行き来できるようになります。

ノート同士の関係性を表現する

ノートリンクのアレンジ機能として、「目次ノート」があります。

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複数のノートを選択し、「目次ノートを作成」を実行すると、以下のようなノートが作成されます。

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言葉通りノート群の目次となるノートで、それぞれの項目がノートリンクになっています。ノートが、並列的関係__たとえば、9月19日の旅行の写真ノートなど__であるならば役立つ機能と言えるでしょう。

では、それぞれのノートが相互的な関係を持っている場合はどうでしょうか。たとえば、買った本の書誌情報を記録したノートと、その本の読書メモを書き込んだノートがあったとします。その二つのノートは並列的な関係ではありません。それを目次ノートでまとめてしまうのは、少し乱暴です。しかし、互いに参照したいノートではあります。

そうした場合は、相互ノートリンクを貼っておくのがよいでしょう。といっても、そんな名前の機能があるわけではありません。単に、お互いのノートに、お互いのノートリンクを(手作業で)貼るということです。

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これで、ノートAからノートB、ノートBからノートAという情報の流れが作れました。

もし情報の流れが一方向に限定されているのならば、ノートリンクは一つで済みます。先ほどの例を続ければ、書誌情報のノートからしか読書メモのノートを参照しないのなら、書誌情報ノートに読書メモのノートリンクを貼れば事足りるわけです。ノートを行ったり来たりするのは「戻る」と「進む」で十分対応できます。

しかし、読書メモのノートをたまたま発見し、そこから書誌情報のノートを見たくなるときもあるでしょう。相互ノートリンクを貼っておけば、こうした状況にも対応できます。

ほかのアプリケーションからノートを開く

「ノートリンクをコピー」でクリップボードに保存されるノートリンクは、Evernoteのノートに貼り付ければ緑色のノートリンクとなってくれます。

では、これを別のエディタに貼り付けたらどうなるでしょうか。

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以上のように、https:で始まるURLとなっています。これはWeb版Evernoteでの該当ノートのURLです。よって、リッチテキストエディタでこのノートリンクを使うと、Mac版のEvernoteではなく、Web版のEvernoteが開いてしまいます。

この状況を回避するためには、「クラシックノートリンク」が役立ちます。

クラシックノートリンクの作り方は非常に限定的です。まず、リンクを作りたいノートのコンテキストメニュー__control + クリック__を開きましょう。そこには「ノートリンクをコピー」が表示されているはずです。その状態で、optionキーを押します。すると「クラシックノートリンクをコピー」に表示が切り替わります。あとはそれを選択してください。

それを他のエディタに貼り付けると、以下のようになります。

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今度は、https:ではなく、evernote:///という見慣れない表記から始まる文字列になっています。これはMacのコマンドで「Evernoteアプリで開こうぜ」という意味だと思ってもらえればよいでしょう。よって、この文字列をリンクとして処理できれば、ほかのアプリからでもEvernoteのノートが開きます。手近な例をあげれば、この文字列をWorkFlowyに貼り付けてみると、見事にノートリンクとして機能してくれます。

※リンクをクリックすると、Mac版Evernoteでノートが開く。
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さいごに

まずはノートリンクの基本的な動作を紹介しました。

ノートの数が少ないうちはそうでもないのですが、ノートが大量になってくるとこのノートリンクは存外な活躍を見せてくれます。どのような使い方があるのかは、また回を改めて紹介するとしましょう。

とりあえずは、近いタイミングでよく参照する二つのノートの相互ノートリンクを作るところからでも始めてください。それだけでも、ぐっと使いやすくなると思います。

それでは、Enjoy your Evernote life!

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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