本日、『Evernote「超」知的生産術』発売です

すでに先行発売もしており、書評もちらほら頂いているので、すっかり発売した気分になっていましたが、アマゾンとか全国書店さんでは本日が発売日です。

EVERNOTE「超」知的生産術
EVERNOTE「超」知的生産術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2011-02-26
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書店のEvernoteが置いてそうなコーナーにてとてとっと歩いていってもらってテカテカと光る青い帯が付いている本が、この本です。

あらためて知的生産とは

「知的生産」という言葉を使うかどうかはかなり悩んだところなんですが、適切な言葉が今のところ存在しないので、なじみの言葉として使って起きました。
※トリビュート的な意味合いもあったかもしれません。

知的生産の技術とは、情報を扱うための技術です。情報を使って、そこから何かを生み出すための技術__インテリジェンスではなくて、インフォメーション・テクニック__です。そういう意味では「情報生産の技術」という方がよりイメージは近いのかもしれません。しかしながら、そこには「人間が頭を働かせている」というニュアンスが抜け落ちています。なんだかんだいって、その「人間が頭を働かせている」という部分がとても大切です。

こういった行為にはさまざまなレベルが存在しています。面白い風景に遭遇して、それをメモし、後でBlog更新のネタに使うというのも、知的生産の技術の一部と言えます。新しい企画を考えるために、周辺情報を集めてアイデアの素にするというのも対象内です。良い感じの飲み屋の情報をストックしておいて、飲み会の時に提案するという事ですら「情報」を扱って「提案」を生みだしているわけですから知的生産の技術と言えます。その「提案」が高評価を受け続けるならば、その人の「ブランド」にもつながっていくでしょう。

考えてみれば、私たちは毎日大量の「情報」と接触しています。これはニュースソースという狭い意味での「情報」ではありません。私たちが知覚するありとあらゆるものが「情報」です。高次の思考を必要とするものや、身の丈サイズの感想__何かを食べて「おいしい」と感じることなど__ですら「情報」と言えます。いままではそういう「情報」に価値は生まれませんでしたが、ソーシャル時代では話は変わってきます。

本書内で、こういった「知的生産」の定義付けをソーシャル時代との組み合わせから語っても良かったんですが、あきらかに分厚すぎるのでやめておきました。

この辺なんかを読んでもらうとよいかもしれません。

一つだけ言えるのは、自分の頭を使って情報発信出来ない人は、「年功序列」が機能しにくくなっている社会において自分の価値を高めるのは難しいだろう、ということです。やや厳しいようですが、閉じた輪の中にいて、ぼんやり順番をまっているだけでは変化はやってこないでしょう。
※自分の頭を使ってというのは、情報を単に右から左に流さないでという程度の意味合いです。

とりあえずの書評など

先行発売or献本で、書評を書いてくださった方を紹介しておきます。

Evernote「超」知的生産術を読んだので、ちょっとまとめてみる。 (想造ノート)
※両方とも関西圏なのに、なぜか東京で直接手渡しで販売させていただきました。メディアマーカーで読書メモまで書いてくださっております。

【本レビュー】これはクラウド時代の『知的生産の技術』だ!『EVERNOTE「超」知的生産術』(倉下忠憲著)(Find the meaning of my life.)
※日頃お世話になっているので献本させていただきました。古典とも呼べる知的生産の本を踏まえての感想をいただいております。知的生産に対する疑問はこのエントリーが多少の返答になっているとよいのですが。

Evernoteを「本当の意味で」使いこなす方法を知る【書評】Evernote「超」知的生産術(goryugo, addicted to Evernote)
※コラムに登場していただいているので、献本させていただきました。「悪く言えば「難しい」」のご意見ありがたく頂戴します。なんかごりゅさんとトークしたいですね、Evernoteについて。

皆様、どうもありがとうございます。

さいごに

私自身が、Evernoteを使う上で試行錯誤を楽しみながらやってきた経緯があります。そして、その試行錯誤こそが意味ある行為だと感じています。価値があるものを知るには、価値のないものに触れる必要があるわけです。そういう意味で「とりあえず」やってみる、「とりあえず」保存しておく、というのはEvernoteを使う上で重要な心がけではないかと思います。

Evernoteというツールが持つ可能性はとてつもなく大きく、「操作説明書」「概要」「知的生産ツール」「ライフログツール」といった平面で切り取る形でしか提示できないものだと感じています。そうして提出されるさまざまな姿の総合がEvernoteの姿です。

単にクラウドでファイル同期するならばDropBoxでも十分です。ただ、「記憶」を「記録」の形にして留めてけるクラウドサービスはやはりEvernoteしかありません。そしてその「記録化された記憶」が年というタームを超えて蓄積されたときに、Evernoteが他のツールとは全然違う可能性を持ったツールであるということが明らかになってくると思います。このあたりの話は長くなりそうなので、また別の機会に譲っておきます。

何はともあれ、Evernoteを自分専用のデータベースにしてみませんか、ということです。

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2件のコメント

  • By akokinoko, 2011 年 3 月 30 日 @ 10:45 PM

    ブログでご本、紹介させていただきました!Evernoteをもっと柔軟に使ってみたいと思います。どうもありがとうございました。二転び(にころび)日記/キーワードは「とりあえず」~「EVERNOTE『超』知的生産術」 http://nikorobinikki.blog96.fc2.com/blog-entry-45.html

  • By rashita, 2011 年 3 月 31 日 @ 12:42 PM

    >akokinokoさん
    ありがとうございます。いろいろ試行錯誤していくなかで、発見できることは沢山あると思います。

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