自国中心主義的史観

韓国、扶桑社教科書に「遺憾」 検定中に内容報じられ

記事の内容については、まあいつもの反日的攻撃である。

韓国メディアは11日、06年度から使用される中学教科書の検定に扶桑社が出している歴史教科書の内容が明らかになったと一斉に報じた。同教科書の内容が「植民統治を美化している」、「歴史をまた歪曲(わいきょく)」などと批判した。韓国外交通商省当局者は同日、扶桑社版教科書について「相変わらず自国中心主義的史観に立脚している。極めて遺憾だ」と述べた。

韓国の皆様が不快を感じておられる教科書ってどうなのよ?というような雰囲気を感じる。殖民統治とか歴史の歪曲といったことについてはここでは触れない。それに触れだすとあっちいったりこっちいったりしなければならないし、そのようなテンションは今のところ無いので、大スルーとさせていただく。

ちょっと気になったのは記事の中に出てきた自国中心主義的史観という言葉だ。
このような言葉は日本よりもはるかに国土の広い国に当てはめてあげればぴったり来ると思うのだが、まあそれは置いておこう。

しかしながら世界を見渡してみて、自国中心主義的史観をほとんど持たない国などあるのだろうか。この日本を除いて。自分の国の歴史を自分の国の視点から見るというのはそれほど悪いことだろうか。一方的に歴史的事実を抹消したり、明らかにあったことを無くしたりすることは「歴史学」というものとしてはもちろん失格であるが、ある歴史的事実がどのような経緯で起こったのか、それがどのような意味合いを持つものであったかというのは、ある意味で価値観というものではないのだろうか。

戦後の日本の教育はほとんど他国の視点から(あるいはそれを配慮した)見た歴史の教育だったということなのだろう。いや~怖い、怖い。

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4件のコメント

  • By 人参, 2005 年 3 月 13 日 @ 8:51 AM

    同じ物を見ても、人によって感じる物が違うと思う。
    同じ絵を見てAさんは素晴らしいと思い、Bさんは変な絵だと思うように。
    だからよく日本が中国・韓国から叩かれる教科書問題も、
    歴史を見る人間が違うのだから、それぞれの国で教え方が違う物だと思う。
    じゃあ(文句を言う)そっちの国ではどうなのかと。
    日本人から見ればとんでもない言われ方をしているかもしれないのに。

  • By 梅香, 2005 年 3 月 13 日 @ 10:42 PM

    日本は、自国中心主義になるしか立場がないと私も思う。
    たしかに、美化しすぎて、事実を誇張するのは問題だと思うけど。

    事実は事実で、それをどう解釈するかが問題であって、
    正しいことは一つではないってことがこういう議論の時は抜け落ちているような気がします。
    ソウル大に日本研究所も出来たし、すこしずつかわっていくとは思いますが。

  • By 西院灯火, 2005 年 3 月 13 日 @ 11:25 PM

    そうですよね。
    良くも悪くも土地により歴史事実の認識=史観が変わるのは普通だと思います。
    種の起源が認められるまでの経緯にしても……まあ、ファンダメンタリストは別かもしれませんが。
    ただ前述のような対立史観が物証で確認できるのであれば、黙して語らない証人の出現を期待したいと思います。

  • By Rashita, 2005 年 3 月 15 日 @ 1:23 PM

    >人参さん
    日本国の教科書については散々叩くくせに、中国の教科書についてはまったく触らない、というような評論家はたくさんいますね。非常に危ない感じです。

    >梅香さん
    なぜだか知らないが、中国側の言い分を全て聞くことが「共通理解」に繋がる、というような風潮があるんですよね。日本の言い分はまったく無視で。不思議ですね。
    日本人というものがきちんと理解されるように、働きかけることがたいせつなのかもしれません。

    >西院灯火さん
    長い年月をかけて培われてきている歴史観をきっちりと覆すような何かが登場するのか、その辺りが非常に曖昧ですね。このままずんずん進んでいきそうな気もします。

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