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池上さんの本の読み方を拾ってみた

Posted on 2013 年 9 月 10 日2019 年 6 月 23 日 by Rashita
Tag:
  • 情報摂取の作法
  • ,
  • 読書術

以下の記事で、池上流の読書論が紹介されていました。

仕事で他の人に差を付けるには? 池上流「選挙特番の作り方」――池上彰×吉岡綾乃(後編) (1/6)(Business Media 誠)

いくつか拾い上げてみましょう。

  • 「いつ読むか」
  • T字型読書
  • 新テーマは新書
  • 積ん読の積極的な活かし方
  • 最後まで読む(読まない)

「いつ読むか」

別に、あの答えを期待しているわけではありません。本を読むタイミング、時期というのが大切ということですね。

インタビューの中で、編集長の吉岡さんが「オススメの本」を尋ねておられるのですが、池上さんはばっさりとこう答えられています。

なんて安易な質問ですか(笑)。そんなムシの良い話はありません。その人の状況によって、読んで役に立つ本は違いますから。でも吉岡さんのように、悩んだり困ったりして初めて、読んで分かるということはありますよね。例えば新人がピーター・ドラッカーの本を読めと言われて読んだって、難しくてついていけないですよ。でも自分でその立場になって壁にぶつかって、これを乗り越えるには勉強が必要だと感じたときに本を読むと吸収できますでしょ。

人との出会いと同じでタイミングが大切なんです。誰かが五つ星付けていた本が、その時の自分にそのまま役立つわけではありません。ブックリストに従って、まるで課題のように読書をこなす。それで身につくものって一体どれぐらいあるでしょうか。自分の関心に応じて読むのが一番です。

あっ、似たようなことは『ハイブリッド読書術』でも書きましたね。

T字型読書

「自分の仕事に必要な本ばかり読んでも成長できない」

池上さんはそうおっしゃいます。

大切なのはTの字のような知識を作ること。上の横棒は浅く広く、いろんなことを知らなくてはいけない。そして自分の専門テーマについては深く掘り下げる。それがTの縦棒ですよね

まったく同感です。私はそこにもう一本付け足した方がよいかと思いますが。

あっ、似たようなことは『ハイブリッド読書術』でも書きましたね。

新テーマは新書

日本の新書は数も多く、ジャンルも多様で、質も(ある程度)担保されています。最近出てきたレーベルの中には・・・な感じのものもありますが、新しい分野に興味を持ったら、まず新書を手に取ってみるのがよいでしょう。

できれば、2,3冊読んでみるのがバランス良いかと思います。

あっ、似たようなことは『ハイブリッド読書術』でも書きましたね。

積ん読の積極的な活かし方

おそらく読書家の大半は、「積ん読」とお付き合いしているでしょう。読めば読むほど、興味の範囲が広がって、読みたい本が増えていく。でも、実際に読む時間はそんなにない。「積ん読」はある種必然的な結果です。

私なんかも、もうめちゃくちゃ積ん読が多いんだけど、逆に居直っているんですよ。積ん読で背表紙を見ることに意味があると。本と本の背表紙を見ると題名が違うでしょ。この題名のこの部分とこっちの題名のこの部分をくっつけると、新しい本の企画が生まれたりするわけですよ。

見事な発想法かつ、積ん読の有効利用法ですね。

とりあえず、そこに置いてあるだけで意味がある、というのは言えそうです。

あっ、似たようなことは『ハイブリッド読書術』でも書きましたね。

最後まで読むようになる

「本はこう読め!」的なお話は、だいたい「最後まで読め」というのと「途中でさっさと止めちまえ」の二つがあるかと思います。まったく逆ですね。

池上さんは、

(前略)これは多くの人が陥るワナで、「買ったら最後まで読まないともったいない」と思ってしまうんですよね。昔はやっぱり私も最後まで読んでいたけど、でもつまらない本を最後まで読む時間の方がもったいないんですよね、本当は。そんな本はさっさと捨てて、次を読んだ方がよほどいいですよ。

と答えられています。ここから何を得られるでしょうか。

「買った本を最後まで読むのは時間の無駄」

これは言い過ぎですね。

「買っても、つまらない本だったら最後まで読まない」

これはそれほど外れていません。だったら、読書のアドバイスとしてこれは成立するでしょうか。

私はそうは思いません。池上さんは「昔はやっぱり私も最後まで読んでいたけど」とおっしゃっています。ある意味で、その経験があるからこそ、「この本はもういいや」と判断できる力が付いたとも言えるでしょう。

熟練者と未経験者を同じに扱ってはいけません。

読書をこれから始める人は、とりあえず最後のページまで繰ってみることです。「本」というのもが、「論」というものが、「文脈」というものが、どのような形をしているのか。それを捕まえるためには、最初から最後まで読むしかありません。文脈をぶったぎって情報が欲しいなら、別段本を読む必要はありません。ネットの検索で十分です。

あっ、似たようなことは『ハイブリッド読書術』でも書きましたね。

さいごに

ご覧の通り、自分の本と似たようなことが書いてあるな〜と思って、発起したエントリーです。えっ、宣伝乙?どうもすいません・・・。

ソーシャル時代のハイブリッド読書術
ソーシャル時代のハイブリッド読書術 倉下 忠憲

シーアンドアール研究所 2013-03-26

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