現代の情報環境と大全化要請

現代は、ノウハウ天国である。 ありとあらゆる対象に関する、ありとあらゆるノウハウが、ありとあらゆる場所に散らばっている。あるいは、そのような幻想を皆が抱いている。『知的生産の技術』で梅棹が懸念していたような「技術ぎらい」...

インターネットの二つの力

インターネットあるいはウェブ的なものには、二つの力があります。 一つは、広く速く情報を拡散していく力。ソーシャル的なものであり、バズといった現象を生み出します。漢字で表現すれば「加速」となるでしょう。 もう一つは、長く深...

誰が情報を広めるのか? もちろん、あなたです。

鷹野凌さんの『出版業界気になるニュースまとめ2016』を読んでいたら、ふと目にとまる一文が出てきました。 (前略)それに対する藤井氏の”やはり誰かが褒めて、拾い上げないと作品は浮き上がってこない”という発言は、実体験に基...

静かな場所での対話

雑誌「かーそる」への感想として次の記事を頂きました。 知的生活日記 「かーそる」読書日記⑦ Go fujitaさんの章 子どもの知的生産の技能を,学校,家庭,地域社会で育てる~若干の異論を添えて・・・ | 知的生活ネット...

人とコンピュータが手を取り合う知的生産

以下の記事を読みました。 23-seconds blog: コレクションなら私に任せて 本編で書かれていることもたいへん素晴らしいのですが、私は次の部分にひっかかりました。 含みのある書き方なのは、「考えることの質が上が...

アール・ティー

はい、本日もTwitterリテラシー講座の時間がやってまいりました。講師の裸子羅舌らしらしたです。よろしくお願いします。 第三回となる今回では、「RT」についての講義を進めます。テキストは9ページですね。あっ、縦向きにタ...

ツイート適者生存

伝播力というものについて考えてみます。 たとえば、Twitterに映画の感想がつぶやかれたとしましょう。 「○○見た」 「○○ガチで面白い。これは見るべき」 「主人公が落ちてくる隕石を腕力だけで押し返したシーンは映画史に...

無料公開、人がお金を払う、かといっても

アプリで読めばすべて無料、それでも単行本が売れる理由。マンガアプリ「comico」に聞く、スマホ時代のマンガコンテンツ。 | アプリマーケティング研究所 単行本の売れ行きが好調だったことには驚きました。例えば「ReLIF...

電流化する知性 あるいはゆっくり型人間の時代

2013年に発売された『内向型人間の時代』という本がある。著者はスーザン・ケイン。 内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力 スーザン・ケイン 古草 秀子 講談社 2013-05-14売り上げランキング : 4141 ...

シェアされる情報の傾向、あるいはささやかな予言

一つ、予言をしておきましょう。 あなたはこの記事をシェアしません。 もちろんこの予言は、本稿の主旨に関係があります。 共有されやすいコンテンツの傾向 ソーシャルウェブにおけるネットワーク構造とその性質を論じた『ウェブはグ...

『信頼の構造』とメディアの変化

山岸俊男さんの『信頼の構造』は以下のように始まる。 本書は、1つの中心的なメッセージをめぐって書かれている。集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する、というメッセージである。 信頼の構造山岸 俊男 集団主義社会は、言...

DQNが不得意だったゲーム

少し前、Googleの人工知能アルゴリズム「DQN」が話題になっていた。 Googleの人工知能「DQN」、アタリゲームで人間よりハイスコア叩き出す(ITmedia) 米GoogleのDeepMindチームは2月25日(...