大げさなタイトルを付けましたが、小ネタです。
先日追加された、Evernoteのリマインダー機能。いくつか面白いことに気がつきました。
それを3つほど紹介します。えぇえぇ、大丈夫です。3分もあれば読めますよ。
スタックノートでのビュー
よく考えれば当たり前なんですが、複数のノートブックをとりまとめる「スタック」にリマインダーが入っていると、ノートブックごとに分割されて表示されます。すごく「タスク管理」っぽい表示ですね。
地味ですが、覚えておくとノートブック+リマインダーの管理がやりやすくなるはずです。
Web版でも
クライアント版に不具合があるときぐらいしか、なかなか使わないWeb版ですが、実はこちらにもリマインダーが実装されていました。クライアント版と同じように使えます。
新しいリストビュー
でもって、これが本エントリーのメインです。リマインダーの数が少ないうちは、上部にちょこっと表示されるだけですが、その数が増えてくると、こんな表示になります。
なんでしょうか。これまでにはなかったビューでノートを閲覧しているような気がしないでしょうか。私はします。
「こんなのタダのリストビューじゃん」
とツッコミを入れた方。後でグラウンド3周してきてください。
このリマインダーは、リスト表示とは違って、順番を任意で変更できるのです。アウトライナーみたいに。
普通のリストビューの場合、「更新順」表示にして、ノートに変更を加えるか、「アルファベット順」にして、ノートタイトルをいじらないと「任意の順」にノートを並べることができません。というか、これ「任意の順」とは呼べないですよね。
リマインダーならば、上から下に、下から上に移動させることはごくごく簡単です。
ノートブック内に存在するノート全てにリマインダー(期限なし)を付けると、感覚としては、非常に機能の弱いアウトライナーを使っているような印象が出てきます。でね、これが便利なんですよ。もうちょっと高機能になれば、Evernoteの使い方に新しいイノベーションが登場するのではないか、と妄想を抱かせるには十分な火種がそこにあります。
妄想の連鎖
このリマインダービュー(仮称)を使いながら、ふと思い出したのが以下のエントリー。内の世界と外の世界をつなぐ環境としてのアウトライナーを妄想する(Word Piece >>by Tak.)
つまり、自分自身の体系があり、その一部を必要に応じて切り出して必要なカタチで必要な場所に公開する。アウトラインが、内の世界(整理された思考や妄想や記憶)と外の世界でのプレゼンスを繋ぐ。
まったくもって理想には遠いですが、Evernoteのアウトライン機能が強化されれば、これに近いものが実現されるではないかと、私も妄想します。
・思いついたことを放り込む場所として、Evernoteは最適なツールです。
・今でも、ノートをツイートしたり、Facebookに投稿することができます。
・はてなブログを使えば、ノート内容を利用して記事を書けますし、Postach.ioを使えば、ノートをそのまま記事として公開することもできます。
「In」の部分と「Out」の部分は、ほぼ土台があるのです。
問題は、その間にある工程。
それをアウトライン的な機能で実現できたら、実に素晴らしいツールになり得るんだろうと、私は思うわけであります。
▼こんな一冊も:
EVERNOTE「超」知的生産術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-02-26 |
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