物書き生活と道具箱

ハイブリッドな思考ノート LIFE「デュエットノート 方眼&横罫」

なかなか不思議な感触を持ったノートです。

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手にとってまず目に付くのが、そのサイズ。

195×236mmと、普通のノートよりもいくぶん正方形に近いサイズになっています。

表紙をめくると、

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ご覧の通り、左右のページで用紙スタイルが違います。

左が方眼(5mm)で、右が横罫(7mm)。実に、ツボを押さえた間隔です。

用途としては、見開きでワンコンテンツを扱うことになるでしょう。で、使ってみると、案外この「ハイブリッド」が良い感じなのです。

実際に使ってみたの例

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左ページ:付箋で概要を整理
右ページ:リストにて具体要素を整列

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左ページ:マインドマップで小説のアイデア書き出し
右ページ:連載の流れを仮決め

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左ページ:物語の要素の相関図を描く
右ページ:中心となる要素(設定)の書き出し

概して言えば、左が平面空間を使った情報整理、右が線形空間(文章、リスト)を使った情報整理、となるでしょうか。

一望できるノート

このノートのポイントは、両者の要素が「一目に入ってくる」という点です。

デジタルツールの場合、「ビジュアル」はビジュアル用のツール、「テキスト」はテキスト用のツールと、別々のツールを使うことになります。

大きいディスプレイ(かサブディスプレイ)を使わない限りは、両者を並列して並べることはできません。ウィンドウか画面の切り替えが必要です。そのスイッチは、認知的に少々負荷が高いものがあります。

また、平面空間で情報を整えていたら、線形空間の続きを思いつき、それを書き出していたら、再び平面空間での追加要素を思いついた、なんてことも起こりえます。

ノートであれば、単に手を右から左、左から右に動かすだけで済みますが、デジタルの場合、ツールの切り替えが必要で、さらに言えば、そこには「入力方式」の切り替えも必要です。頭の使い方を微妙に変える必要があるのです。このスイッチングも地味に認知資源を浪費してしまう可能性があります。

手書きであれば、そういう心配はほとんどありません。

さいごに

もちろん、この「デュエットノート」を使わなくても、アナログノートならば異なった要素を並列させることは簡単にできます。その辺の「拡張性」はアナログツールの強みと言えるでしょう。
※このあたりの話題は『ハイブリッド発想術』でも多少触れました。

ただ、実際に使ってみると、このノートのサイズが非常にうまく設定されていることがわかります。

皆さんが、紙ツールでアイデア出しを行う場合、長方形の紙を横に向けて使うでしょう。
※いつも縦で使っている方は、ぜひ一度横でやってみてください。きっと「心地よさ」がアップするかと思います。

科学的な根拠はひとまず置くとして、私の経験から言えば、紙の縦と横ではアイデア出しのやりやすさはまるで違います。

で、普通のノートの片方のページを平面空間利用しようとすると、どうしても「手狭」に感じるのです。縦向きの長方形ですからね。

このデュエットノートは、横長とまでは言えないまでも、ある程度の横幅が確保されています。個人的には、もう少し幅広でも良いかもしれないとは感じますが、ギリギリセーフのラインはキープしています。

たかだか数ページ使っただけの感想ですが、このノートはまさに思考のためのツールと言えそうです。何かを記録するだけのノートとして使うのはちょっともったいないかもしれません。

※方眼&無地のバージョンもあるようです。

▼こんな一冊も:

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
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