Evernoteの使い方

貯めるスクラップ、読むスクラップ -2013年版Evernoteの利用方法

2013年におけるEvernoteの利用方法を紹介している企画。

第一回:Evernoteの「001[inbox]」の使い方 -2013年版Evernoteの利用方法
第二回:「短期選抜」ノートブックとのお別れ -2013年版Evernoteの利用方法
第三回:知識を溜め込む二種のノートブック -2013年版Evernoteの利用方法

今回は、Webスクラップを保存するノートブックについて。

screenshot

これらは、役割が異なっています。

スクラップ類

ノートブック「スクラップ」は、Webスクラップの総本山で、言ってみればゴミ箱です。いや、ゴミ箱は言いすぎました。

ともかく雑多なものは、全てこのノートブックに入ってきます。別の表現をすれば、他のスクラップ用ノートブックに入らないものは全てここに入る、ということです。

判断ルーチンを表現すれば、

Webスクラップがinboxに入ってくる→

 →「Aというノートブックに入るか」→No
 →「Bというノートブックに入るか」→No
 →「Cというノートブックに入るか」→No
 ・・・
 「スクラップ」に入れる
  
こんなノリですね。

たとえば、そのスクラップがEvernoteに関係するものなら、「Evernote」ノートブックに入りますし、コンビニ関係であれば「コンビニノート」ブックに入ります。そういうもろもろに引っかからないもの全てを引き受けるのが「スクラップ」ノートブックです。

運用的には、スクラップという親ノートブックを作り、その下に各カテゴリーのスタックを作成する方がよいでしょう。なぜ、その形になっていないかというと、すでにノートブックの中身が大量になっているからです。

中身が大量に入ったノートブックを移動させると、とんでもない時間がかかるのです。年末年始は、そういう作業を行うのに最適ですので、もしかしたら来年にはスタックスタイルになっているかもしれません。

発見は、検索

おおよその分類はノートブックで分けていますので、これらのノートブックに入ったノートを発見するのは、基本的に検索になります。目視で探すこともないわけではありませんが、95%は検索です。さすがに1万以上ノートが入ったものを一つ一つ確認していくのは至難の業ですね。

とりあえず興味のアンテナに引っかかったものをスクラップしていますので、「何これ、全然面白くない」という記事は見つかりません。その辺がGoogle検索との違いです。でも、役に立たないものも一杯あります。でも、そういうノートは普段使っている時目に付かないので、まったく問題ありません。

あと、「関連するノート」で、このノートブックに入ったノートが表示されるのも面白いです。意外な関連性が、生まれることもあります。アイデアの触媒として機能するのです。もちろん、これは一定数ノートが溜まらないと効果を発揮しませんが。

インスピノート

こちらもWebスクラップを保存するノートですが、スクラップ類とは使用目的が違います。

このノートブックは、「読むため」「見返すため」に存在しています。なんでもかんでも雑多に放り込むのではなく、「これは良い記事だ」「(時間が経ったあとでも)もう一度読み返したい」と思える記事を厳選して入れています。

ノートブック名にある、インスピとは「インスピレーション」のこと。

梅棹忠夫さんは、

独創はinspirationである。独創をいかすもころすも、そのinspirationをとらえるか、にがすかにある。

と書かれていますが、このノートブックは、inspirationを生み出すための存在です。

生み出すというよりも、事前に柔軟運動をしておくことで競技の成績を伸ばす、という感触に近いでしょう。頭に刺激を与えるノート群を溜め込んでいるわけです。

ここにあるノートを読み返すと、何か言いたくなる気持ちが湧いてくる。別の表現を使えば、そんなノートブックと言えるかもしれません。

当然、検索ではなく、実際にノートを見返す使い方をします。また、Webスクラップだけでなく、本からの引用もここに入る場合があります。

スクラッピング

これらのノートは、Firefox(※)のWebクリッパーを使って、Evernoteに送っています。ページの全てではなく、気になった部分だけを切り取るのは基本ですね。
※メインブラウザがFirefoxなのです。

iPhoneやiPadからでもEvernoteにスクラップを送ることは可能ですが、そもそもあまりそういう環境で、記事を読んだりしないので、滅多に使っていません。必要があれば、一旦URLだけをEvernoteに送って、あとでPCから閲覧して切り取る場合もあります。

もちろんこれが絶対的な方法ではなくて、単に私の環境に合わせたやり方、というだけに過ぎません。

さいごに

残念ながら2013年中に、全ての使い方を紹介することはできませんでした。

しかし、Evernoteの使い方の半分ぐらいは紹介できたのではないかと思います。

来年も来年で、また使い方が微妙に変わっていくでしょうから、その時はまた書いてみます。

では、みなさんも楽しいEvernote Lifeをお送りください。

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