Scrivenerへの散歩道#003 Inside Binder

前回は「そもそもScivenerは何か?」について紹介しました。概念的な話にすっとんだので、またまた機能紹介に戻ります。

Scrivener

カテゴリ: 仕事効率化, 教育

販売元: Literature & Latte – Literature & Latte Ltd
リリース日: 2011/07/06

今回は、左側にあるサイドバー(Binder)に追加できるものについてです。

基本のき

まずは画面を。

Blankで新プロジェクトを作成すると、こういう表示になっているかと思います。

「Draft」は下書き。原稿の執筆及び、調整などはここで行います。

「Research」は資料。テキストファイル以外のデータはここに格納できます。もちろんテキストデータを入れておくこともできます。

「Trash」はゴミ箱。Scrivener上で削除したものは一旦このゴミ箱スペースに収納され、「Empty Trash…」を選択してゴミ箱を空にしない限りは復元可能です。

Draft

「Draft」にadd(追加)できるものは、二つあります。

一つは「Text」。もう一つは「Folder」。パソコンユーザーの方なら、だいたい想像はつくでしょうが、階層構造にしたときの振る舞いが多少違うので、簡単に紹介しておきます。

まず、普通のテキスト。テキストのタイトルと、中身があります。テキストのタイトルは本文には反映されません。あくまでタイトルです。

続いて、テキストの入れ子構造。テキスト1の下にテキスト2とテキスト3を入れてあります。

このテキスト1をクリックすると、こうなります。

テキスト1の本文だけが表示されて、下部のテキストファイルの中身は見えません。

対して、これがフォルダになると、こうなります。
※今回の例ではフォルダそのもののテキストは空。

テキスト2とテキスト3が見えています。

フォルダを使えば、テキストを個別に確認しつつ、それらをまとめた全体像も確認できます。本の執筆でいえば、章をフォルダ、節をテキストで管理すると、詳細と俯瞰を行ったり来たりできるでしょう。

逆に、個々の要素がつながっている必要はないけれども、構成の形式的にまとめておきたいという場合は、テキストの入れ子構造にしておく、というやり方もあるでしょう。

この辺の使い方は、用途に合わせて好き勝手にやるとよいかと思います。とりあえず、この性質の違いを抑えておくとよいでしょう。

ちなみに、「Draft」をクリックすると、当然のように全体が表示されます。

チョットピックス1

controlクリックで表示される「Convert to Foleder」を使えば、テキストの入れ子構造をフォルダに変換することができます。もちろん、その逆「Convert to File」もあります。

チョットピックス2

複数のファイル(またはフォルダ)を選択して、controlクリックの「Group」を指定すれば、それらがまとめて入ったフォルダが作成されます。「Ungroup」はフォルダの中身を全て外に出してくれます。

チョットピックス3

Binderに表示されているアイコンは「Change Icon」で変更可能です。デフォルトでも多数のアイコンが用意されていますが、独自の画像ファイルを追加することも可能です。

工夫次第ではいろいろ遊べるでしょう。

Research

「Research」には基本なんでも入れられます。ファイルならどんとこい、な感じです。

が、一般的には画像ファイルになるでしょうか。あと、ウェブページも参考資料としては活用されるでしょう。

こんな感じになります。

アイコン。


※あえてウィンドウを小さくしていますが、ウィンドウを広げれば全体像が見えます。

ウェブサイト。

他のアプリで作ったマップをPDFで保存して、Scrivenerに追加。

全体像はこんな感じ。

これもアイデア次第でいろいろ使い道がありそうです。

チョットピックス1

Evernoteからノートをドラッグするとどうなるか?

残念ながらノートリンクが入ったテキストファイルが生成されるだけです。これが連携したら個人的にはハイパー便利なんですが。

さいごに

ゴミ箱は特に説明不要でしょうから、割愛します。

Binderには、他にも細かい便利な機能がたくさんあるわけですが、とりあえず基本的なところはこれだけです。これでも充分執筆を進めていくことができるかと思います。

次回は・・・さて、何にしましょうか・・・。

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4件のコメント

  • By 4S, 2012 年 11 月 28 日 @ 5:37 PM

    大変わかり易くご紹介ありがとうございます。
    まだまだ機能の半分も使いこなせていないくらい、奥深いソフトですね。
    早速ご質問なのですが、Scrivener上にてKeynoteやPPT形式のファイルの展開は出来るのでしょうか?
    すでにKeynoteをScrivenerで編集に利用されている方もおります↓
    http://akioabe.blogspot.jp/2012/09/scrivener.html
    私も試行錯誤したのですが、どうも上手くいきません。(Snowleopard環境、Scrivener ver.2.3.1)
    場違いな質問で申し訳ないのですが、方法等ご存知でしたらご教授頂ければ幸いです。

  • By rashita, 2012 年 11 月 28 日 @ 7:49 PM

    >4Sさん

    コメントありがとうございます。やり方は知らなかったのですが、いろいろ試してみました。

    とりあえず、ご呈示いただいたBlog記事の環境は再現できたかと思います。ご存じの部分もあるかと思いますが、一通りの流れを書いてみます。

    1.keyファイルを準備する。
    2.Scrivenerの該当プロジェクトを開く。
    3.Finderからkeyファイルをドラッグ&ドロップ。場所は「Research」の中。
    4.Scirivenerのメニュー「View」→「Layout」→「split Vertically」でエディタを二分割。
    5.右側のカラムを選んで、先ほどドラッグ&ドロップした「Research」内のkeyファイルをクリック

    これで、ブログで表示されているような画面にはなるかと思います。
    ※ちなみに、かなりディスプレイの横幅がないと厳しいです。

    しかるのちに、keyファイルが表示されている右カラムの右下にある定規とペンで形作られたAのマークのアイコンを押すと、keynoteが立ち上がり、ファイル内容が編集できます。編集後(保存後)はScirvenerにインポートしたファイルにもその編集内容が反映されます。
    ※表示が変わらない場合は、右カラムを一旦別のファイルを表示させてから戻すとよいかと。

    おそらく上のブログにある
    「また,Keynoteファイルは,Scrivenerから展開して,プレゼンファイルを訂正することも可能です。」

    というのはこういう意味だろうと思います。

    一応参考までに、当方の環境はLion,Scirvener 2.3.1です。

  • By 4S, 2012 年 11 月 29 日 @ 8:43 AM

    ご教授誠にありがとうございました。
    友人のMac(Lion, Scrivener2.3.1)では、ご教示頂いた通り、keynote を開くことが出来ました。
    どうやらOSの問題のようですね。
    Scrivener に何でもファイルを突っ込んで作業を完結するという環境が理想なのですが‥
    どうしても Snowleopard までしかサポートしていないアプリを手放せず、Lionアップデートを控えています。
    どうもありがとうございました。

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  1. R-style » Scrivenerへの散歩道#004 モードに合わせてスクリーンを切り替える — 2012 年 11 月 14 日 @ 7:10 AM

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