読書の持つ力とは、なんだろうか。

「書肆小波 -books sazanam-」さんの「《書評》読書の効用を人に伝えるのは案外難しい~読書力」のエントリーがなかなか興味かったので、ちょっぴり雑感を。

齋藤氏は「本を読むことの意味は何か」という、案外答えにくい問いに対して、「読書によって…の力がつく」という形式で答えて います。
大まかには、各章のタイトルにある「自分をつくる―自己形成としての読書」「自分を鍛える―読書はスポーツだ」「自分を広げる―読書はコミュニケーション力の基礎だ」の3つ。
「自分を広げ る」では、ただ一人で読むだけでなく、読書会などで本を介して人とコミュニケーションをとるやり方にも言及されています。複数の人間で紙にキーワードを書 き込んでいくなど、面白そうな手法も紹介されています。

私自身は、そこそこ読書をする方です。しかし、人にそれを進めるかどうかはなかなか難しいところです。何か面白そうな本は無いですか?、ぐらいならばその人に合わせて本を紹介する事はできますが、なんで本を読む必要があるですが、本を読めばどのようなメリットがありますか、と聞かれると案外答えにくい事に気がつきます。

基本的に、読書というのは個人的な体験です。一冊の本から多くを学ぶ事もできれば、時間の無駄ということもあります。人によってその体験の質は違います。
そうなると一般化して「読書のメリット」を語るのは難しいのでは無いかな、という気がしてきます。

それは、本と個人との関係性も異なるし、読書の仕方も人によって違ってくる、という点も絡んできます。じっくり読む人からフォトリーディングする人までさまざまなスタイルがあります。それらをまとめて汎用的な読書の効用をまとめるのは難しいのではないでしょうか。

なんとなく言える事は、それぞれの人が読書でどのような感じ方、考え方、をしたのかを発表し、それぞれの人に取っての読書の面白さを共有する中で、読書の楽しさ、面白さを「にじみ出させる」ことぐらいしかできないのではないだろうか、という事です。

そういった考えもあって、「書評企画」として、自分で書評を書いたり他のブロガーさんの書評を集ったりしている、というわけです。

読書というのは万能のツールではないかもしれませんが、何かの助力になる事は間違いありません。本を読む習慣をつけたい、という人は4月からでも始めてみてはいかがでしょうか。

関連エントリー:
告知:「新年度の始まりに本を読もう!」書評企画v

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

2件のコメント

  1. 取り上げていただき、ありがとうございます。

    個人的な体験の「メリット」を人に伝えることの難しさに思い至ったのは、やはり本を読まない人から「本を読んだ方がいいですか」と問われたことがきっかけです。
    そこで遅ればせながら、自分の体験だけでは人になかなかおもしろさを伝えられないことに気がつきました。
    多くの人の読書のおもしろさを共有することで、本を読む人にとっても思わぬメリットを見つけることもできるかもしれませんね。

  2. >sazanamiさん
    コメントありがとうございます。いろいろな人のいろいろな読書の体験を共有することのメリットは多分想像している以上のものがあるのではないかなと思っています。読書をしている人にとっても、これから読書を始める人にとっても、役立つような「場」を作れればよいですね。

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