下の記事で紹介されているEvernoteとIFTTTの連携は、なかなか便利です。
Evernoteとツイッターをつなぐ@myen機能が終了へ。利用している方は移行作業を(Lifehacking.jp)
工夫すれば、自分だけの使い方をアレンジすることもできるでしょう。
今回は復習の意味も込めて、IFTTTとEvernoteの連携を簡単にまとめてみます。
IFTTTってなんぞや?
そもそも、IFTTTって何でしょうか。簡単に言えば、Webサービスの仲介者です。
Aというサービスで何かが発生したら、Bというサービスで何かしらの行動を行う。
この間に立つのがIFTTTです。具体的な行動という意味では、IFTTTは何もしません。AとBのサービスの間に立って、パイプラインをつなげるだけです。
語句・用語
IFTTTでは、AやBなどのサービスを「Channel」(チャンネル or チャネル)と呼びます。原稿執筆時点で登録されているチャンネルは76あり、EvernoteやTwitterを筆頭に、Googleの各サービスやiOS系、DropboxやWordpressなど、有名どころのサービスが押さえられています(参照)。ライフハック系の情報をチェックしている人ならば、名前を知らないチャンネルの方が少ないでしょう。
これらのチャンネルには、「Trigger」と「Action」が準備されています。
サービスAで何かが発生する→サービスBで何かしらの行動を行う
前者の「何かが発生する」にあたるのがTriggerであり、後者の「何かしらの行動を行う」がActionです。
一番最初にあげた記事で紹介されていたTwitterとEvernoteの連携で言えば、
ハッシュタグ付きのツイートを流す→その内容でEvernoteにノート作成
「ハッシュタグ付きのツイートを流す」がTriggerで、「その内容でEvernoteにノート作成」がActionです。
それぞれのチャンネルでは、そのサービスに合わせたTriggerやActionが準備されており、それらを組み合わせることによって、さまざまなバリエーションのセットを生み出すことができます。
またIFTTTでは、
Aしたら→Bする
という一連の流れをRecipe(レシピ)と呼び、自分が作成したレシピをWebで公開することもできます。また、人気の高いレシピはIFTTT上でも紹介され、それをそのまま自分のレシピとして取り込むこともできます。
確認しておきましょう。
IFTTT・・・サービスとサービスを仲介するサービス
Channel・・・IFTTTで扱えるサービス
Trigger・・・Channelが持つ「もし〜〜したら」の条件
Action・・・Channelが持つ「〜〜する」の行動
Recip・・・「もしAしたら、Bする」という一連のセット
作成してみる
では、実際にレシピを作成してみます。まず、IFTTTにアクセスし、上部メニューの「Create」をクリック。
すると、次のような画面が出てきます。
ifthisthenthat
とありますが、if this then that のことですね。穴埋めのようにこの文章にパーツをはめ込んでいきます。
大まかな流れは、
- 「もし〜したら」のチャンネルを選ぶ
- そのチャンネルのTriggerを選ぶ
- Triggerの細かい内容を決定
- 「〜する」のチャンネルを選ぶ
- チャンネルのActionを選ぶ
- Actionの細かい内容を決定
- 最終的な確認および決定
というもの。
細かい部分については次回以降で解説しますので、ざっと画像で流れを確認してください。
さいごに
IFTTTは、間に立つだけのツールなので、レシピの作成はとても簡単です。他の人のレシピを取り込むこともできますが、オリジナルのアレンジをするためには、何かしら自分で作成して、その勘所を掴んでおくとよいでしょう。
次回は、TriggerとActionの細かい話に入ります。
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