「やることを減らす」というやること

前回:R-style » プロジェクトを1つ1つ1つ終わらせていく


「やることがいっぱいありすぎて、どうしようもなくなってますね。そんなときは、やることを減らしましょう!」

さて、どんなイメージが頭に浮かんだでしょうか。すごく長く伸びているタスク・ゲージが、ぎゅんと減ったようなイメージが浮かんだかもしれません。非常に清々しい状態ですね。でも、それは間違っています。

すごく長く伸びているゲージが、さらにほんの僅かだけ伸びて、その後、ぎゅんと減るのが正確なイメージです。

どういうことでしょうか。

「やることを減らす」ということも、純然たる「やること」なのです。だから、やることを減らそうとすると、まずやることが一つ増えます。そして、それが実行されて、やることが減るのです。

でも、そんな風には思えませんよね。きっと、いっきにぎゅんっとゲージが減るだけのイメージしか湧かないと思います。それが「時間が見えない」ということです。

ゲージが、処理可能数範囲よりも上に伸びているのなら、その上に積まれたタスクはいつまでたっても実行には移されません。「優先順位」を上げて、無理矢理処理可能範囲に放り込むなら、別の何かを抜き出す必要があります。このトレードオフからは逃れられません。
※これはタスクシュートを使うと非常によく分かる(というより体感できる)と思います。

どれだけ具体的なノウハウがあろうとも、どれだけ意欲を刺激される言葉が並んでいても、その作業に時間がかかることだけは変わらないのです。むしろ、やる気だけが刺激されて、実際にそれができない自分が自覚されると、「やっぱり自分はダメなヤツだ……」となる可能性があります。

教訓

・できないことを自分から背負い込んでいって、「できない……」と嘆くのは避けましょう。それははじめからできないのです
・何かをやろうとするならば、そこには時間がかかることを意識しましょう
・今自分がやっていることすべてにも時間がかかっていることを意識しましょう

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