Scrivenerへの散歩道#008 レイアウトをカスタマイズする

前回はアウトライナー機能をご紹介しました。本当にいろいろな機能があるアプリケーションなのです。

多機能だと、あれやこれやと画面表示を切り替える必要があるのは想像に難くないでしょう。それをお手軽にこなしてくれるのが「Layouts」(レイアウト)機能です。

お気に入りの画面表示の設定を保存し、再利用可能にする機能とイメージしていただければよいでしょう。

Scrivener

カテゴリ: 仕事効率化, 教育

販売元: Literature & Latte – Literature & Latte Ltd
リリース日: 2011/07/06

Layouts

基本的な画面はこんな感じです。左にバインダー、右にインスペクター、中央にエディターの万全体勢の布陣です。

しかし、たとえばコルクボード表示にするときは、画面を広く使いたいと思うかもしれません。次の画面のように。

インスペクターとエディターの表示を切ったものです。ぐっと画面が広く使えますね。

あるいは、こんな感じの画面も作れます。

左にエディター、右にアウトライン。作り方は後述しますが、文章を書き進める場合に、(私の中では)快適な環境です。

とりあえず、「これ再利用したいな」と思う画面配置が出来たら、「Layouts」ボタンを押して、Layouts管理ウィンドウを立ち上げ、左下の 「+」マークを押せば保存完了です。何かしら名前も付けておきましょう。このウィンドウで使いたいレイアウトを選択肢、USEボタンを押せば、瞬時にそのレイアウトが再現されます。

My Layouts

私は普段、CotEditorというテキストエディタで文章を書いています。シンプルなエディタなので、Scrivenerのような高度な文章管理機能は付いていません。当然アウトラインを表示することもできません。

しかし、ちょっとした工夫をしておりました。次の画面のようにサイズの違った二つのウィンドウを使うのです。

左にメインの文章。右側にアウトラインや簡単なメモ。当然、この二つはコンピューター的に連動しているわけではないので、左を変更したからといって右が変更されることはありません。逆もまた然りです。

が、簡単な文章を書くのであれば、これでも十分用を足してくれます。でもって、この環境が非常に落ち着くのです。

ウェブデザイナーさんならよくご存じでしょうが、人の視線の流れは左から右に流れていきます(文化的な違いはあるかもしれませんが)。なので、このBlogもメインコンテンツが左で、サイドバーによるメニューが右の配置になっています(PC閲覧版)。その方が集中して読みやすいという、シンプルな理由です。

きっと、文章を書く際にも同じようなことはあるかもしれません。

その点が、若干Scrivenerで文章を書く際の「ひっかかり」でした。もちろん、FullScreenモードを使えばよいのですが、あの画面は「よし、集中するぞ」というMPが若干必要なのです。メラじゃなくてメラミぐらいの勢いです。つまり、(あの画面に「入る」ための)心理的なハードルが少しだけ高い、ということです。

というわけで、軽く文章を書くためのレイアウトを作りました。それが先ほど紹介した三つ目の画面です。「writing Mode」と勝手に名付けました。

How to make

作り方は簡単です。

まず、メニューの「View」から「Layouts」→「Split Vertically」(※)を選択。これでエディタが横並びに二分割されます。で、左のウィンドウをクリックした後、「View」から「Outline」を選択。

※Split Verticallyの位置

でもって、バインダーとインスペクターの表示をオフにして、後はウィンドウのサイズを調整すれば完成です。

忘れずにLayoutsに保存しておきましょう。これでいつでもこの画面が再現されます。

文章全体を眺めるときは、標準の画面配置。軽く文章を書き始めるときは「writing Mode」という使い分けができるようになりました。

さいごに

と、いうようなこともできちゃうScrivenerです。

最近このScrivenerとCotEditorを両方使っているのですが、あらためて「文章を書く環境」が与える影響って大きいなと思います。もちろん、「こんなエディタで文章が書けるかぁ!」と至高のグルメ人みたいなことを言うつもりはありません。書くこと、そのものはどんなツールでもできます。

しかし、「書こうとする気持ちになりやすい」かどうかはツール(あるいは環境)によって大きく影響されるな、と思う今日この頃です。

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