物書き生活と道具箱

「ほぼ日手帳コピー大賞」がはじまっています

日本全国の「ほぼ日手帳」ユーザーの皆様。おはようございます。気温がヤヴァイことになっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日の8月9日より、ほぼ日刊イトイ新聞さんで以下のような企画が始まっております。

ほぼ日手帳コピー大賞 – ほぼ日刊イトイ新聞

今回は、ちょっとちがいます。
練習でも遊びでもなく、
本番なんです。
いっしょに遊びましょうというより、
ぼくよりも、いいコピーを書いてほしいのです。

企画、というか仕事のオファーに近いかもしれません。募集されているのは「ほぼ日手帳」のコピーです。

いま、約50万人が使ってくれている「ほぼ日手帳」です。
いわば、50万の実感がそこにあるはずです。
その実感が、ことばとして書かれたら、
それはもうひとつのコピーなんです。

あなたがほぼ日手帳ユーザーだとして、誰かに「その手帳どうなん?」と尋ねられたとき、

「この手帳さぁ、他の手帳と違って○○○なんだよ。で、これがまた・・・」

と熱く話しかける内容は、たんに「機能の列挙」にはとどまらないでしょう。そこには「何か」が含まれているはずです。

どんなふうに「ほぼ日手帳」が表現されたんだろう。
そして、どんなふうに薦められたんだろう。
そのことばが、つまり
その幻のキャッチフレーズが知りたいのです。

その「何か」をコピーにしちゃいましょう。

概要チェック

まずは賞の概要を確認しておきます。

  • 金賞 1名 賞金 30万
  • 入賞 若干名 賞金 10万
  • 応募資格 特になし(プロもOK)
  • 応募方法 ハガキ1枚につきコピー1本
  • 募集期間 8月9日(金)~8月31日(土)

メールやSNSでの応募はできません。このご時世にハガキを使っての応募です。なんだか、とてもほぼ日手帳らしいですね。

より詳しい情報は、

ほぼ日手帳コピー大賞 – ほぼ日刊イトイ新聞

から確認してください。

キャッチコピーって?

作るのはキャッチコピーなのですから、友人に熱く語る言葉をそのままハガキに載せることはできません。

短いフレーズでそれを表現する必要があります。

とりあえず、キャッチコピーの参考例として糸井重里さんのウィキペディアページからいくつか引用しておきましょう。

くうねるあそぶ。(日産自動車・セフィーロ)
想像力と数百円。(新潮社・新潮文庫)
おとなもこどもも、おねーさんも。(任天堂・MOTHER2)
よろしく。(小学館・矢沢永吉写真集)
本読む馬鹿が、私は好きよ。(パルコ)
サラリーマンという仕事はありません。(セゾングループ・求人広告)
おいしい生活。(西武百貨店)
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」 (映画『魔女の宅急便』)

 
あるいは「キャッチコピー 集めました」みたいなサイトもあります。

こうした参考例を眺めれば「キャッチコピーとはなんぞや」という感覚は得られるでしょう。この場合は、定義よりも感覚が大切です。

ある程度キャッチコピーについて把握すると、次に「キャッチコピー 作り方」とか「キャッチコピー 効果的 テクニック」みたいなキーワードで検索したくなりますが、ぐぐっと我慢しましょう。

確かに、そういうノウハウを駆使すれば、キャッチコピーらしいキャッチコピーができるのかもしれませんが、たぶんそれはこの「ほぼ日手帳コピー大賞」が求めているものではないでしょう。

やはり実感ベースのコピーを作りたいところです。

言葉の素材をみつける

もし、私がこのコピーを作るなら、実際に友人にこの手帳を薦めてみるところから始めてみます。もちろん、本当に薦める必要はありません。そういうシチュエーションに身を置く、ということです。

私なら文章にしますが、話し言葉を録音するという手もあるでしょう。

そうやってまず想いを出し切ってみて、そこからコピーの素材を探すのです。

きっと、仮想的な友人は以下のような疑問を投げかけてくるでしょう。

「なんで、その手帳使っているの?」
「なんで、どの手帳使い続けているの?」
「その手帳高くない?」
「その手帳重くない?」
「ネットでしか買えないの?」
「どうやって使うの?」

それらに対する答えを書き出していきながら、中心となる要素を見つけます。

(一言で言うのは難しいことを)一言で表現し、

「ほぼ日手帳って○○○だよね」

とピタリはまるフレーズを探し出していきます。

そのフレーズを見たとき、うんうんそうだ、と頷けるのならば、とりあえず自分審査員は突破できたと考えてよいでしょう。

できたフレーズが、「どうも違う」や「あまりピンと来ない」と感じたらチャンスです。その違いを精査すれば、より近い言葉に近づいていくことができます。何が違うのか、何が足りていないのか、何が多いのか。そういうことを考えて、表現を修正していくわけです。

もし、私がコピーを考えたら

たとえば。

本当に、たとえばですよ。

「これが僕の人生です、と言える手帳」
「僕の人生が詰まっています」
「首からぶら下げるカメラのような手帳」
「自分の人生を、読み返せる手帳です」
「思い出と共に、厚みが増す手帳です」
「振り返ると、手帳(ヤツ)がイる」
「落書き帳のような、手帳です」
「怒らない手帳」

3分で思いついたものをざっと書いてみました。

もちろん、これは私の「実感」ですので、実際に考える時には全然>まったく>塵一つも参考にする必要はありません。というか、しない方がよいでしょう。

さいごに

さあ、実際に自分でも考えたくなってきましたよね。

私ももう少し考えますので、ほぼ日手帳ユーザーの方は、夏休みの宿題的に頭を絞ってみてはいかがでしょうか。

コピーを考えるのって、楽しいんですよ。ほんとに。

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