以下の記事で「アイデアトリガーカード」なるものが紹介されました。
物書き・倉下忠憲さんのデジタルとアナログを融合した知的生産術(Evernote日本語版ブログ)
一人ブレストで「ちょっと行き詰まり気味だな〜」と感じたとき、このカードは活躍します。
ぺろっと一枚めくり、カードに記載された指示に従う。
それだけです。
カードは「視点を動かす」「逆から考える」「誰かになる」といったカード名を持ち、具体的な指示がその下に続きます。「誰かになる」であれば、
<初心者になる、上級者になる>
<有名になる、有名人になる>
<誰かに話を聞く、聞いてもらう>
といった指示です。
ようするに、アイデアのチェックリストをゲームっぽくしたものがこの「アイデアトリガーカード」と言えるかもしれません。
で、写真をご覧になっていただければわかるように、この(いささかちゃっちい)カードは私の自作です。
カードメイキング
使用したのは、100円均一ショップのインデックスカード。100枚100円(税別)。
これを某カードゲームのカード・サイズで切り抜き、
横線を入れればカードのフォーマットは完成。
あとは、ここに中身を書き込んでいくだけです。
中身について
中身に何を書けばいいのか?
それに対する汎用的な答えを私は持ち合わせておりません。
ヒントなら、数々の「発想法」の本にちりばめられています。それを拾い上げて__できれば、自分の言葉で表現して__カードに記載していけばよいでしょう。
あるいはビジネス書からでもアイデアトリガーの種を拾うことはできます。学びの場所は広大かつ肥沃なのです。
さいごに
良い考え方に触れたとき、「あっ、これいいな。今度使おう」と考えるだけでは、たいてい役には立ちません。人間とは忘却する生き物で、良いことでも、悪いことでも、普通なことでも、次々に忘れ去っていきます。
それら全てを記憶に留めておくことはできませんし、する意味もないでしょう。適切なタイミングで、それが思い出せれば十分です。
私はカードの形をとっていますが、別にカードを作ろう、という話ではありません。
ようは「何かを考える時には、これを使う」というツールを決めておき、誰かの「良い考え方」を見つけたら、そのツールに「良い考え方」を放り込んでおくようにすることです。