私がEvernoteを使う二つの理由と質問

あれやこれやで、一気にEvernoteの認知度があがってきました。大変すばらしい事です。Evernoteの便利さはTwitterの面白さぐらい説明が難しいものですが、とりあえず興味を持って始めれる方が増えていけば、その事例を参考にまた別の方へと輪が広がっていく事になるでしょう。

Evernoteは単に便利なツールというだけでなく、非常におもしろいツールです。その使い方を考えていくと、人間の「記憶」や「認知」についていろいろ考えさせられます。

今回は、なぜ私がここまでEvernoteに拘って、それを使い倒そうとしているのかについて書いてみたいと思います。

「いまそこにある安心感」

私の現状のEvernoteの使い方の指針を言葉にすれば

「Evernoteになんでも突っ込めばどんな世界が見えてくるだろうか」という人体実験

となるでしょう。これは、今までのツールではまず実現できないものです。もちろん、本当に全ての情報をEvernoteに入れられているわけではありません。電子機器との連携はかなり高度になってきていますが、一日のすべてをフォローできる物ではありませんし、ノートのファイル上限の問題も存在します。

ただ、今のところ「簡単に入れられるもの」に関してはできる限りEvernoteに入れようとは考えています。例えば

・ウェブクリップ
・自分の書いたテキスト
・思いついたアイデア
・タスク
・スケジュール
・作業記録
・読書記録
・食事の画像
・読書メモ
・株価データ(チャート)
・格言
・書評(Evernote読書会用)
・紙(書類)
・マインドマップ
・軽めの実行ファイル(バックアップ用)

といったものです。体系的に全てまとまっているわけでもありませんし、全てのノートを活用しようともおもっていません。ただ、「とりあえずEvernoteに」習慣を身につけると、かなり日常の悩みが減ります。

何かを保存するときも、何かを探すときも、基本は「EvernoteでOK」という状況になります。これは野口悠紀雄氏の「ポケット一つ原則」が運用できているといっていいでしょう。

これがGTDで実現される「ストレスフリーの状態」と言えるのではないかと考えています。少なくとも「保存」と「検索」に関していろいろ思い悩む必要はほとんど無くなりました。
※タグ付けやノートブック、あるいはノートの取り込み等でまだまだ検討課題は残っていますが

まず、この安心感を手に入れる事、これがEvernoteを使い倒す理由の一つです。

自分のデーターベース

ある日突然、ウィキペディアの管理人から「あなた自身のページを書いてください」と言われればどのくらいのスペースを埋める事ができるでしょうか。

はっきりいってなかなか難しいと思います。履歴書程度の事しか書けないのではないでしょうか。でも、あなた自身のライフログを記録しているEvernoteがあればどうでしょうか。「履歴」を振り返りながら、「2010年3月のエントリーではじめてブログアクセス1000を突破」なんて具合に、細かい事まで書いてしまうかもしれません。

人の一生を物語とするならば、その物語を保存できるのがEvernoteです。一生毎日手帳に日々の出来事を書いておく事でも、それは実現できるかもしれません。でも一つの検索ワードから過去のデータを全て引っ張り出す、という芸当はなかなかできないと思います。

そういった「自分のデーターベース」を持てる事、それがEvernoteの魅力であり、私がそこに情報を集約している理由の一つでもあります。そのデーターベースを使えば、知的生産などでも大きな力を発揮する事は間違い有りません。でも、それだけではもったいないだろうな、思っています。

フローの情報量と保存量

仮に今私に流れ込んでくる情報量を100とすれば、30〜40ぐらいはEvernoteに保存できているのではないかと思います。
※ちなみにこの数字もかなり大雑把な感覚です。本当はもっと少ないと思います。

ちなみに、これは「流れ込んでくる情報量」(フロー)であって、私がいま「所有している情報量」(ストック)ではありません。スキャンしきれていない紙類はまだまだあります。とりあえず優先順位としては低いので、それらのスキャンはぼちぼちと実行していく予定です。

最終的に100のフローを全てEvernoteに保存するというのが私の目標・・・ではありません。多分実現する事はできるでしょうが、それにかける手間と得られるメリットを比較すると多分「割に合わない」気がしています。

「ライフログのすすめ」という本にも出ていましたが、まったく読まないダイレクトメールまでEvernoteに保存するというのはさすがにやり過ぎでしょう。「原理主義的」と言っても良いかもしれません。

どんな運用方法・保存量が適切なのかはまだ見えてきません。大体ライフログを残すという行為時代が人類的に見て始まったばかりです。試行錯誤がこれから幾度となく繰り返されていくでしょう。

さいごに&質問

Evernoteは情報収集・整理ツールとしては大変優秀です。ただ、クラウドという性質、APIの解放、という要素から「情報整理ツール」を超えうる可能性を秘めていると思います。

私はそこに注目し、活用したいと考えています。

Evernoteを取り巻く環境が進化していけば、使い方もまたそれに合わせて進化していくことでしょう。それをある程度、実体験しながら眺めていきたいと思います。

で、最後に「今Evernoteを使われている方」に質問です。

  • あなたに流れ込んでくる情報のうちどのくらいの割合をEvernoteに入れていますか。
  • 最終的にどのくらいの割合をEvernoteに入れたいと考えていますか。

この記事のコメント欄でも、Twitterのリプライでもかまいませんので、お答えいただければ幸いです。

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11 Comments

  • By 龍牙 襄, 2010 年 5 月 1 日 @ 11:23 AM

    わたしの場合、まだEverNoteを使い始めて間がないこともあり、それほど使えてない気がしています。主にはブラウザ(Firefox)のアドオンに入っているので、ネットで見つけた情報はクリップするようにしていますが、それ以外はまだまだといったところです。
    使用しているスマートフォンがWM機なのでそちらにもクライアントを入れてはいますが、正直、使いやすさの点では及第点とは言い難いので、活用はできていません。
    情報量でいうなら全体の一割も入れられていないと思います。できれば半分は入れたいですね。理想は入ってきた情報すべてにインデックスがつけられることですが、さすがにこれは現状ではまだ難しいでしょう。

  • By rashita, 2010 年 5 月 1 日 @ 11:51 AM

    >龍牙 襄さん
    コメントありがとうございます。
    入ってきた情報に対して自動的にインデックスが付けられれば最高かもしれませんね。なかなか難しそうですが。インデックスを付けられなくても検索でもある程度は「情報」は発見できると思います。

  • By roomrag, 2010 年 5 月 1 日 @ 9:50 PM

    ●あなたに流れ込んでくる情報のうちどのくらいの割合をEvernoteに入れていますか。
    まだまだですね。1割にも満たないくらいです。仕事絡みはGmailを含むGoogle Appsで事足りている、ということも影響しています。
    Webクリッピングはマメにしていますが、それでも1日20件くらいしかEvernoteには溜まりません。
    ファイルサイズの割合も、プレミアムで一ヶ月に使える容量の1割程度しかありません。(短いテキストが多いせいもありますが)

    ●最終的にどのくらいの割合をEvernoteに入れたいと考えていますか。
    これは難しい質問ですね。おそらく残すことに意味がある情報とそうではないものもあるので、(例えば飲み会の会話の全てを残す必要はないわけで。)
    残したいものを簡単に残せる仕組みが必要だと思っています。
    毎日目にした映像情報の全てを残すこともできないですしね。
    3割くらい残せればいいかな、という感覚値は持っています。

  • By rashita, 2010 年 5 月 2 日 @ 10:41 AM

    >roomragさん
    コメントありがとうございます。
    個人的にグーグル系のアプリのバックアップがEvernoteでシームレスにできるともっと便利かなと思います。確かに日常では雑多な情報が溢れかえっているのでその総てを残すことには意味はないかもしれませんね。

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