一週間に一度、「週次レビュー」をやっています。
その週のふり返りでもあり、次週への下ごしらえでもある。そんな行為です。
「週次レビュー」を構成するものは、人によって異なっているでしょうが、私の場合、メインフレームになるのが「プロジェクトレビュー」です。
自分が抱え込んでいる「プロジェクト」を一つ一つチェックしていき、次にどんな行動が必要か、新しいアイデアはどうか、カレンダーに登録すべき行動はないか、すでにどんな行動が必要でなくなったのか、といったことを確認していきます。
その際に、活躍するのが「プロジェクトノート」。プロジェクトに関する情報をまとめたノートを見返すことで、レビューが前に進んでいきます。以下のエントリーが参考になるかもしれません。
※プロジェクトはプロジェクトノートと共に(R-style)
さて、私はこの「プロジェクトノート」をEvernoteで管理しているのですが、少しだけ不具合を感じていました。
Where am I?
たいした不具合ではありません。
プロジェクトノートを保管したノートブックにアクセスする。そこにあるノートを一つ一つ見返していく。ただ、これだけの作業です。しかし、私のEvernoteは「更新日順」に並んでいるので、ノートに追記をすると順番が入れ替わります。今書き込んでいるノートが先頭に来るわけです。
それが少しばかりの気持ち悪さを生んでいました。いうなれば、作業の「現在地点」を見失うような感覚です。どこまで進んでいるのか、あるいは後どれぐらいやれば終わるのかが、感覚的に見つけにくいのです。
おそらく、全てのプロジェクトノートを個別ウィンドウで開き、レビューを終えたものからウィンドウを消していくことをすれば、こうした感覚は避けられるでしょう。シンプルに、この作業をやる間だけは更新日順ではなく、作成日順にしておくこともできます。が、あまりHackではありません。
そこで、考えました。
プロジェクトリスト
ノートリンクと、チェックボックスを使います。
まずは外堀から埋めていきましょう。
[プロジェクト]ノートブックです。
プロジェクトはリマインダー表示で管理。
ノートの中身はこんな感じ。
※なるべく差し支えの少ないノートを選択しました。
レビュー用のノートを作成するところから、レビューは始まります。
「プロジェクト」ノートブック内のノートを全て選択し、control+クリックから「ノートリンクをコピー」をぽちっと。それを新品のノートに貼り付ければ、長大なプロジェクトリストが完成します。
あるいは「目次ノート」使うことでも同様のリストが作れます。
このままだと進捗管理が難しいので、全ての要素を選択してから、メニューの「フォーマット」→「To Do を挿入」で各項目にチェックボックスを追加します。
ちなみに、「目次ノート」を作成した場合は、「To Do を挿入」の前に、同じ「フォーマット」メニューにある、「スタイルを削除する」を選択しておくと、綺麗なリストになるでしょう。
レビューの進め方
このプロジェクトリストの項目は、それぞれのプロジェクトノートへのリンクにもなっているので、
- ノートリンクをクリック
- プロジェクトのレビュー
- 戻る(command + [)でプロジェクトリストのノートへ
- レビューを終えたプロジェクトにチェックマーク
- 次のノートへ
といった形でレビューを進めていけます。
これで、「今どこまでやったのか」「後どのぐらい残っているのか」が一目瞭然ですね。
さいごに
たった、これだけのことですが、心理的には結構変化があったように思います。「作業を進めている」という感覚が得られるのです。
当然のことながら、何かしらの割り込みで作業が中断しても、リストがあれば復帰は容易です。そういう副次的なメリットもありますね。
もし、Evernoteを使ってレビューを行っている、という変わった方がおられるならば、ぜひ使ってみてください。
▼こんな一冊も:
EVERNOTE「超」仕事術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2010-08-18 |
EVERNOTE「超」知的生産術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-02-26 |
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