Web版のEvernoteがすごく新しくなって、いろいろ考えたこと

以前のiPhone版Evernoteアプリは「使えない子」認定されていて、新しいバージョンによって「いけてるヤツ」デビューしましたが、今回のバージョンアップはWebアプリ。

そもそも、存在を忘れていたとか、まったく使ったことが無かったという方もおられるかもしれません。そういう方がいたとしても、全然驚くには値しないぐらい「もったり」した感じのWeb版Evernoteがリニューアルです。

変更点については、公式ブログ

まったく新しい Evernote Web に:再設計されたインターフェイス、ノート共有機能も拡張してさらに使いやすく(Evernote日本語版ブログ)

あるいは、丁寧な解説の

大幅に高速化して新機能満載の Evernote 新ウェブ版を試してみよう(Lifehacking.jp)

あたりをチェックしてもらうと良いでしょう。

ざっと読んだら、あとは実際に触ってみるのが一番手っ取り早いです。

インターフェースの改善やら、速度やら、ビュースタイルやら、見るべきところも多く、使用アプリとして選択肢の一つに入ってくるアプリだとは思いますが、その辺については上のブログ記事を参照していただければだいたい把握できると思います。当ブログではちょっと雑感を。

「保存された検索」の場所移動

個人的に小気味よく感じたのは、「保存された検索」へのアクセスです。

Win、Mac版ともにクライアントアプリでは右サイドバーに「ノートブック・タグ・保存された検索」という感じで並んでいます。特定のノートにアクセスするという目的自体は同じなわけですから、並んでいても違和感はありません。今回新しいWeb版を使ってみて、これが必ずしも最適解なのかどうかはちょっと考えた方がよいな、という気がしました。

新しいバージョンのWebアプリでは、サイドバーにあるのは「ノートブック・タグ」だけです。「保存された検索」がどこにあるのかというと、検索窓にフォーカスを移動させるとドロップダウンリストで表示されるようになっています。

考えてみると当たり前なんですが、意識的な属性でいうと「保存された検索」は「検索」の延長線上にあります。すると、「検索しよう」と思ったとき(意識が検索に向いたとき)に、「保存された検索」がアシストされるというのは、感覚的に心地よいものがあります。

考えてみると、サイドバーに「保存された検索」が表示されていても、ノートブックのようにそこにノートを移動させるわけでもなし、タグのようにノートに添付するわけでもありません。必要な時にだけ表示されれば問題ないわけです。私はクライアントアプリで「保存された検索」を常に表示させていますが、必要な時にだけ表示させる使い方のほうが、立て幅に若干難のあるMBA11的にはよいのかもしれません。

新しくなったiPhone版アプリでも、「保存された検索」は検索にカテゴライズされているので、方向性的にはこっちに向かっていると考えてよいのでしょう。個人的にはMac版も同じ仕様になってくれればと思います。

ちなみに、他の方がどれぐらい「保存された検索」を使っておられるのかはわかりませんが、「あれ、前もこれ検索窓に入れてたな」と思い当たるフシがあるならば、保存しておくと良いと思います。その一手間があとあと「効いて」きます。

共有ノート

Evernoteには「共有ノートブック」という機能がありますが、今回のバージョンアップで「共有ノート」という、ノート単位でのシェアも可能になりました。この機能のポイントは、単純にウェブ上に公開ページとしてアップされるだけなく、ソーシャルツールと連携している点です。現状では公開したノートをFacebookに流すことができます。

この新しい機能は、まだあまりにも漠然とした感覚なのですが、大きな可能性を秘めているような気がしています。

公式ブログの例では、サンフランシスコのレストランのリストを書き込んだノートが公開されています。こうした「チェックリスト」以外にもいろいろアイデアは出てきそうです。集めた情報、考えた事、選別されたトピックス、などEvernoteに蓄積されていて、しかも他の人と共有すると面白いかも知れないものはきっと・たぶん・おそらく、眠っているはずです。

これからどういう方向に向かうかは分かりませんが、ブログともTwitterとも違ったツールとして、個人が持つ「情報」を共有する手段になりうるのかな、という気がしています。今のところPosterous的なマイクロブログサービスがその位置にいますが、それよりももっと「容易」に情報を公開できるというのがポイントです。

「記事」ではなく、あくまで自分用の「ノート」を公開してるわけですから、体裁にそれほどこだわる必要はありません。例えば、Evernote用のapplescriptのソースを書き込んだノートをそのまま公開しても全然問題ないわけです。Blogだとやはり何かしら「説明」が必要になってきます(あるいはそういう気がしてきます)。

そういう心理的な敷居が一段低くなると、情報流通的な意味で変化が起きるのではないかはないか、という気がしないでもありません。ともかく、この機能は徐々にPCクライアント版にも実装される予定らしいので、普及していくうちに、新しい形も徐々に見えてくるでしょう。

さいごに

このバージョンアップについて書かれた記事をみていて、「Macのクライアントが重い」という意見をちらほら見かけたんですが、私的な体感ではまったくそういうことはありません。もしかしたらWinバージョンになれすぎていて、それとの比較でMac版が恐ろしく快適なせいなのかもしれませんし、単にMBAのSSDが快適さを提供してくれているだけなのかもしれません。

ともかく、PCのクライアントがちょっと重いと感じている方は、モノは試し的に、一度ウェブページにアクセスされてみてはいかがでしょうか。メインとして使えるかどうかはともかく、普通に使えることは間違いありません。

Evernote

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