リンク駆動式Evernote運用術におけるノートのネットワーク図

前回、「リンク駆動式Evernote運用術」をご紹介したが、もしかしたら、ノート同士のリンク関係が少しわかりにくかったかもしれない。

今回はそれを補足してみる。

概略図

ごちゃごちゃ細かいことは象捨して、エッセンスだけを図に記す。

evernotetech-001

ハブとなるのは「カンバンノート」だ。ここにはノートリンクが複数掲載されている。それを大きく3つに分けると、「Weekly」「Project」「メモ」となる。そして、リンク先のノートにもノートリンクがあり、それぞれ別のノートとつながっている。「Weekly」は「Daily」、「project」は「ref.」(Reference)だ。

図において、矢印がリンクの存在を示している。矢印が「行って帰って」いるのは、そのどちらにもノートリンクがある(相互ノートリンクと呼ぼう)という状態で、片方しかないのは行くだけである。では、どうやって元のノートに帰るのかというと、「戻る」のショートカットキー(command + })である。このショートカットーは、ノートリンクを多用する人間にとって非常に便利なので覚えておくといい。

さて、それぞれのルートを少し詳しくみていこう。

Weekly→Daily

カンバンノートからは、一週間の予定を簡単に書き留めたノート(Weekly)へリンクできる。そのWeeklyには一週間分の「デイリータスクリスト」(Daily)へのノートリンクが載っているので、必要な日付にすぐにジャンプ可能だ。

もちろん、Weeklyにはカンバンノートへのリンクがあるし、またそれぞれのDailyにも同じリンクがあり、そこからダイレクトにカンバンノートに帰ることができる。

また、Weeklyは前後週の、Dailyは前後日のノートリンクが貼ってある。これで縦横無尽に日付が移動できるわけだ。で、それこそがわざわざカンバンノートへのリンクを貼っている理由なのだが、これはまた後で述べることにしよう。

Project→Ref.

カンバンノートから、進行中プロジェクトの情報をまとめたノートにジャンプできる。また、それぞれのノートに付随する情報があるならば、さらにノートリンクでその情報へもアクセスできる。

ただし、こちらの構造はWeekly→Dailyのようなリンクの編み目にはなっていない。なぜか。それは「プロジェクトAの情報を閲覧しているときに、プロジェクトBの情報やその資料を参照したくなること」がほとんど無いからだ。100%無いとは言わないが、かなり稀有なことである。

しかし、Dailyは違う。昨日や一昨日の情報が欲しくなることは頻繁にある。そうすると、どうなるか。ノートリンクを踏み続けて日付を行ったり来たりしている間にカンバンボードへの距離(「戻る」ボタンを押す回数)がものすごく増えるのだ。これは困るので、それぞれのDailyにもカンバンボードへのノートリンクを付けることで、簡単にホームポジションに戻ってこれるようにしてある。

その点、プロジェクト情報は、せいぜい2階層であり、横の移動がほとんどないから、最高でも「戻る」を2回行えばホームポジションに戻ってこれる。であれば、わざわざ全プロジェクトノートやその資料にカンバンノートへのノートリンクを貼る必要はない(貼って害があるわけではない。手間の問題だ)。

メモ

これが一番シンプルである。

メモは、たとえば「R-styleネタ帳」とかそういうもので、単にカンバンノートからそこに飛び、記入が終われば戻ってくればいい。コマンド一回で済むので、カンバンノートへのノートリンクは必要ない(あっても別に構わない)。

さいごに

ご覧のように、重要なのは「その情報をどのように使うのか」である。この「使う」は、知的生産の材料として使用する、という意味ではなく、どのようなシチュエーションで参照するのか、ということで、それを文脈的__ある情報を使っているとき、他にどんなことをしているのか__に捉えなければ運用における実際性は著しく減少してしまう。

ちなみに私はこれまでこの3つをバラバラに運用していたのだが、それらを統一してリンク駆動式Evernote運用術に辿り着いたときは、ちょっと感動したものである。新しい思考のOSができたような感触があった。

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