最近、「ヒトカラ」つまり一人でカラオケというのが人気になりつつあるらしい。
えっそれってどうなの?というのが第一印象ではある。
1人カラオケ:ストレス解消に練習に、「ヒトカラ」増える
「ヒトカラ」という言葉をご存じ? カラオケ人口の減少傾向が目立つ一方、1人でカラオケに行くヒトカラが増えている。カラオケは元々、大勢でワイワイ楽しむもの。どうして1人が増えているのか、そのわけを探った。
記事を読むと、確かにわりと健全なストレス解消法であるなと思う。
「スパ、一人旅など、近年話題になる『お一人様』はゴージャスでかっこいいイメージ。ヒトカラはもっと手軽で安く、周囲の視線を気にせず1人になれる」。インターネットの総合情報サイト「オールアバウト」で「一人暮らしの楽しみ方」を紹介している河野真希さん(32)はこう話す。「『1人でカラオケなんて暗い人』と思うかもしれない。でもカラオケに限らずネットカフェ、まんが喫茶、ホテルのレディースプランなど1人で行く場所は増えている。周囲を気にせずやりたいことを楽しめる人が多くなったのではないか」と話す。
漫画喫茶は大体何人で行っても、基本的に一人で漫画を読むことだからあまりこの枠に入れるのはどうかと思うが、確かに一人旅なんかはそれ独特の楽しさというものがある。
ちなみに、楽しみ方のコツが下のほうに書いてあるので引用しておく。
◇ヒトカラを楽しむコツ
▽行くなら平日の昼間(客が少ないため)
▽受付などでモジモジしない(いまや「ヒトカラ」は普通)
▽1人だからこそチャレンジしてレパートリーを増やす
▽うまくなるにはエコーをオフに(エコーがあると実際より上手に聞こえるため)
▽歌う曲は前もって決めておく
▽3曲歌ったら5分は休む
まあ、個人的な楽しみなのであえてどうこうは言わない。大体私だって一人で車に乗っているときは、車内がちょっとしたカラオケボックスになっている(iPodはそういう点でも便利である)。そういう感覚でいうとわざわざお金を払って、という気がしないでもないが一人で落ち着ける空間を提供するサービスが増えて来ているということから考えるとなんとなく「生きにくい」空間があちこちに広がっているのかなぁ~という気がしてくる。
無理やりに連帯感を共有するのではなく、自分ひとりで楽しみたい人はそれができるというのはある種健全な姿なのかもしれない。個人的には一人で家にこもっているのが大変好きなのでその気持ちは十分にわかる。しかし、「一人でカラオケ行く?」と聞かれたなら、No!と即答することは請け合いである。焼肉屋の次ぐらいに厳しい感じがする。