歯医者に連れて行かれる子どものように、嫌々な気分でGoogleリーダーからの乗り換え先を模索しています。
とりあえず、現段階でメインにしているのが「Feedly」。
ちょこっと触ってみて、「なんか使いにくいんだよな〜」と感じていました。「使いにくければ、カスタマイズすればいいじゃない」とアントワネットは言わなかったでしょうが、できる限りのことをやってみましょう。
今回は、Feedlyの表示回りのカスタマイズについてです。
違和感のもと
まず最初に、感じた違和感について。私のフィードは、以下のようにフォルダリング(フォルダー分けする、という動詞)されています。
Newsはニュース系フィード、Sometimeは読んだり読まなかったり、Importantは読む率高い、Egosarchはその名の通りエゴサーチの結果です。
で、違和感を感じていたのは、どうもsometimeのフォルダ消化時にあるようです。たとえば、次のようにフィードが表示されるわけですが、
どうも、フィードを流し読みしているとき、私の視点は「発信元」を求めているようなのです。つまり、「どのブログの更新なのか」が気になるのです。
「気になる」というのは少し違うかもしれません。ある情報を読むかどうかを判断するときに、「発信元」が一つの鍵になっているというのが近いでしょう。ある意味では、タイトルよりも先に「発信元」をチェックしたいのです。
それは、「ここのブログの更新ならとりあえず読むでしょう(でも野球記事以外は)」みたいなことがあるということです。あるいは、その他のブログならば飛ばすけれども、「〜〜な5つ方法」というタイトルの記事を、普段書かないようなブログが書いていたらチェックする。そういう判断です。
しかし、Feedlyの表示だと、発信元の表記は非常に小さくなっています。このデザインはある種の思想の現れなのですが、その点については今回はスルーしておきましょう。
ともかく、ここが違和感の素です。
逆に、チェックするときに発信元を気にせず、見出しだけで判断するNewsフォルダの消化はまったく違和感がありません。むしろスムーズなぐらいです。
プレファ
「じゃあ、この発信元の表示を大きくできればいいんじゃね?」と思って、表示変更ボタンを探してみると「Preference」なる項目を発見。どうやら、ここからいろいろイジれそうです。ざっと変更可能箇所を覗いてみるも、「発信元表示のフォントサイズを変更する」ことはできなさそう。その代わり、「Default View」で根本的な表示スタイルを変更できるようです。
それぞれの表示スタイルは
Titles Only (Google Reader)
Magazine
Cards
Full Articles
という感じ。
「Magazine」は標準のもの。「Titles Only」だとGoogle Readerと同じように使えますね。が、今回は「Cards」を選択してみました。Evernoteのカードビューっぽい、というただそれだけの理由です。
とりあえず、しばらくこのビューで使ってみて、ダメだったら「Titles Only」にしましょう。
さいごに
日常的な行為だと、その中に潜む差異は見えにくくなります。一度ツールを変えてみることで、その差異の手触りを発見できたりするのです。今回は「発信元」という自分の中のフィルターに気がつくことができました。ようするに「誰かが書いているから読みたい情報」と「そんなことは気にならない情報」の二つがあるということです。
さらにTwitterなどのソーシャルメディアにまで視点を広げれば、「誰かが紹介しているから読みたい情報」も加わってきます。なかなか、ややこしいですね。
ともあれ、今回のカスタマイズで少しだけFeedlyとの距離が縮まりました。不思議なのですが、たとえそれがどのようなものであれ、少しでも「カスタマイズ」すると、ツールとの心理的距離が縮まることがあります。やはり愛着というのは、手間から生まれてくるのかもしれません。
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