物書きと道具箱

Macのエディタ「Hagoromo」に注目しています

個人的に注目度Maxのエディタを紹介します。

Hagoromo
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス

β版のころからちょこちょこ使っていたのですが、先日ついに正式版が発売されたとのことで、そそくさと購入。

メーカーさんのサイトはこちら。

Hagoromo

ページをご覧になるとわかりますが、「Jedit X」を開発された会社です。それだけで興味を持たれる方もいらっしゃるでしょう。ついでに、紹介文も公式から持ってきておきます。

Hagoromo は主に日本語を編集するためのリッチテキストエディタです。

独自開発のテキストエンジンを装備し、
標準テキストエンジン(NSTextView)では難しかった
軽快な縦書き編集、原稿用紙モード、ルビ、縦中横、圏点など
日本語編集に欠かせない機能を実現しています。

また、文書の全体の構造を定めてから細部を編集していくのに便利な
アウトラインプロセッシング機能をサポートしています。

上の機能に心躍った人は、以下をどうぞ。

3つのポイント

基本的にはリッチテキストエディタと思ってもらえば大丈夫です。しかも、日本語を編集するための機能がふんだんに盛り込まれたエディタです。

私が注目しているポイントは3つ。

  • 縦書き・原稿用紙ビューがある
  • アウトライン機能がある
  • EPUB出力できる

縦書き・原稿用紙ビューがある

これはいくつかのエディタですでに実装されていますね。

この辺は序の口。

アウトライン機能がある

ここが大きなポイントです。

アウトライン機能と言いましたが、正確に言うと「アウトライナーとしても使えるエディタ」ぐらいが適切かもしれません。さらに言うと、「アウトライナーとしても使えるリッチテキストエディタ」です。

画面をどうぞ。

screenshot

一見、普通のアウトライナーです。要素の開閉もできますし、丸いゴマをドラッグすれば移動も可能です。フォーカス機能はありませんが、文句を付けるところではないでしょう。無料で手に入るアウトライナーとタメを張れるレベルです。

でも、やっぱりこれはエディタなんです。

ご覧のように、アウトライン要素に画像も入っています。しかもですね、細かく観察すると「圏点」にルビがふられているのがわかるでしょう。普通のアウトライナーではこんなことはできません。日本発のエディタならではです。ちなみにScrivenerでも__海外製なので__ルビは無理です。

もちろん画像を入れたり、ルビを使わない人には、何の感慨もないでしょうが、個人的に「これはすごい」と感じます。

さらに、「縦書き」と「アウトライン」を足し算してみると、

screenshot

要素が横に並んでいくアウトライナーにもなります。いやはやすごいです。

EPUB出力できる

で、こうして作成した原稿をPDFだけではなく、EPUBでも出力できちゃうんです。これもすごい。

適当に書いた原稿をEPUBにして、iBooksで読んでみました。

screenshot

普通に読めます。

では、「縦書き」表示でEPUB化するとどうなるか。縦書きのEPUBになります。おぉ〜という感じですね。

じゃあもう、これをEPUBエディタにしちゃったらいいんじゃないの、という気がしないでもないですが、このままではCSSが直接いじれません。なので一度EPUB化してから、別のツールでCSSを編集する必要は出てくるでしょう。

ちなみに、デフォルトのCSSはこんな感じでした。

screenshot

このデフォルトのCSSを差し替えられるような何かがあると、便利度がもう一段階あがるかもしれません。

あるいは、Hagoromoの原稿データと自作のCSSファイルをベースにして、EPUBでの表示(プレビュー)を確認できる別ツールがあると作業が捗りそうです。

おわりに

整理しましょう。

アウトライン機能を使って文章の構造を整理していきながら、リッチテキストエディタで文章の肉付けを行い、あまつさえそれを縦書きやら横書きのEPUB出力できちゃう。

それがHagoromoです。

いまのところ、

Hagoromo

のページからβ版(無償)が入手できるようなので、気になった方はそちらから試されるとよいでしょう。

One More Thing.

実はこのHogoromo、AppleScriptに対応しています。つまり、いろいろHackの余地がある、ということです。今後、使い方を含め、AppleScriptも紹介していきます。

▼関連エントリー:
HagoromoでEPUBファイルを作ってみる
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