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07参院選への動向 ⑲

さて、とうとう土曜日である。明日が選挙ということで候補者の方は「最後のお願い」にこの暑い中走り回らなければいけません。

参院選:選挙戦最終日 首相は都内、小沢氏は地方で演説

安倍晋三首相(自民党総裁)は今週、東北、四国、九州の1人区を集中的に遊説。27日、鹿児島県出水市内で「反省すべきところはちゃんと反省して、自民党を新しい政党に変えていく努力をしていきたい」と訴えた。選挙戦最終日の28日は東京都内の9カ所で街頭演説などを行い、石原慎太郎東京都知事とともにJR新橋駅前で遊説を締めくくる。

さて、安倍総理は東京で、小沢氏は地方で最後の日を迎えるようです。
まさに、これが二人のこの選挙に対するスタンスをあらわしているといえるのではないでしょうか。

自民党が40議席を割り込み政権の運営がままならないような状況になるのか、それともぎりぎりの議席を確保して安倍総理の思いきった内閣改造から「美しい日本」が作られるのか、それともさらに求心力を失った内閣がさらに古いしがらみに引っ張られてしまうのか、そのあたりはほとんど予想できません。

長期的に見て民主党が政権をとるシナリオというのも考えられるでしょう。しかし、単純に政権を変えただけではこの日本の現状というものが瞬く間に変革するということはありえないでしょう。しかし変化への一歩であるということは間違いないと思います。

森元首相、国会運営「ノーサイドで」

政府や党の要職には「衆院当選7―9回あたりの政治家がたくさん残っていないと、自民党だけでなく日本の政治がおかしくなる」と指摘した。

この発想がさすがに森元首相という感じです。この7~9回あたりの政治家がこの日本に今までどのような貢献をしてきたのか。金権政治を危ぶんで改革に手をつけようとしてきたのか。人口構造の変化を見て新しい年金制度を構築しようとしてきたのか。

すべてが古い発想で、しかも実務的な知識よりは政治的な力学に重きを置き、官僚に適切な指示を出すこともできない。こんな政治家が多いのではないだろうか。

政治家というのは一種のプロである。となれば何かひとつくらい政策に特化していてほしいものだ。なんとかチルドレンの皆さんは置いとくとしても、4~5回あたりの当選回数の方の中にはそういったきちんとした方向性をもった政治家のすがたも見受けられる。

政治の中のぐにょぐにょとした制度を一新する、というのが一番必要なものではないだろうか。上の森元総理のような考え方を持った政治家が政党を作り、それに対抗して若手の議員が政党を作る。何が保守で何が革新という区切りもほとんど意味を持たない。
利害がぶつかりあう主張を明確に打ち出し、民主主義にのっとってそれを以下に現実の制度に落とし込んでいくのか、というのが目指すべき政治の形ではないだろうか。

今の政治はすでに対立がうやむやな状態からスタートしてしまっている。おそらくそうしなければ「自民党」という党の形を保てない状態になってしまっているのだろう。

そういった観点から、あとどのくらいこの戦後からほとんど変わってこなかった自民党という党がいかに変化する必要があるのか、ということを自民党自身が知る必要がある選挙として私はこの選挙を観察していきたい。

日本に存在する企業では当然のように変化を強いられている。新しい時代に適応できない企業は当然のように退場せざるえないだろう。ルールを遵守しない企業もしかり。
そういった環境が政治家に当てはまるようになってくれれば、もうすこしこの国も「希望」を語れるようになるのではないか、そんな気がする。

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