考える力を構成する要素

次の記事を読みました。

考える力をつけるために日々心がけたいこと | アブラボ -Abstract Laboratory-

「考える力」、言い換えると「知恵」とも呼べるかも知れません。今日の世の中では大変重宝されるスキルです。

考える力。私も欲しいところです。さて、その力って具体的にはどのようなものなのでしょうか。

「いや、だから、考える力だろう」

と答えるのは、あまりに考える力がなさそうです。ちょっと考えてみましょう。

一番の問題

諸悪の根源たる問題は、「考える」が実に多様なものを含む、ということです。おおざっぱと言い換えてもいいでしょう。

私たちは日常的に「考える」という言葉を使いますが、それが意味するものは文脈に応じて変化します。あるときは「思う」ぐらいのニュアンスであり、別のあるときには「発想する」であり、さらにあるときには「思索を深める」だったりするのです。

パソコンをどんと一台出して、そこでワープロ作業をしたり、フォトショ作業をしたり、ツイッター作業をしたりするのも、全部「パソコンを使う」と表現できます。それと同じで、人の脳を働かせる行為すべてが「考える」と呼ばれるのです。

よって「考える力」もまた、そこに多様なものを含みます。だから話がややこしくなるのです。

類似の概念

メタファーボックスを開けてみましょう。

ウィキペディアの「体力」のページです。

体力(たいりょく)とは生命活動の基礎となる体を動かす力のことである。殆どの場合、体力とは筋力・心肺能力・運動能力等の総合的な身体能力のことを指し、体を動かすスポーツ等で肉体能力に恵まれ、成果を出すことができる者は体力があると評価される。また、喧嘩が強い者や病気への抵抗力がある者、過酷な労働に耐え、疲労からの回復が早い者なども体力があると評価される。

三つのことがわかります。

  • 体力とは、体を動かす力のこと
  • 筋力・心肺能力・運動能力等の総合的な身体能力を指す
  • 体力のあるなしは、行為の結果から評価される

これを「考える力」__知力・思考力と呼ぶことも可能かもしれません__に適用すれば、こうなります。

  • 考える力とは、脳を動かす力のこと
  • ○○力・○○能力・○○能力等の総合的な脳的能力を指す
  • 考える力のあるなしは、行為(成果物)の結果から評価される

重要なのは二つ目です。「考える」が多様な行為__もっと言えばプロセス__を含み、「考える力」も多様な力・能力から構成されているのであれば、では一体何から構成されているのだろうかと、問うことは重要でしょう。


問1:上記の話を前提とし、「考える力」について自由に検討しなさい。
(※思考の補助線:既存の能力に「知的」を接頭してみる。ex.知的筋力)

問2:そのような「考える力」を増強するためには、どのようなトレーニングが効果的か自由に検討しなさい。

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