R-styleの「声」ってなんだろうか?

最近のブログは「書いてある内容がすぐわかるようなタイトルをつける」、というのが基本的なルールになっているようです。特にセルフブランディングとして「自分の関心」をアウトプットしていくようなブログの場合は必須といってもいいでしょう。

しかし、私がブログを書き始めたのが2003年あたりで、その頃は強くタイトルにこだわる、という風潮はありませんでした。そんなわけで「R-style」という何を書いているかまったくわからないタイトルで今までずっとやってきました。

@mehoriさんが「ブログの根底を流れるひとつの「声」」(Lifehacking.jp)のエントリーの中でブログの持つ「声」について書かれています。

ブログにひとつの「声」を選ぶことはブログのブランド力を上げるだけでなく、実務的な意味合いもあります。「声」に関係ないものは扱う必要がないので、ブログのネタを探しやすくなりますし、関係ない話題をスルーするためのフィルターとして利用できるという点です。

mehoriさんが「テーマ」という言葉ではなく「声」という言葉を選んだ事が非常に印象的でした。「声」という喩えにはいろいろな意味合いがあります。それは伝える内容そのものよりも、その語り口や声色、という意味合いのが多く含められています。

少し前に「iPad」の製品発表があったときも、さまざまなブログでそれが取り上げられました。好意的、批判的、夢想、実用・・・それぞれがいろいろな切り口で「iPad」の事について語られていました。その差こそが「声」というものなのでしょう。

この「R-style」というブログにテーマはありません。以前のブログから持ってきた記事と今書いている記事はまったく違うジャンルのものです。そしてこれからも変わっていく可能性は秘めています。

しかしながら、更新していく上での方針は変わっていません。それは、「そのときの自分の関心事を書く」、という一点です。

世の中がどう動いていようが、自分の関心事にないものは追いかけません。「今」自分がやっていること、学んでいること、考えていることを足跡として一つ一つ残していく、それが「R-style」の声、ということになるでしょう。

そして、その声を強めるために、「一日一更新まで」という縛りを設けています。
書きたいことが色々あったとしても、更新できるエントリーは一つ限りなので、「何をブログに書き残すのか」を選択せざるえません。その選択こそが私のブログの「声」の元となってくのでしょう。

2月8日のほぼ日「ダーリンコラム」にて、このような吉本隆明さんの言葉が紹介されていました。

吉本隆明さんが、
「どういうじぶんでありたいのか、というじぶんと、
 どれだけ自問自答をしてきたか。
 それが、その人なんじゃないでしょうかね」
と、話してくれたことがある。
なるほどなぁ‥‥まったくもう、なるほどなぁだ。

これは「自分はこれからどんな記事を書いて、どんなブログにしていきたいのか」と考えていた心に突き刺さりました。

自問自答、つまり自分との対話こそがその人を作っていく。

それは「朝の課題出し」や、各タイミングごとの「レビュー」で行われる作業です。その繰り返しの中で自分が作られていく。逆に言えばそれが無ければ本質的な自分というのは形作れないのかもしれません。

私はこれからもこの「R-style」を更新していくでしょう。そして何かしらのタイミングで「自分のブログとはいったい何なのか?」を見つめ直していくと思います。少なくともこんな曖昧なタイトルで書いている以上、必ずぶつかる壁です。

でも、今のところブログのタイトルを変えるつもりはありません。自分の視座でこの世界をフレーミングしていくこと、それが私がブログを更新する意味であり、自分が文章を書く意味だと考えています。それを端的に言葉で表したものが「R-style」というタイトルになります。このタイトルと共に「どういうじぶんでありたいのか」という自分との対話を抱え込んでいきたいと思います。

おそらく、@mehoriさんの今回の「声」についてのエントリーもこういった問いかけの意味合いが込められていると思います。鉛筆の芯を削るように、自分のブログの「声」を絞り込んでいく。その意味を強く実感されているmehoriさんからのブロガーへ向けて発信されたメッセージなのでしょう。

さて、皆さんはどんな「声」をお持ちでしょうか?

編集後記:
非常にあまのじゃくな性格をしているので「ブログは一つのテーマに絞って書いた方がいいよ」と言われると「じゃあ、テーマを一つに絞らないというテーマのブログを書く!」という発想がでてきます。しかし、当たり前ですが、これでアクセス数を稼ぐのはかなり難しい(というか稼げていない現状)ので、まったくもってオススメしないスタイルです。
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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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