手帳としてEvernoteを使う その2

前回:手帳としてEvernoteを使う その1

一日ページ

手帳の中心とも言えるのが、デイリーページです。手帳によっては、一週間が見開きでまとまっているものもありますが、個人的に好みなのが一日一ページ。大量に書き込めるので、メモ的にも日記的にも使えます。

さて、前回紹介したEvernote社提供のテンプレートにも「デイリープランナー」があります。

テンプレート: 2017 Evernote カレンダー – Evernote ヘルプ&参考情報

Ⅰ時間ことに区切られた表組みで、これはこれで使い勝手が良いのかもしれませんが、私の求めているものではありません。そんなときはどうするか? DIY、そう、自作です。

デイリーページの要件

私が一日ページに求めているのは、

  • その日のタスクを列挙するスペース
  • 雑感を書き込めるスペース
  • 行動を書き込めるスペース

の3つです。つまり、ほぼ日手帳と同じ構成ですね。Evernoteでは表組み(テーブル)を挿入できるので、それを使って、以上を記入できる表組みを作ればOKです。

表組みの色は、多少リーガルパッドをイメージしました。とりあえず真っ白い背景よりはぐっと目立つ感じにした方が良いでしょう。

とは言え、実は上の表組みはエディタから挿入できる表組みではなく、HTMLを直に書いて作成したものです(※)。その方が細かいカスタマイズができるからなのですが、気にしない人はエディタ機能で作成すればよいでしょう。
※この辺の詳しい話は別の連載で。

※エディタ機能でも、表のサイズや見た目が設定できる

あとは、作成したノートをテンプレートにして一日ごとにノートを複製すれば、いくらでも使い回せます。

さらなるアレンジ

このままでも十分使えるのですが、デジタルツールならではのアレンジもやってみたいところです。

実際私が使っている一日ページノートは、こんな感じになっています。

表組みの上の方に、緑色の文字がいくつかありますね。これはEvernoteの「ノートリンク」というものです。通常のリンクは青字で示されて、Webサイトにジャンプしますが、ノートリンクは緑字で示されて、別のEvernoteのノートにジャンプします。

つまり、「6月9日(金)」のノートリンクをクリックすれば、昨日の一日ページに、「6月11日(日)」のノートリンクをクリックすれば、明日の一日ページにジャンプするわけです。当然ジャンプ先のページにも同種のノートリンクが設置されていて、それをクリックしていけば、手帳のページをめくるように一日ページをくっていけます。

これはたいへん快適であり、まさに手帳を使っている感じがするのですが、実現するためには、「あらかじめ365日分の一日ページを作成し、それぞれのページに前後の日付のノートリンクを添付していく」ことをしなければなりません。さすがに人力で行うのは困難なので、私はAppleScriptを使って自動的に処理しています。

この辺はEvernoteの使い方とは少しずれる話なので割愛しますが、そういうこともできる、という点は覚えておいてください。こうしたノートリンクを使わないなら、単に365回ノートを複製すれば、一年分の「一日ページ」がEvernoteに実装されることになります。

ページの使い方

いささかマニアックな話をしてしまいましたが、一度作成してしまえば、このノートは自由に使っていけます。

私は、出費の記録、その日のタスク、簡易日記がメインであり、そこにちょっとしたメモを書き付けたり、その日作成したノートへのノートリンクなどを挿入しています。

私は滅多に写真を撮影しないのですが、たまに撮影したときなどは、このノートに貼り付けたりもします。

まさに日記であり、ほぼ日手帳の一日ページの使い方に呼応しています。逆に言えば、目指しているのはこのノートを見返したとき、その日のことがなんとなくでも思い出せる情報を集約することです。まさにその機能こそが、私が普段使いの手帳に求めていることでもあります。

表組みの意義

一日の行動やタスクを集めるだけならば、別に表組みを使う必要はないように感じられるかもしれません。しかし、そうした情報はだいたい記入量が短く、ノートの右側が大量に余り、自然と縦長になっていきます。つまり、一覧性が下がるのです。使用時においても、見返し時においても、一覧性は重要です。表組みを使うのはそのためです。

とは言え、一日ページにどのような項目を必要とするのかは、人によって違うでしょうし、完璧なテンプレートを想定することもできません。幸いなことに、Evernoteでは表組みの「自作」が可能です。Evernoteから提供されているテンプレートもいじることができますし、何なら自分でゼロから作り上げてもよいでしょう。それができるのがEvernoteの素晴らしさでもあります。

というわけで、一日ページについてはこれくらいです。次回は一日ページを補佐する週間ページについて書いてみます。

次回:手帳としてEvernoteを使う その3

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

3件のコメント

  1. 興味深く読ませていただいてます。
    365日のノートを作るのを、自力で行おうとして挫折したことがあります。
    プログラミング等に詳しくなくApplescriptでできると書いてあり驚きました。いろいろ調べているのですが全くわかりません(´;ω;`)
    失礼とは思いますが、『「あらかじめ365日分の一日ページを作成し、それぞれのページに前後の日付のノートリンクを添付していく」ことをしなければなりません。さすがに人力で行うのは困難なので、私はAppleScriptを使って自動的に処理しています。』のApplescriptを教えてもらうのはできないでしょうか?

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