本書は、「考える」についての本だ。考えるとはどういうことか、考える上で私たちは過去の哲学者や思想家とどのように付き合っていけばいいのか、そうしたことを提示してくれる。 骨子となるのはバカロレア試験だ。フランスで行われるそ…
月: 2018年4月
4/23 〜 4/28 今週のまとめ
今週のまとめエントリーです。 メモの種別 メモのフォーマット 箇条書きリスト:メモのフォーマット(1) 【書評】「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル メモ置き場のEvernoteとカード置き場のSc…
GWフェアにて『Evernote「超」知的生産術』などがセール中です
以前4月6日から4月19日までのセールをご紹介しましたが、またまたセールです。 GWフェア ビジネス書50%OFF以上(Amazon) 期間は、2018年4月27(金)から2018年5月10日(木)まで。 対象は以下の四…
メモ置き場のEvernoteとカード置き場のScrapbox
徐々に作業場所が、Scrapboxに移行しつつあります。 が、Evernoteも使っています。 その辺のお話を。 アーカイブとしての強力さ 大前提として、私のEvernoteには、2008年からのさまざまな記録が溜まって…
【書評】「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
本書を見て、最初に思ったのが「なぜ、「箇条書き手帳」ならうまくいくのだろうか」という疑問である。これは「メモ」の研究において、重要なファクターになりそうな予感がある。 そうした疑問を抱えながら、本書のページをめくってみる…
箇条書きリスト:メモのフォーマット(1)
-ツールあれ。人はそう言った。- 箇条書きリスト 具体的なツールを見ていく。実装、と言い換えてもいい。 まずは、リスト、特に箇条書きリストについてからスタートしよう。 まず、箇条書きリストは、 要素が一列に並べられている…
メモのフォーマット
─すべては断片である。─ メモ 大文字の「メモ」は、書き留められたものの総称である。よって、走り書きメモも「メモ」であり、こうして書かれる一つひとつのブログ記事も「メモ」である。なんだったら、私が書いた本たちも「メモ」と…
メモの種別
─メモについて考えることは、人間の知的活動について考えることである。─ はじめにメモありき まず書き留める。情報を物質化する。たとえそれがデジタル上であっても同じことだ。脳内にあったものを別のメディアに移し替える。その段…
4/16 〜 4/21 今週のまとめ
今週のまとめエントリーです。 原初のメモとしての意識のタイムライン メモの発生と固定化の形式について メモの処理は情報構造体のリファクタリング Scrapboxをリンクベースで記述する Evernoteはノートブックベー…
デジタル時代の知的生産の技術の課題
2018年の現代、デジタル技術は当たり前に使われている。そんな時代における知的生産の技術上の課題とは何だろうか。 以下の三つを挙げてみたい。 大大大大量の情報の扱い 見分けがつきにくい情報の管理 アナログならではの価値の…
Evernoteはノートブックベースかタグベースか
次の記事を読みました。 Stacey Harmon: "Why Michael Hyatt is Wrong about Organizing Evernote with Tags" 原理的に言えば、…
Scrapboxをリンクベースで記述する
別にどんな風に書いてもいいのだが、Scrapboxの効能をより発揮させる書き方はあるだろう。 簡単に言えば、リンクベースで書く、ということなのだが、簡単に見ていこう。 ハッシュタグ的とリンク的 対比してみる。 以下はハッ…
メモの処理は情報構造体のリファクタリング
断片的に書き留められたメモは、その後処理されることになる。 タスクならタスクリストに、 覚えておきたいことなら備忘録に、 執筆に関するアイデアなら該当のプロジェクトに、 いわゆるinboxの処理である。 このような作業は…
メモの発生と固定化の形式について
ここで、実際のメモを眺めてみよう。 以下は、私が起床後一時間で作成したメモである。 全部で10個。単純計算をすれば8時間過ごせばメモは80個になる。とは言え、さすがにそれは盛りすぎだろうから──脳が疲れてくると思いつくこ…
原初のメモとしての意識のタイムライン
ゼロベースで考えよう。 あらゆる既存のツールの話は無視する。思考実験だ。 意識の確認 まず、私の意識がある。これはデカルトもGoサインを出している良い出発点だ。 そして、私の意識は流れている。睡眠や失神などで連続性が失わ…