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地方統一選挙、後半終了

Posted on 2007 年 4 月 23 日2017 年 4 月 27 日 by Rashita

さて、07年の統一地方選挙後半戦もようやく終わった。

市議選、民主が3割近く議席増やす・自民は過去最低

統一地方選後半戦の309市議選は23日未明、即日開票分の開票作業の大半が終了した。「平成大合併」で全体の改選定数が8025議席と前回2003年の統一選より約2割強減少するなか、党派別では民主が3割弱増やす370議席と過去最高を更新した。立候補者数に占める当選者の割合も90%超と過去最高となる。残る東京都八王子市(定数40)は23日に開票が始まった。

統一地方選:平成の大合併…大幅な定数減でハードル高く

統一地方選では、一区切りついた「平成の大合併」の是非を問う選挙が多かった。市町村数の激減で議員定数が大幅に減り、一部の議員選挙では候補者が乱立し、議員のイスの奪い合いに拍車がかかった。とくに合併後も旧市町村の議席が維持される在任特例を適用していた自治体では大幅な定数減で議員バッジのハードルが一気に高まった。

やはりなんだかんだいいながらも政党の力は強い。民主が議席を増やしてきているのは、もう明確に自民党に求心力がないからだろうし、おそらく自民党自身もそれを自覚している部分があるからであろう。
全体的に厳しい選挙を強いられたところは多かっただろう。すくなくとも組織力だけで何とかなってしまうような選挙というのは少なくなっていってほしいものである。

いくつか注目する自治体の結果を見ていこう。

夕張市長選:「利益出す商店目指す」 当選の藤倉さん

民間での経営手腕を買われ、北海道夕張市長選で初当選を果たした地元出身の元タイヤ販売会社社長、藤倉肇さん(66)は早朝、選挙事務所に姿を見せ、「市民とともに汗を流し、一歩一歩(夕張を)改善していこうと訴えた私を、多くの市民が選んでくれた。市長としての責任の重さを感じている。気持ちが高ぶっていたけれど、午前2時から5時までぐっすりと眠れました」と日焼けした笑顔で語った。

投票率は前回より下がったらしいが、80%程度の投票率だったらしい。
夕張市の一番の課題はいかにして財政を立て直していくかということに尽きるだろう。
それは単純に財政を健全化していくということだけでなく、その中でも住民の生活をどれだけサポートしていけるか、という両立が難しい課題が含まれている。

その中で、会社経営者という手腕が評価されたということだろう。
ちなみに当選した藤倉氏は3,330票。次点の羽柴氏が2,988票ということで、2,3人立候補していなければ違った結果になっていたかもしれない。なかなかの接戦である。
まあ方向性そのものは、財政の健全化ということで同じ方向を向いていたということがその原因だろう。
今後、もちろん厳しい状況が続く夕張市がどのような推移をたどっていくのか、というのは全国の「危ない」自治体の注目になるであることは間違いない。
財政の健全化と、住民の生活のバランスをどのように取っていくのか、期待してみていきたいところである。

夕張市長選:「財政再建計画達成を願う」 引退の後藤市長

夕張市の後藤健二市長(65)は今回の市長選の結果について「全国的に注目された選挙。7人の候補者の中から市民は藤倉さんを選んだ。藤倉さんを中心に厳しい状況のもとで財政再建計画が達成されることを願っている」と話した。

しかしまあ、なんかものすごく他人事である。ボランティアで何か協力していく、とかいえないものなんでしょうか。

課長→市長に 「安全・安心な町を」田上氏が会見

 伊藤一長氏が選挙期間中に射殺された長崎市長選で、投票3日前に補充立候補し、初当選した元市統計課長の田上富久さん(50)が一夜明けた23日記者会見し、「行政対象暴力に対する現実的な対策に取り組み、安全、安心な町を取り戻したい」と抱負を述べた。一方、一課長が突然“飛び級”で市のトップに就くことに対し、上司や同僚だった職員からは戸惑いもみられたが、その熱意や行政手腕に期待する声が多く上がった。

長崎の市長選についてはいろいろな状況があって、はっきりと民意が反映されたのかどうかは難しいところである。このあたりは制度の問題も大きいので今のところどうしようもない。
ただ、僅差であったということと、ちょっと横尾陣営は同情路線をとりすぎた感がある。思いっきり世襲をアピールしているようなものである、まあ無効票がかなりあったらしく。
選挙期間がきちんとあれば違った結果になっていただろうな、という推測はできる。
ちなみに、田上氏78,066票、横尾氏77,113票であったらしい。本当に僅差である。

選挙:統一地方選 沖縄・宜野湾市長選 「基地いらない」の勝利

普天間飛行場移設への対応が争点となった宜野湾市長選。「県内への移設反対」を訴えた伊波洋一さん(55)が、元市教委部長、外間伸儀(ほかま・しんぎ)さん(59)=自民、公明推薦=を破り、再選を果たした。

これで、一体どうなるのか?どうなるんでしょうね。
沖縄の問題はここでちょこちょこっと書くにはややこしいことが多いので、止めておきます。

選挙:参院補選 沖縄、経済と雇用期待 自公の基盤厚く--毎日新聞出口調査

毎日新聞の出口調査で、有権者の投票行動を04年の前回参院選と比べたところ、参院沖縄補選では、前回の参院選で自民公認候補に投票したと答えた人の82%が島尻安伊子氏に投票したと答えた。前回は野党候補に投票した人のうち狩俣吉正氏に投じた人は72%。また、前回未成年だったことなどから「投票権がなかった」とした人のうち57%が島尻氏に投票したと答えており、36%の狩俣氏を上回った。

まあ、こういうのも押さえておいてください。試験にでるかもしれません。

全体をばばっと、見てみましょう。

最年少当選は25歳女性、最年長は85歳男性…
統一地方選


今回の統一地方選では、山形市議選(定数35)で初当選した証券会社社員の伊藤香織さん(無所属)が、前・後半戦を通じて全国最年少の当選者となった。

 1981年12月生まれの25歳だ。

 伊藤さんは山形市出身で、地元の東北芸術工科大を卒業後、証券会社の山形支店に勤務。2年前、新渡戸稲造の「武士道」を読み、「惻隠(そくいん)の情」を重んじる新渡戸の考え方に共鳴して、「相手を思いやる心が政治にも必要」と政治を志した。


私より年下である。4000に近い票を獲得し、4位で当選となかなかすばらしい結果を残されている。もちろん、これからが一番の問題なわけだが。

市議選の女性当選者1100人、最多選では13選が2人

22日投票の市議選は、前回より総定数が2221議席減った中での戦いとなった。翌日開票の東京・八王子市議選(定数40)を除く309市議選(定数計7985)が即日開票された。

 女性当選者は1100人を超え、議席全体に占める比率は前回(12・1%)を上回った。

 総定数が減る中、民主党は前回の旧自由党候補を含む当選者(303人)を上回った。公明党は即日開票分の候補全員が当選した。自民、共産、社民の各党はいずれも前回より議席を減らした。


たしかに全体的に女性の政治家というものが増えてきているように思える。まあそれが本来的な姿なので、徐々にそれに近づいてきた、ということでしょうか。

市長選投票率53・57%、過去最低…長崎・夕張も下回る

読売新聞社の調べによると、統一地方選後半戦での市長選の平均投票率は53・57%で、前回の57・01%を下回り、過去最低を更新した。注目された長崎、夕張両市長選の投票率はいずれも前回を下回った。

 長崎市長選は55・14%で、前回の57・63%を下回って過去最低となった。選挙期間中に銃撃された伊藤一長市長の死去を受けて補充立候補した2人を含む新人5人の激戦で全国的な注目を集めたが、投票率の低下傾向は止まらなかった。


しかし、投票率が低かった。雨のせい?まあ政治に対する関心が低いというのが一番の原因なんでしょうが。もちろん、世代的に若い世代の投票率はかなり低いことは容易に推測できます。おそらくそれは若い立候補者がいなかった、ということに還元されるのかもしれません。
でもって、それは「現職」が強い、という現状にもつながってきています。
この辺の変化はどのように起こるものでしょうか。
先にあげた、20代の立候補者がたくさんでることでしょうか。それも無所属の。

しかし、今の20代はどちらかというと、自分の内のほうに問題を多く抱えていて、それどころじゃない、って感じなのかもしれません。なかなか難しいです。
ちょっといろいろ考えてみるのもいいかもしれません。

あと、

統一地方選後半戦、選挙違反で全国4か所を捜索

統一地方選後半戦に絡む選挙違反の本格的な摘発が始まり、警察庁のまとめによると、投票が終了した22日午後8時から23日午前10時までに、全国で計4か所を捜索した。

公選法違反容疑、全国で3人逮捕…統一地方選後半戦

警察庁のまとめによると、21日から22日午後10時までに、全国で計3人が公職選挙法違反容疑で逮捕された。

 東京都内で、選挙運動車のドアをけって走行を妨げた60歳代の男など、いずれも自由妨害の疑い。


というようなこともありました。まあ日本的といえばそれまでですね。

3 thoughts on “地方統一選挙、後半終了”

  1. 梟の目 より:
    2007 年 4 月 23 日 10:42 PM

    う~んTBはじかれますね。
    ですので、コメントからです。
    記事はURLです

  2. karesansui より:
    2007 年 4 月 23 日 11:09 PM

    夕張市、「あの」羽柴秀吉候補が次点なんですよねぇ。確かに私財を考えたら期待したくなる部分もあろうかと思いますけど・・・。

  3. Rashita より:
    2007 年 4 月 24 日 1:42 PM

    >梟の目さん
    TBは、何かうちの設定がまずかったみたいです。修整しておきました。
    個人的にはいろいろ見所の多い選挙だったんですが、世間的な関心はそれほど高まりませんでしたね。

    > karesansui さん
    ちょっとねぇ、顔が濃いですね、あの人(笑)

    とりあえず何とかしてほしい、という気持ちが強かったんでしょうね。
    そういう状況だと、こういう押しの強げな人はなかなかカリスマを発揮されるのでは・・・。

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