物書き生活と道具箱

カズン→Hobonichi Plannerの移行で体感したこと

すでに8月を回っていて、一年の半分はとっくに過ぎており、むしろ来年の手帳シーズンが近づいている今日この頃。

手帳愛好家の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

と、長すぎる挨拶は、オーディーンにでもスッパリ切断してもらうとして、本稿のテーマに直撃しましょう。

ようは、

「Hobonichi Plannerは、いろいろ無理がありました」

という話です。

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3つの問題点

日本語→英語、という違いを除いて、去年まで使っていた「ほぼ日手帳カズン」(以下カズン)と英語版の「Hobonichi Planner」(以下HP)にはいくつかの違いがあります。

その違いが、「いろいろな無理」に繋がっていたようです。

  • 思考の歩幅が違う
  • 時間記入の手間
  • 存外に携帯しない

思考の歩幅が違う

ごく簡単に言えば「ページのサイズが小さい」ということです。

問題は、そのもののサイズ感にではなく、比較の中にあります。つまり、「前使っていたのよりも小さい」ことがネックなのです。

たとえば1000字のブログを書く場合と、140字のツイートでつぶやく場合では、「頭の働かせ方」は違うでしょう。1000字のブログに慣れてしまうと、140字媒体において「どう書けばいいのかがわからない」状態が発生してしまう可能性があります。

私の身に起きたのは、まさにそういう状態です。

カズンでは、思っていたことをそのままズラズラと書いていましたが、それだとHPではすぐにキャパオーバーになってしまいます。何を書くのか、だけではなく、どう書くのか、についても変化が迫られるのです。そのあたりに、どうしようもない「不自由さ」を感じてしまいました。

時間記入の手間

HPの「一日ページ」には、タイムラインの時間表記が<12>しかありません。

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何かしら手帳に書き込む際、それぞれの時間を記入することになるわけですが、これが思っていた以上に面倒です。

その面倒さは、「数字を書き入れること」ではなく、「その時間がタイムラインのどこに当たるのかを数えること」にあります。

中心が12なので、たとえば朝の9時なら「11、10、9」と数えていきます。夜の11時だと、・・・ほら、面倒です。行動の書き込みが細かければ、上の書き込みを参照して時間も書き込んで行けますが、一日に二個か三個の行動しか記入しない場合、マス目を数える行為が、2倍か3倍ぐらい億劫に感じます。

存外に携帯しない

カズンよりも小さくなったから、いつでも携帯して、バンバン書き込めるはず。と中学生の初恋のような淡い期待を抱いていたのですが、現実はあまりにも冷酷でした。

というか、普段胸ポケットにミニノートを突っ込んでいるので、別段必要性がなんですね。あと、細かいメモはiPhoneで入力しますし。

この辺りは、「すでに定まりつつあった情報生態系の中に、重複するツールを投入してしまった」と表現できるかもしれません。カズンは置き手帳として、それ以外のツールとの差別化が出来ていたわけですが、HPは現状の私の情報生態系ではピタリと定まる位置が見つけられません。

新たな用途の模索

以上のような状況から、「来年はカズンに戻そう」と決意していますが、せっかく買った手帳ですから活かす手段も模索したいところ。

自分の情報生態系を俯瞰してみて、この手帳がサバイブできる居場所を探し出すのです。

「考えノート化」→ライフログ情報の記入を最小限にとどめて、「考えたこと」だけを書いていくノートとして使う。

「メディアログ」→読んだ本、見た番組・映画、聞いた音楽、などについての情報だけを残していく。

「○○○」→これまでまったく使ったことのない用途を試してみる。「英単語勉強」や「毎日ショートショートを書く」など。

う〜ん、と考えてみたところで、着地点は見当たりません。

「考えノート」は今のところ、A5のルーズリーフバインダーで実現していますので、「HPでなければ」という感じにはなりません。

この中では「メディアログ」が一番面白そうですが、メディアマーカーというウェブサービスを使っているので重複感が気になるところ。それでも、ネットに公開できない感想というのはあるので、可能性としては検討できそうです。

最後は、「これまで使ったことのない用途」なのですから、今のところ選択肢は具体的に定まっていません。これまで集めてきた、他の人の「ほぼ日手帳の使い方」を参考にして、新しい使い方をファインドしなければならないでしょう。

さいごに

こうして考えてみると、HPのポジショニングがすごく難しいのですが、逆に言えば自分の情報生態系がある程度バランス良く調和していると言えるのかもしれません。

そういう時は、無理にいじらないという選択もありでしょう。

今年はこのまま「便利に使う」や「役立てる」という路線はいっさいあきらめて、「いかに面白く使えるか」を模索してみたいと思います。そういう一年(実際は半年ぐらい)があっても良いでしょう。

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