物書きと道具箱

OneNoteは、ノーティング・ツール

これまで名前だけは知っていたものの、使ったことはなかった「OneNote」。

このたび無料で使えるようになったということで、一度試してみました。なにせあのMicrosoft社の製品です。いやがおうにも期待感は高まります。高まりますよね。

と、半ば諦め気味に覗いてみたところ、案外良いツールでした。予想以上の納得感があります。

今回は、簡単に紹介しながら、Evernoteとの違いについても少しだけ触れてみます。

ざっくり紹介

今回使用したのはMac版。各種プラットフォームで使えるそうですが、今のところ検証はしていません。その辺りはぬかりないでしょう。なんといっても、天下のMicrosoftさんですからね(しつこい)。

ざっと画面はこんな感じ。

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一応3ペインスタイルで、上部がエディタ周りのメニュー(リボン)、中央左部がエディタ本体、右部がノートのインデックスになっています。

エディタのメニューは、リッチテキストエディタをお使いの方なら、ヘルプ無しで使えるでしょう。少し戸惑いを感じるとすれば、アイコンかもしれません。ノートの要素に、「タスク」「重要」「アイデア」「住所」などを示すアイコンを添付できるのです。これは、ノートの見た目の向上に大いに役立ちます。

右部のノートインデックスはそのままなのでスルーしておいて(※)、やはり一番注目したいのはエディタ部分(※※)。これがよくできています。完全自由配置型のエディタなのです。一つ一つの要素をテキストボックスのように独立で配置し、自由に移動させることができます。

※ノートインデックス
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※エディタ本体
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紙ノートのように自由に書き並べていくことができ、かつそれをデジタルデータとして移動可能。そんな感じでしょうか。もちろん、ノート自体も移動可能なので、アナログでたとえれば、ルーズリーフノートに、付箋を貼り付けながら書き込んでいく、というスタイルが一番感覚に近いかもしれません。

Evernoteも、リッチテキストを操作できますが、テキストボックスの要素はありません。なので、複雑なレイアウトは苦手です。その点、OneNoteは「思った通りの場所」にテキストを書き込むことができます。しかも、複雑な操作は必要ありません。見過ごされがちですが、これが結構重要です。

どっちを使う?

じゃあ、これがEvernoteの代替になるのかというと、さすがにそれは無理筋でしょう。

むしろ、似た機能を持った、まったく別のツールと位置づけておくのが妥当な気がします。

OneNoteは、ノートの見た目を綺麗に整えられますし、Evernoteでは不可能なノートの順番の移動も簡単です。その意味では、先ほども書いたようにルーズリーフ的であり、システム手帳的でもあります。

たとえばシステム手帳を使っていれば、ぱぱっとページを開いて、来月の予定を確認したり、東京の地下鉄の路線図を確認したり、取引先の電話番号を確認したりができるでしょう。なぜできるのか?それは、保存されている情報が限られているからです。どこに何があるのかを、ユーザーである私が把握しているからです。

それと同じことが、OneNoteの「タブ」(※)から見てとれます。このタブの下に、それぞれのノートが所属しているのですが、もしこのタブが30や50もあれば、「即座に情報を引き出す」のはかなり難しくなるでしょう。使い勝手は間違いなく落ちます。

※OneNoteの「タブ」
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Evernoteであれば、基本的にノートブックがどれだけ増えても、さほど関係ありません。ベースが検索だからです。ショートカットやリマインダーは、本来オマケ的なもので、基本のルートは検索です。OneNoteでは、それがユーザーの記憶&目視になっています。

さいごに

ファーストインプレッションでは、OneNoteはデータの作成に優れたツール、となりました。

ちなみに、Evernoteはデータのアーカイブに優れたツールです。もちろんOneNoteもデータをアーカイブしておくことはできますし、Evenoteも作成は可能ですが、それぞれめちゃくちゃに得意、というわけでもないでしょう。

個人的な妄想を膨らませると、OnoNoteで制作したノートがEvernoteに保存できる、という流れが完成するとアンビリーバボなんですが、さすがにそれを望むのは厳しいかもしれません。

ちなみに、wiki的な使い方をするならば、OneNoteの方が適しているような気がします。気がするだけですが。

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