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07参院選結果

さて、07年の参院選挙が終わった。結果は事前の予想通り自民が負け、民主が議席を伸ばした形となった。選挙中気になっていたポイントから見ていこう。

投票率58%台、前回を上回る

投票率は58%。私はすくなくとも60%は超えるだろうと読んでいたのだがそのラインには到達しなかった。夏休み真っ只中ということもあったのだろうが、普段政治に興味を持たない人を引き込むほどの争点が無かった、というのがおおよその原因であろう。
個人的には国政選挙については65%以上の投票率があってほしいと思っているだけに残念な結果である。

幾人かの有名な候補者の結果を見ていこう。

「ヤンキー先生」義家氏が初当選…自民・比例選

年齢、ビジュアル、経歴ともに量集めにはぴったりの素材である。しかし単なる客寄せパンダと評することはできない。実社会での経験、しかもさまざまな問題が提起されていrう教育現場に携わっていたものの視点を持って国政に携わっていってもらいたいところである。

「ひげの隊長」自民・佐藤氏が初当選…比例選

見た目はちょっといかつい感じだが、しっかりと安定的な票を集められたようだ。
人物評については詳しい情報はわからないので差し控えておこう。一流のプロフェッショナルであることは間違いないので、その経験が何かに役立つかもしれない。

片山参院幹事長が落選 青木氏のお膝元でも苦杯

今回の結果の中で一番インパクトが大きかったのだこの岡山ではないだろうか。
女性候補が活躍し、片山氏は落選してしまった。党のこれだけ上部の人間が落ちてしまうというのが自民党の低迷振りをはっきりと示している。
個人的には、「もしかしたら落ちるかも」というよりは「落ちてくれたらなぁ~」という希望的観測を持っていたので喜ばしい限りである。何事にも世代交代というものは必要ではないだろうか。

タレント・著名人候補、得票減り「小粒」に?

それ以外では横峯良郎氏(民主)、丸山和也氏(自民)が当選している。アルベルト・フジモリ氏(国民新)がもちろん落選である。これは当たり前の結果。
以前にも書いたが単純な知名度だけで票を集めるのは難しくなってきているという現状がある。もちろんそれは民主主義の形としては望ましいことなのであろう。

参院選:自民歴史的惨敗 安倍首相は続投表明

自民党の議席は40を下回ってしまい、参院の第一党は民主党に移ってしまった。しかし安倍総理は続投を表明した。これは強い批評をするべきものではない。参院は参院、衆院は衆院という考え方ももちろん成立する。過去参院で惨敗した総理が辞職しているという歴史はあるのかもしれないが、その慣習に従う必要は無い。
ただ、安倍総理自身が「私か小沢氏かの選択の選挙だ」という発言をしてしまっていたのが汚点といえば汚点である。まあそのあたりは力強くスルーされるのであろう。

ここで粘りをみせ、新たな党体制、内閣を組織して「美しい日本」に向かうというのならば、その姿勢は一定の評価をするべきではないかと思う。
次はきちんと人選をすべき、というのはもちろん安倍総理も十分理解されておられることだろう。

参院選:公明に厳しい余波「年金記録と閣僚の失言で…」

公明党もかなり悔しい思いをしているだろう。相次ぐ閣僚の失言で逆風が起こるのを見て「なんでこんなことに」と感じているかもしれない。しかし自民と連立を組んでいることに付随してくるものである。その辺はきちんと受け入れてもらいたいところである。
これで、公明党とさならる強力体制が作られるのか、それともそろそろ見切りをつけられるのか、動向が気になるところではある。

さて、選挙結果の概要はこのようなところであろうか。結局は一人区の結果が全体に大きな影響を及ぼしているし、それは小沢氏の戦略が正しかったということを示している。
今後、小沢氏の求心力は高まらざる得ないだろうし、民主党、自民党の間での工作というものが活発になってくることは容易に想像できる。
小泉元総理が安倍総理に「参院選は負けたほうがおもしろい」と政界再編への道筋を話したそうだが、確かに今後の流れによってはそういうことも考えられるだろう。
単純に民主党の政権が来れば日本が良くなるという風には考えないほうが良いだろう。

今回の選挙では自民党が強いとされていた地区でも苦戦したり、あるいは負けていたりする。それはまさに安倍総理が大きな声で掲げている「戦後レジューム」からの力強い脱却といえるのではないか。ある意味で安倍総理の思惑は成功している。
もし、このまま安倍総理が国民に迎合せず自民党が大政党としての形を崩壊させていけば、結局力関係で政党を選んでいる人間は民主党に流れていくだろう。そうなってきたときに本格的な政界再編というのは起こる可能性を秘めているように思える。

すくなくともこの選挙によって田中角栄以降のぐじゅぐじゅとした膿が少しは出たのではないだろうか。そしてその膿の有害さに当選回数の多い議員が気づいたとも思える。

とにかく今回の選挙は次の日本のタームへの序曲になってくれることを祈っている。

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