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電子書籍作家の活動 あるいは継続・入魂・告知について

以下の記事を読みました。

電子出版のシビアな現実と、埋もれないためにはどうすればいいのか? という方法論
見て歩く者)

では、埋もれないようにする、ロスをなるべく少なくするにはどうすればいいのか。ボクは「継続すること」と「なるべく多くの人の心に響くよう努力すること」以外に、近道はないと思っています。

同意ですが、

「継続すること」
「ある人の心に響くように努めること」
「なるべく多くの人に作品を届けるよう努力すること」

という風に分解したくなります。

「継続すること」

マストです。

いろいろ理由は挙げられますが、詳しくは拙著『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』『KDPではじめる セルフパブリッシング』あたりをご覧ください。

ともかく、時間をかけて大きくしていくイメージを持つことです。

雪だるまのように少しずつ大きくなっていく形もあれば、ある日突然バーンと巨大化するようなこともあります。ともかく、短期で判断しないのが吉。

「ある人の心に響くように努めること」

作品に魂を込めると言ってもいいですし、読者の期待を裏切らないようにすると言ってもいいでしょう。

テキトーなものは、テキトーな力しか持ちません。誰かの心に響く作品は、やはり「何か」が詰まっています。

できれば、「あらゆる人の心に響く」作品を作りたいところです。でも、それは難しいですよね。そもそも、普遍性は結果的に得られるもので、最初から目指すものではないでしょう。でないと、「船頭多くして」的な状況に陥ってしまいます。

スタートの段階では「ある人」に向けて書く。その人の心に響くようなものにする。それで十分です。たとえ1000人中1人でも、「うん、これいいよ」と言ってもらえるように努めるのが現実的な方向性かと思います。

まあ、それすらおそろしくハードな作業なんですけれども。

「なるべく多くの人に作品を届けるよう努力すること」

ここが、結構重要なポイントで、落とし穴でもあるのでしょう。

何でもかんでも売れば(宣伝すれば)よい、というものではありません。それは確かです。でも、まったく告知しないのもやはり問題があります。

たとえば、あなたの書いた作品がおっそろしく面白くて、読んだ人が口コミしたくて仕方なくなるようなものだったとしましょう。大ヒットの予感です。でも、誰か最初の1人にそれを読んでもらえなければ、口コミが発生する可能性はゼロです。

非常に残念で残酷な話ですが、それが現実です。

別の見方をしましょう。

あなたの作品が1000人中1人の心に、圧倒的に響く作品だったとします。でも、作品の存在を知っている人が、999人だったら……。

さらに別の見方をしましょう。

あなたはブログを読んでいます。「おぉ、これ面白いじゃん」と思います。この記事をみんなに知らせようと、ツイートボタンを探すものの、見当たらない。「まあ、いいか」……。

作品を届けるための努力も、やっぱり必要です。

プロの作家さんだって__自分ではやっていないかもしれませんが__、出版社さんなり書店員さんが何かしらの営業や告知をやってくれているから、本の売り上げが作れる部分があるでしょう。電子書籍プラットフォームでは、そういう作家と同じ土俵に立つのですから、何かしらのアクションが必要になってくることはいうまでもありません。

何も大々的に新聞に広告をうつ必要はないのです。ちょっとしたことでも、積み重なるとやっぱり影響が出てきます。

自分の作品の存在を、少しでも多くの人に知ってもらえるように動くこと。読者と作品に「線」をつなげること。そういうことも「活動」に加えていく必要があるでしょう。
※具体的にどんな「活動」があるのかは、また別のところで書くかもしれません。

さいごに

一冊の売り上げを作るために、毎回毎回1000人に届けなければいけない__というのでは、ないのが面白いところです。

1000人中1人に、本当に心に響いたのならば、次の作品は読者さんの方から注目してくれるでしょう。そして、その人が口コミをしてくれるかもしれません。その口コミは、1000人に届く必要がないのです。なぜならば、そこにはクラスタがあるからです。つまり、興味・関心の領域が近い人たちのネットワークに口コミが投下されるのです。

ざっくり言えば、コンバージョンのパーセンテージが高いわけですね。

だからこそ、「継続すること」と「ある人の心に響くように努めること」が大切になってきます。

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