行動経済学に興味を持った人におくる7冊プラス2のリスト

@ttachiさんのメディアマーカーバインダーで、『予想どおりに不合理』が登録されているのを見て、「おっ、お仲間発見!」という感じです。

「行動経済学」という分野を恥ずかしながら知らなかったのだが、この本で猛烈に興味を持った。

※ちなみに書評エントリーも書かれています:世の中も人間も「予想どおりに不合理」だと知ろう!(No Second Life)

私も3年ほど前から、行動経済学にはまっています。このブログでも関係する書籍の書評をいくつか上げました。My本棚のコーナーだとこんな感じ。


※この裏側にもいっぱいあって、そろそろ増段の検討が審議されているところ。

今回は、『予想どおりに不合理』を読んで、この分野に興味を持った人向けのリストを書いてみましょう。

「次に何読もうかな〜」と思った時に、選択肢にしてくだされば幸いです。

続編

不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」
不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」 ダン アリエリー Dan Ariely 櫻井 祐子

早川書房 2010-11-25
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同じ著者の続編。脳が持つ「不合理」のメリットにも注目した一冊。『予想どおりに不合理』の文章運びが気に入ったのなら、こちらも文句なしに面白く読めます。ちなみに、私はこっちから先に読みました。

類似書籍

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学 マッテオ モッテルリーニ 泉 典子

紀伊國屋書店 2008-04-17
売り上げランキング : 8526

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世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ) マッテオ・モッテルリーニ 泉 典子

紀伊國屋書店 2009-01-21
売り上げランキング : 12071

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「行動経済学」についての知見が簡潔にまとまっていて、非常に読みやすい本です。少しだけ「専門的」な雰囲気が漂っているので、『予想どおりに不合理』ほどの親しみやすさはないかもしれません。

しかし、「問」という形で実験的なシチュエーションが提示されており、実際にどういう選択をその場面でするだろうかのイメージが刺激される点はなかなか良いと思います。

この分野の知識をもう少し固めたい場合は、こうした類似書籍も押さえておきたいところです。

お金との関係性

プライスレス 必ず得する行動経済学の法則
プライスレス 必ず得する行動経済学の法則 ウィリアム・パウンドストーン 松浦俊輔

青土社 2009-12-24
売り上げランキング : 173473

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副題に「必ず得する」と書いてありますが、本書を読めばその理由も理解できるでしょう。

行動経済学の知見で「お金」に関係あるものがまとめられています。商売をしている人は、「肌感覚」で知っていることも多いでしょう。値段の付け方など、「実践」に応用できる知見が多いと思い真s。

行動経済学の成り立ち

ダニエル・カーネマン心理と経済を語る
ダニエル・カーネマン心理と経済を語る ダニエル カーネマン Daniel Kahneman

楽工社 2011-03
売り上げランキング : 4027

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こちらは、ダニエル・カーネマンの講演と論文の一部が紹介された本。それに本人による自伝が付いています。

「行動経済学」がどのように成り立ったのか、という歴史を面白く読むことができます。論文等で紹介されているものは、これまで紹介した本の中でだいたい使われているので、その辺はするすると読むことができるでしょう。

現実適用

実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択
実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択 リチャード・セイラー キャス・サンスティーン 遠藤 真美

日経BP社 2009-07-02
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「ナッジ」という考え方が紹介されている本。

人は「予想どおり」に不合理なことをする。選択肢の提示のされ方によって、選択そのものが変わってしまう。だったら、それを積極的に利用することで、利用者が「利益」を得やすいようにシステムを設計すればよいのでは、というのが「ナッジ」です。

一見、非常に合理的な考え方のようにも思えますが、大前提として「その利用者にとっての利益」を誰が決めるのか、という問題が出てきます。

考え方そのものに賛否両論はあるでしょうが、提示されている政策やシステムの形は一考に値するものだと思います。

発展版?

アイデンティティ経済学
アイデンティティ経済学 ジョージ・A・アカロフ、レイチェル・E・クラントン 山形浩生、守岡桜

東洋経済新報社 2011-07-21
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「社会的文脈」(アイデンティティ)によって、人の嗜好あるいはそれによる決定が変わる、というのを体系化しようという試みが「アイデンティティ経済学」です。

経済合理性だけで人の行動が決まらない、という点で行動経済学と共通している部分は多くあります。むしろ行動経済学を一つの出発点にした考え方、と言えるかも知れません。やや冗長な感じの本ですが、面白い事例がたくさんでてきます。

さいごに

というわけで、いくつかの本を紹介しました。

他にもいろいろ関連する本があります。それに行動経済学に興味を持つと、必然的な流れとして「脳の機能」にも興味が広がります。が、そこまでリストを広げると収集が付かなくなるので、今回はパスしておきましょう。

最後に一つ付け加えると、『予想どおりに不合理』が好みなら『ヤバい経済学』もきっと気に入ります。きっと。

▼こんな一冊も:

予想どおりに不合理[増補版]
予想どおりに不合理[増補版] ダン アリエリー Dan Ariely 熊谷 淳子

早川書房 2010-10-22
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ヤバい経済学 [増補改訂版]
ヤバい経済学 [増補改訂版] スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー 望月衛

東洋経済新報社 2007-04-27
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