書評 「本田直之式 ハッピー・ワークスタイル」(本田直之 松村太郎)

このタイミングでこの内容。さすが本田さん、という感じの一冊。

本田直之式 ハッピー・ワークスタイル ~秘訣はiPhoneとMacの連携にあり~
本田直之式 ハッピー・ワークスタイル ~秘訣はiPhoneとMacの連携にあり~ 本田直之 松村太郎

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共著者の一人でもあり、タイトルにも名前が入っている本田直之氏はレバレッジシリーズでおなじみのビジネス本の著者。松村氏は私は存じ上げていなかったのだが、「できるポケット iPadを快適に使いこなす 基本&活用ワザ150」などの著書があるようだ。「MacFan」で連載をお持ちとのこと。

購入の経緯

私はあまりこういう本は手に取らないのだが、ちょっとした理由があってパラパラと中身をみて、何とはなしに買ってしまった。

理由といってもあまりたいしたものではない。先月発売になった『Evernote「超」仕事術』。初めての著書ということで、本屋に行っては、自分の本が置いてあるか、どこのスペースにどんな風に陳列されているのかをチェックするという行為を繰り返している。嬉しいことにビジネス書の新刊のコーナーに積んでいただいているのを発見することもある。そういう場合に、この本の横に並べられている事が多いのだ。それを見ると自然と興味が湧いてきてしまう。

中を見ると、「あぁ、本屋さんというはちゃんと中身を見て本を選択されているのだな」と改めて関心する。この本にもばっちりEvernoteが紹介されているのだ。操作説明というよりは実際の活用の仕方である。こういう本の横に並べていただけるのは大変ありがたい。
(※コンピュータ系よりはビジネス系よりの本だと、自分では考えている)

もちろん、それだけの理由で本を買ったりはしない。本棚には未読の本が列をなして順番待ちをしている。書いてあることは知識として知っていること、あるいはすでに自分で実行していることが大半である。ただ、それらの断片的な知識が一つの切り口の元で体系化されているのを見ると、「ビジネス本」のお手本としてありではないかなと思ったわけだ。

本田式仕事術

本書の構成は6つのワークスタイルの紹介が中心になっている。

  • 時間設計
  • コミュニケーション
  • セルフメディア
  • 情報収集
  • アウトプット
  • プレゼン

「時間設計」は長期プランと隙間時間の活用法。「コミュニケーション」は連絡先管理と情報共有について。「セルフメディア」はソーシャルへの理解と活用。「情報収集」はネット中心。「アウトプット」はEvernoteとアナログの活用。「プレゼン」はKeynoteの説明。

私が、気になったのは「本田式の時間管理」そして「本田式アウトプット」の二つである。

本田式の時間管理

一年計画からスケジュールへの落とし込みというのが中心。ポイントは10~20年単位の超長期プランを持つこと。もう一つはプランニングをカレンダーで行わないという所。

一年の計画を立てるときに、いきなりカレンダーと向かい合う人がいたら要注意だと私は考えている。カレンダーでの時間の流れはぶつぎりになってしまっている。これでは一年という時間は「見えにくい」。

本田氏は一週間を1マスとして、一年で52マスを一直線に並べる方法を実施されている。ここに仕事の予定や自分の目標を埋め込んでいくわけだ。こうすると一年の時間の流れが「一望」できる。いきなりカレンダーに入力すると全体の流れが非常につかみづらい。すると無茶な計画というのも出てきてしまう。

Excelや紙を使って一年を見える化(一覧できる点が重要)し、その後スケジュールに落とし込んでいく。プラニングとスケジューリングを分ける。これは気をつけたい所だ。

本田式アウトプット

Evernoteについては今書くこともないのだが、「アナログ」が押さえられている点に共感を持てた。ポイントだけ押さえれば、アナログで種を蒔いて、デジタルで刈り取る、となるだろう。私がこのBlogで「クラウド時代のアナログ力」としてアナログツールに触れているのも同じ事だ。

あくまで実体験でしかないが、アイデアがまだ種の段階の時はアナログの方が有効に感じられる。歩きながらだとアイデアが湧きやすい、という話はよく聞くが、手を動かして書くという行為にも似たような効能があるのかもしれない。

もちろん編集などはデジタルの方が圧倒的に便利だ。Evernoteはこの両者を接合してくれるツールである。

まとめ

最近のiPhone、iPadの人気はすさまじい。ティッピングポイントを超えたと考える人がいてもおかしくはない。しかし、まだまだWindowsユーザーが多い。が、今後増えていくことは間違いないし、今興味を持っている人も多いだろう。そういう人に最初の一歩としてこの本は有用だと思う。

私は熱狂的な信者ではないので、やたら「Mac買え」と周りの人に勧めたりはしないが、一つだけ言えることがある。

「クラウドベースのアプリを中心にしているとMacでもWindowsでもあんまり関係ない」

私は、Windows・Mac・iPhoneを併用している。そして、実際的な問題はほぼ感じていない。ウェブブラウザ、Evernote、DropBoxと各種GoogleのサービスがあればどのPCを使っていても作業は可能である。

もし、Windowsユーザーの方がiPhoneをお持ちで、「おっ、こいつ便利だな」とか「なんか愛着湧くんだよね」という感想をお持ちの方は、次回のPCの買い換えの際にMacも候補に入れてあげて欲しい。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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