Evernoteのinboxをflowboxに その4

前回:Evernoteのinboxをflowboxに その3

概要

  • 私がEvernoteに保存しているもの
  • それぞれの性質について
  • 厄介なアイデアメモ

Evernote内情報環境

すでに6万5000を超えている私のノートですが、その中身は多様です。仕事に使うものに限っても、アイデアメモ、書き終えた原稿、Webスクラップ、読書メモ、テンプレート、チェックリストなどがあります。

それらの情報は、いくつかの切り口を持ちますが、ポイントは使用頻度と使うタイミングです。今動いているプロジェクトで使う、将来のプロジェクトで使いそう、今のところ何の関連づけも行われていない、プロジェクトを問わず使用する、といった違いによって、使う頻度もタイミングも変わってきます。整理もそれに合わせて行うのがよいでしょう。

で、問題はアイデアメモです。

以前以下の記事を書きました。

Inspiration-State あるいは情報カードに書けること

さわりだけ〜完成品まで、着想にもさまざまな状態があります。完成品には(少なくとも素材としては)もはや手を加える必要はありませんが、さわりの状態のものには追加の知的作用が必要でしょう。

その必要性は、『アウトライン・プロセッシング入門』や『アウトライナー実践入門』からもふつふつと感じていました。すべてのアイデアメモを一つのアウトラインに入れ、定期的に読み返したり、手を入れたりして、素片を育てていく。これは完成品のアイデアメモには必要ないかもしれませんが、さわり状態のものには必須です。

再びinbox

inboxの話に戻ります。

inbox zeroは、入ってきたすべての情報に対して「処理」を行い、しかるべき場所へと移動させます。これはタスクに対しては合理的な判断でした。すでにプロジェクトに関連づけられているアイデアですらそうでしょう。では、アイデアの「さわり」はどうでしょうか。その「さわり」は処理できるのでしょうか。

本来それは時間をかけて育むべきものです。しかし、inboxの中で「処理」されてしまうと、どことなく終わった感じがするものです。言い換えれば、「意識的に見返さない限り、見返さない」状態になります。

もちろんそれはそれでよいのです。私が思いつくピンからキリのアイデアは膨大であり、そのすべてを見返している暇はありません。意識的に見返せる分だけを限定して見返す、というやり方は十分機能します。が、それだけで本当によいのか、という疑問も消えません。

アウトライナーを触るように、「それを触るときは、アイデアのさわりにも触る」という状況を作れば、何かが変わるかもしれません。特に、一日二日ではなく、数ヶ月かけて育んでいくようなアイデアについては。

(つづく)

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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