「かーそる」創刊号の制作環境について #かーそる

Kindleストアに配信されてから、3日目となりました。

かーそる 2016年11月号
かーそる 2016年11月号
posted with amazlet at 16.11.18
BCCKS Distribution (2016-11-14)
売り上げランキング: 77

昨日の深夜、ふとランキングを確認したら60位台まで駆け上がっていて驚いたんですが、今朝もまだ70位台と検討しております。ご購入してくださった皆様、ご紹介してくださった皆様、そして早々と感想記事をアップしてくださったお一人様、どうもありがとうございます。

こうしてランキングが上がっているのをみると、私が「この人の文章面白い!」と感じている人の文章が、多くの人に読まれているのだな、と感じられて実に感慨深いものがあります。それが「場」というものの力でもあるのでしょう。

とは言え、まだ創刊号でしかありません。立てた旗は立て続けることに意味があるように、雑誌も(とりあえずは)発刊し続けることが肝要です。その継続があってこそ、「場」というものの足場は固められていきます。そうして初めて、その上にいろいろなものを置いていけるようになるのでしょう。

だからこそ、創刊号を手に取ってくれた方が、No.2も、No.3も興味を持ってもらえるような雑誌を作っていきたいと思います。と、まあ、深刻そうに書いていますが、単に「自分が面白いと思える雑誌を作っていく」というだけなので、そんなに気負いはありません。楽しくやっていきます。

ということで、今回はこの「かーそる」の制作環境およびツールをご紹介しておきます。

勧誘活動

一番最初、各メンバーの方に「ご参加いただけませんか?」と声を掛けたのは、Twitter(のDM)でした。現代の必須ツールですね。
※一名だけメールでした。

Twitterをやっていると、その人の「ひととなり」みたいなものが、5%くらいは見えてくるので、声を掛けやすくなるという効果はたしかにあります。ちなみに、その時点で直接顔を合わせたことがない方もいらっしゃいました。これもネット時代の特徴であり、私みたいなローカルに住む人間ならよくある話ではあります。

集合場所・原稿提出場所・資料置き場

制作工程のメインとなったのが、Evernoteの共有ノートブックです。別の言い方をすると、私たちの「たまり場」がEvernoteでした。

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複数人で情報を共有するツールはごまんとありますが、「かーそる」の制作ではそれをEvernoteに定めました。なぜか? 私がEvernoteのコミュニティーリーダーだからです__というのは78%くらいは嘘で、私が一番アクセスしやすいツールがそれだったからです。

あと、後々はテキストだけではなく、画像や何かしらのファイルも共有することになることを想定して、そういうごちゃ混ぜな情報を難なく扱えるツールとしてもEvernoteを信任しておりました。

で、そのEvernoteの使い方にもいろいろ工夫があったわけですが(たとえば3種類のノートブックを共有しております)、その辺を書き始めるとまた盛りだくさんになってしまうのでここでは割愛しますが、とりあえず、すべてのやりとりがそのノートブックを通して行われたので、逆に言えば全ログが残っています。この創刊号を作るための話し合いのノートも、全部で5つ生まれ、文字数ベースでみても、相当な書き込みが行われました。

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10万字の本編原稿とは別に、こういう山のようなやりとりがあったわけです。原稿集めて、はい終了、ではなかったわけですね。

個人的な感覚では、「雑誌を作るために集まり、話し合う」というよりは、「皆でワイワイ・ガヤガヤ盛り上がっているうちに、雑誌のコンテンツの種が生まれ、育つ。それを切り取り、まとめて雑誌にする」という方が近いです。たぶん、その方が面白い雑誌ができるのではないか、という直感もあります。

まあ、この辺の話もおいおいと。

編集長編集ツール

原稿の提出はEvernoteで行ってもらったのですが、編集長たる私の仕事としては、その原稿をいかに配置するのかを決めなければいけません。そして、残念ながらその機能はEvernoteはさほど得意ではありません(遠回しに書きました)。

そこで登場したのが、Scrivenerです。こいつは画像も扱えるので、今回の雑誌作りにもぴったりです。

Scrivener
カテゴリ: 仕事効率化, 教育

皆さんにあげてもらった原稿をScrivenerのファイルにつっこみ、順番を仮決めした後で、PDFファイルとしてエクスポート(compile)し、皆さんに確認してもらいました。その際は、電子書籍的なこと(つまりEPUB的あれこれ)については考えず、どの並びなら原稿がしっくり落ち着くかを確認することに集中しました。おそらくそれが一番大切な要素だからです。

実際の電子書籍作成

順番が決まれば、次は細かい作業に入ります。

最終的な出版はBCCKSさんで行うと仮決めしておいたので、そのエディタに原稿を流し込んで、「電子書籍的なこと」をいろいろ調整しました。実はここが一番苦労したのですが、その辺は「Project:かーそる」のブログにでも書いてきますので、ここでは割愛しておきましょう。

とりあえず、ここでEPUBとプリント版のプレビューをチェックして、全体的にOKならば、いざ出版、という流れ。それで一段落です。

さいごに

ランディングページについては、一から立ち上げることなく、もともと作ってあった「Project:かーそる」の固定ページを割り当てました。そのページのSEO効果はほとんど期待できないでしょうが、そういう細かい話はあまり気にしていません。「Project:かーそる」にコンテンツを充実させていくととが、もろもろの代替になると踏んでおります。

というわけで、今回はめずらしくでんでんシリーズのお世話にはなりませんでした。でもって、それが逆に、「ああ、でんでんシリーズ、ありがてぇ……」と痛感した理由でもあります。本当に、いろいろうまくできてます。

とりあえず、以上が創刊号制作の主な環境とツールでした。No.2も基本的にはこの路線で進めると思います。ポイントはやはりEvernoteで、この辺はいろいろ話が盛りだくさんなのですが、また別記事にするとしましょう。

▼こんな記事も:

R-style » 季刊誌「かーそる」の創刊号が発売となりました #かーそる

R-style » なぜ雑誌「かーそる」を作ったのか?

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