Evernote企画3rd:コラム:ノートブックについての掘り下げ(番外編)

今回は、ちょっと3つのお話だけ。

犯人は誰だ?

とある孤島の洋館で殺人事件が起きたとしましょう。推理小説でよくあるシチュエーションですが、今回はたまたま二人の探偵(A,B)がその島にいたという点が少し異なった点です。もちろん有能な探偵二人は犯人捜しに乗り出します。それぞれの探偵の推理プロセスをすこしのぞき込んでみましょう。

探偵A:この島と本島との連絡船は一日一回。死後硬直から考えて犯人がこの島を抜け出たとは考えられない。だとすれば、いまこの島にいる人間の中に犯人がいるはずだ。あとはアリバイを各自にきいていくとしよう。

探偵B:まず、犯人がどこにいるかを考えなければならない。いくつか仮定をしよう。知的生命体は太陽系の第三惑星にのみ存在するとしよう。そして、地球人類がこれからも過去と未来を行き来するタイムマシーンを作らなかったとする。加えて、現状の地球にはテレポーテーションなどの超能力を有する人間がいないとする。ここから犯人は普通の人間が移動できる範囲でしか行動できないという前提を立てておく。すると、この地点から10時間で移動できる距離から考えて、おおよそ半径500kmの範囲の中に存在する人間が犯人である可能性が非常に高いと言えるだろう。そのうち・・・

さて、犯人を見付けるのが早いのはどちらでしょうか。探偵Bは小説家にでも転職した方がよいかもしれません。

水槽の中の魚

大きな水槽の中にたくさんの種類の魚が入っているのを想像して下さい。色とりどり、サイズも異なる魚たちです。その水槽は不思議な構造になっていて魚の生態環境をまったく無視できる魔法の水槽です。

誰かが「ブラックファントムテトラください」とあなたに言いました。あなたは「ブラックファントムテトラ」がどのような魚かは知っていますが、魚の数があまりにも多くてうまく見付けられません。苦労して見付けた魚を網ですくってその誰かに渡すことに成功しました。

こういった作業を何度も繰り返している内に、あなたは水槽に仕切りを入れることにしました。ここからここまでは熱帯魚ゾーン、ここからは淡水魚といった具合です。何か魚を指定されたら、まずその魚がどこの水域に住んでいる魚かを思い出して、その「ゾーン」を見ます。あとは自分の記憶にあるその魚の特徴を元に目的の魚を探せばよい、というわけです。

もしこの仕切りを「体の大きさが1cmまでの魚」という体系や、「黒っぽい魚」という見た目で仕切った場合どうなるでしょうか。果たして魚を探し出す作業は簡単になるでしょうか。黒っぽい魚ばかりが泳いでるゾーンを眺めて、目的の魚は探しやすいでしょうか。

PCのファイルとフォルダ

パソコンのファイル整理は大抵「フォルダ→ファイル」あるいは「フォルダ→n個のサブフォルダ→ファイル」という構造になっています。

例えば、全てのファイルをルートディレクトリの直下に並べたとしたらどうなるでしょうか。実際PCはファイル構造がどのようになっていても気にしません。そのようなファイル構造を求めているのは基本的に人間の方です。もしルートフォルダの直下に全てのファイルを並べればファイルの保存場所に関しては悩む必要がなくなります。一カ所しかないわけだから迷いようがないですね。

しかし探すときはどうでしょうか。「名前順で並べ替える」「ファイルの種類ごとに並べる」「作成日時で並べる」という操作をし、一つ一つ見ていけばなんとか発見することができるでしょう。しかし、そういう事をしたくないからフォルダというものを作るわけです。

フォルダの作り方は人それぞれです。デスクトップ検索が強力になった今、もしかしたらまったくフォルダ作っていない、という方もおられるかも知れませんが大抵はプログラムごとの保存ファイルを入れるフォルダや画像だけを入れるフォルダ、テキストだけを入れるフォルダ、あるいはプロジェクトごとのフォルダというものを作っておられると思います。このフォルダ分けの目的は「見た目を整える」ためではありません。探したいときに見付けられるように、です。

まとめ

すこしEvernoteとは関係ない「お話」を3つしてみました。Evernoteのノートブックについて考える上で参考になるのではないかと思います。

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