物書き生活と道具箱

たとえばこういう仕組みのEvernoteアプリってどうだろうか

先日紹介した「Funds」という家計簿アプリを使っていて、ふとひらめいたことがある。
Evernoteと自然に連携するシンプル家計簿アプリ「Funds」

記事にも書いたように、「Funds」は、アプリで入力したデータが自動的にEvernoteに同期される。具体的には年と月をタイトルにするノートに追記されていくのだ。

この「ノートに追記」スタイルのアプリは、実はわりと珍しい。有名どころでは、他に「PostEver」というアプリがあるぐらいだ。

で、このスタイル。考え方によってはEvernoteアプリに新しい広がりを生むかもしれない。

規格を拡張する

もう一度、コンセプトを確認しよう。

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アプリがあり。ノートがある。

アプリは入力の入り口だ。ここで作成したデータは、__「Evernoteに送信」ボタンを押さなくても__自動的にEvernoteに同期される。

同期先は単一のノート。ノート名やタグ、あるいはノートブックなどによって、そのノートが特定され、そこにデータが追記される。

この仕組み、拡張することができるのではないだろうか。

つまり、こういう形だ。

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複数のアプリがあり。ノートがある。

それぞれのアプリは、入力するデータに特化した形になっている。Fundsは入出金だった。PostEverはメモだ。「どこかの場所にいった」というチェックインや、風景写真なども、適切なUIを持ったアプリからなら入力しやすいだろう。

それぞれのアプリは、単一のノートにデータを追記していく。そうして「一日のタイムライン」と呼べるノートが自動的に出来上がっていく。

仕組み自体は、それほど難しくないはずだ。

複数のアプリが、同一のノートを追記・更新していく。その際、ノートを特定する方法(ノート名やタグ名)がある種の「規格」として機能する。

これはEvernoteにおけるルーズリーフ方式(バインダー方式)の応用と呼べるのではないだろうか。

バインダーシステム、あるいは小さなEvernote

「全てを一つのアプリでまかなう」

ある意味では理想的な状態と言えるかもしれない。しかし、全部入りの手帳だけがセルフマネジメントの唯一解ではない。さまざまなリフィルを組み合わせて自分なりのバインダーを作る。こういうのもあってよいだろう。Evernoteにも同じようなことが言えるのではないだろうか。

ともかく「規格」さえクリアしていれば、どんなアプリでも後から追加することができる。どのような用途でも良いし、別の誰かが開発していてもよい。KOKUYOのバインダーにマルマンのリーフを挟めるのがルーズリーフ方式の魅力だ。利用者にとっては、利便性がある方式になるだろう。

いってみれば、このスタイルは、Evernoteのシステムを小さい方向にフラクタルに考えたというだけだ。

多数のアプリの入り口、単一のEvernoteという保存庫→多数のアプリの入り口、単一のEvernoteのノート

だとすれば、この方式も「とんでもなく間違い」というわけではないだろう。何かしら需要はあるように感じられる。

さいごに

私が想定したのは「一日のライフログノート」だ。

入出金やチェックイン、メモや写真をそれぞれのアプリで保存すれば、Evernoteに綺麗な「一日ノート」が出来上がる。たぶん、そういうアプリが出てきたら、私の手帳利用モチベーションは大きく下がるに違いない。そういう一日の俯瞰および振り返りをしたいがために、日々手帳に記録を残し続けているのだから。

しかし、この「共通規格による、複数のアプリからの同一ノートへの追記」は、もっと広がりがあるかもしれない。今の私には思いつかないので、湯川先生ばりに「さっぱりわからない」と笑い声をあげたいところだが、、聡明でアイデア溢れるアプリ開発者さんならば何かしら光明を見いだしてくれることだろう、と勝手に期待しておく。

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