最近ちょこちょこ、ルーズリーフを使っています。
特に説明は不要かと思いますが、バインダー式ノート&リフィルですね。
これはA5サイズです。
「このデジタル時代に、ルーズリーフなんて役に立つの?」
なんて疑問もあろうかと思いますが、私は結構楽しく使っています。
中身を公開
まずは、表紙を開いたところ。左側には「新規ノートページ」が、右側には「プロジェクトスクエア」(自作)が目に入ります。
「新規ノートページ」を担当しているのが、ルーズリーフパッド。
これを表紙の裏側に差し込んであります。バインダーにありがちな「新規ページまでたどり着くのに時間が掛かる」問題を一気に解決してくれる良ツールです。ぱっと開けば、ババッと書きこめます。
右側の「プロジェクトスクエア」は、3x3のマスを作り、プロジェクト名を付箋に書き入れてペタペタと貼りだしたもの。
全体像の把握だけではなく、緊急度の高い要件を確認することもできます。実際「プロジェクト」と呼びうるものはたくさんあるわけですが、私のキャパで実行できるものなど限られています。ここに付箋が貼られたものは「優先すべきこと」、そうでないものは「まあいいか」、という物理的制約によって優先度を表現しているわけです。
またページの左側には、「インデックス」が見えていますね。これも3つしかありません。でも、私のキャパで実行(以下略)。
次にインデックスが付いたページを開いてみましょう。
プロジェクトのデータがラフに綴られています。ご覧の通り「インデックス」は付箋による自作です。また、プロジェクトについて「後でやろう」と思ったことなども、付箋で仮置きしてあります。
これ以降のページには、そのプロジェクトにおける「アイデア出し」か「情報の整理」に使ったページが並んでいきます。こういう作業は、私は手を動かさないとどうにもうまくこなせません。そのためだけのアナログツールです。実際、それらの成果は、デジタルツールに反映されるので、作業を進めるときにこのノートが必要となるわけではありません。あくまで思考の仮住まいです。
現状は3つのプロジェクトインデックスがあり、4つめは「倉庫」となっています。資材置き場ですね。
タイトルページにあるのは横罫の標準的なノートですが、ときどき「それではちょっと」という場合もあります。たとえば、方眼を使いたいとき、
プロジェクトのインデックスページを作りたいとき、
発想をまとめたいとき、
マンダラートしたいとき
そういう時には、この倉庫からリフィルを取り出して使います。このリフィルのカスタマイズこそルーズリーフの真骨頂、と言っては過言があるかもしれませんが、なかなか便利です。
そうしたノートページを通り過ぎると、ファイルページが登場します。
使用済みのリフィルや、その他のメモなどをここに差し込んでおけます。
裏側には、何かしら使い道があるかもしれない、情報カードが数枚刺さっています。一応無印のしおり紐も貼り付けてありますが、活用される場面はあまりありません。
基本的にはA5サイズなので、「少々手狭い感」は否めません。しかし、一工夫すれば大きい用紙も扱えます。
こちらはA5リーフを4枚貼り合わせたもの。
あるいは、以下のような元から拡張が想定されているリフィルもあります。これらを使えば、手狭感はぐっと解消できるでしょう。
さいごに
ルーズリーフバインダーの魅力は、当然カスタマイズにあるわけですが、その魅力を支えているのは規格が統一され、さまざまなメーカーの商品を一つのバインダーで扱えること
に尽きます。
独自規格を作り、市場を「閉じて」しまえば、その市場でのシェアは間違いなくトップです。しかし、市場そのものが広がらなければトップであっても、あまり意味はありません。という話は、ずっと前にドラッカーがしていますね。
というわけで、たくさんの選択肢を提供してくれている日本の文具メーカーに感謝しながら、いろいろな使い方を考えているところです。
ちなみに、このバインダーに閉じてあるものは「思考の仮止め」のようなもので、モレスキンなどに書き付ける「記憶への刻印」とはまったく別物です。なので、使用済みのものはスキャンなり撮影などして、ちゃっちゃとゴミ箱に送ります。
そういう意味で、新規流入と排泄を繰り返していく<たゆたうノート>と言えるかもしれません。
コメントを残す