Evernote企画2nd:コラム:定点観測とアイデアのドアを叩くこと

タグについて書くつもりでしたが、ちょっと寄り道をしてEvernoteの面白さなんかを。

ちょっと調べたい事があってEvernoteで検索をかけたときのことです。そのときはメールで定期的にリマインダーしてくれるサービスの名前がなんだったかな、という疑問が浮かび、Evernoteを検索することにしました。一度見て印象に残っているネタは必ずEvernoteに入っているので、おそらくGoogleさんよりは効率的に見つかるかな、と思ったわけです。

で、おぼろげながらどなたかが「クレド」を毎日リマインドされているというエピソードが思い浮かびました。たしかかその文脈の中でそのサービスが紹介されていた、そんな印象です。

人の記憶の面白いところは、こういったときに「固有名詞」は出てこずに、文脈の方はある程度はっきり出てくるところです。こういう「思い出し方の癖」はEvernoteをうまく使う上で重要だと思います。

結局「クレド」で検索をかけたら該当する記事のクリップが見つかって一安心、というところまではごくごく普通のお話です。Evernoteって便利ですよね、というだけならばおそらくGoogleさんでも同様の事ができるでしょう。オンライン、オフラインの垣根を無視すればGoogleの方が「効率よく」そのサービス名を思い出すことができるかもしれません。

しかしながら、ほんの少し続きがあります。

そのサービスの名前を見つけただけで終わりではなく、なんとなく「クレド」で引っかかったノートを読み返してしまいました。
※よくあることです

そのときに、ふと目に付いた一つの「クレド」の内容がグンっと私の心に突き刺さりました。「あぁ、私は今この言葉を求めていたのだな」と見た瞬間に感じました。
※その言葉についてはまた別のエントリーで書くと思います。

結局、そのクレドが持つ意味についてしばらく考えこみ、新しい風を自分の中に入れられたように感じられました。

もし、私が完璧な検索ワードでそのサービス名を特定していたらこの「出会い」は訪れなかったことでしょう。もちろんGoogleで検索した場合でもその記事はきっと見つかったと思います。しかし、その記事が表示されるのは上から何番目でしょうか。Evernoteに入っている情報は少なくとも一度以上「私」というフィルターを通しているので、私にとって何かしら意味ある情報である確率は高まります。

それらをある程度ゆるめに検索することで、「意味ある情報」に接する機会が増える、というメリットがEvernoteを使っているとあります。
※情報を一つのツールにまとめているため

もう一つ感じるメリットは、「自分」の時間軸での動きが確認できること。
Evernoteに最初その記事を入れたときにはその「クレド」にはそんなに大きなインパクトを感じませんでした。あくまで別の文脈の中で取り込んだ記事のおまけとして付いてきたものです。

しかし、現在の私はその「クレド」に強く心を打たれました。この反応の差というのが「私」というものの変化を感じさせてくれます。断続的な「今」の中で生きる私達にとって自分というものを定点観測するには、同じ情報に何度も触れる、ということが必要なのだろうと思います。

同じ記事でも自分というものが変化すれば、感じる印象というのは変わってきます。それは同じ本を時間を置いて何度も読むというのに似ているのかも知れません。

そういった印象の変化というのを何回か体験するうちに、「厳密」で「正確」に情報が見付けられるような使い方はしないでおこう、軽く決意をしました。ある程度アバウトでも検索結果が20個以内に収まれば上出来かな、ぐらいのスタンスを持っています。

文章というのは工業手法的に生み出すこともできますが、人と人の出逢いのように思わぬ偶然から創りだされるものもあります。

「見知った」見知らぬアイデアと出会うためにも、いくつかのドアをノックし続けていきたいな、とそんな風に考えています。、

関連エントリー:
Evernote企画2nd:第一回:inbox(R-style)
Evernote企画2nd:第二回:タグを付けよう!(R-style)

Related Posts with Thumbnails
Send to Kindle

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード TrackBack URI

コメントをどうぞ

WordPress Themes