Scrapboxの情報構造

極論してしまえば、Evernoteに夢見た機能の一つがここにはある。

Scrapbox – チームのための新しい共有ノート

Scrapboxは、リンクとハッシュタグから動的にページ間のつながりを作ります。 つながりができると、関連するトピックが下に表示されるので、アイデアを簡単に整理して探索できるようになります。 タグやページが数年間で数千という量になってもフォルダの構成などに頭を悩ませることはなく、安々と管理できます。

まずはざっと書こう。細かい機能の話は後からだ。

情報整理ツールとしてのScrapbox

Scrapboxは、誤解を恐れずに言えばノートツールである。情報・記録管理ツールだ。一人で使うこともできるし、チームで使うこともできる。予感では、チームで使った方が面白そうだ。

感覚はwikiに似ている。しかし、ホームページもリストもない。あるのはリンクとハッシュタグだ。

Scrapboxには、フォルダもなければ、階層もない。極めてフラットなスタイルである。つまり、Evernoteからノートブックという概念をはぎ取ったものだと捉えれば、情報構造的には理解しやすいだろう。でもって、その代わりにリンクが大幅に強化されている。これが、そそるのだ。

そそるリンク機能

たとえば、こういうページがあったとしよう。自分のブログ記事をスクラップしたものだ。

似たような、つまり[タスク管理概論]に属する記事は他にもいくつかあったので、それも同様に取り込んである。でもって、それがきちんとページの下に表示されるのだ。

わかる人ならば、もうこれだけでピンとくるだろう。このシステムがどれだけそそるのか、ということが。

私がやったのは、それぞれのページに#タスク管理概論というハッシュタグを記入しただけである。もうそれだけで、それぞれのページが別のページとリンクしている。Evernoteであれば、「コンテキスト」として表示されるものを、自分で制御できるのだ。そして、表示数の制限もない。

まさに、これを私たちは欲していたのだ、ということがScrapboxを使ってみるとわかる。実によくわかる。

Evernoteの革命的機能の一つに「ノートリンク」がある。この機能が実装されたことによって、Evernoteの使い方の引き出しは飛躍的に増えた。だが、まだまだ十分ではない。Scrapboxでは、あるページから別のページへリンクを記述すれば、リンク先のページにも元ページへのリンクが表示される。

Evernoteであれば、一つのノートにノートリンクを貼り付けてから、そのノートのノートリンクを取得して、戻ってさらにペーストしなければならない。こんなことは手動ではとてもやってられない。一万以上もノートがある人ならば余計にそうだろう。Scrapboxは、まさに「そうあって欲しい」形で情報同士の関係性が明示されるようになっている。このようになっていれば、サクサク情報を追加していく感覚を持てるだろう。

さいごに

まずはざっくりとした話を書いた。特にEvernoteとの違いに重点を置いた。

大量に情報を集める人間にとって、自動的に情報同士のつながりを作ってくれるのはたいへんありがたい。勝手に相互リンクになるだけでも、単純に考えて手間は半分となる。そして、どう考えても片方からリンクを貼ったら、もう片方からも辿りたいに決まっているのだ。そんなことは普通に使っていればすぐにでも気がつく。そういう当たり前が実装されているのにたいへん好感を覚えた。

個人的には自分だけの情報管理ではなく(それはEvernoteの担当領域だ)、複数人での情報管理で使うことを考えている。具体的なイメージはまったくないのだが、その方が面白そうだと匂い立ってきたのだ。その感覚に従ってみようと思う。

次回以降は、細かい機能の話に入ろう。しばらくこの話題は続くはずである。

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2 Comments

  • By harshiba, 2017 年 3 月 7 日 @ 11:19 AM

    Scapbox -> Scrapbox ?

  • By Rashita, 2017 年 3 月 7 日 @ 11:27 AM

    ありがとうございます。修正しました。

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