マニアックな話なので一般の方は立ち入らない方が賢明です。
Evernoteでタスク管理、的なお話になります。もちろん、最新鋭のタスク管理ではありません。あくまで手帳を使うような感覚です。
前振りはここまでにして、早速本題へ。
二つのタスクビュー
私のMacの「デスクトップ2」は以下のような構成になっています。
左側が「週タスクノート」。右側のやや細いノートが「デイリーノート」です。それぞれ独立ウィンドウでノートを表示してあります。
週タスクノートは、紙の手帳で言うところの「バーティカル」。細かいタスクではなく、大ざっぱな動きの俯瞰が目的です。
対してデイリーノートは、いわゆる「デイリータスクリスト」。「その日やる」タスクをここに書き付けていきます。タスクリストなので、チェックボックスが大活躍しております。当然、その日が終わればこのノートの役割も終了し、次の日にはまた次の日のノートを準備します。
つまり、一週間は、1枚の「週タスクノート」と、7枚の「デイリーノート」によって構成されるわけです。
これが基本。
ノートリンクがあればこそ
この手法のポイントは、じつは「ノートリンクの活用」にあります。
「週タスクノート」では、たとえば「2014年6月にやること」ノートへのリンクがあります。つまり、一週間の視点から、一ヶ月の視点に一瞬でジャンプできるわけです。また、画面外になっていますが、各種プロジェクトへのノートリンクもあります。
「デイリーノート」では、昨日と明日分へのノートリンクがあります。これによって、まるで手帳のページを捲るように、次の日、次の日、次の日と飛んでいけるのです。
これが活躍するのは、やはり週次レビューです。このノートはタスクリストでもあり、作業記録を記入するノートにもなっているので、一週間の振り返りには便利なのです。
また、こうしてノートリンクでノートをジャンプすると、表示されるノートウィンドウの数が変わらない、というメリットもあります。Evernoteの場合、新しく個別ウィンドウでノートを開くと、直前に開いたノートウィンドウのサイズが継承されるのですが、それが鬱陶しい場合があります。ノートリンクならば、常にウィンドウは固定なので、いちいちサイズ変更する必要もありません。地味ながら、個人的に気に入っているポイントでもあります。
ちなみに、まったく同じようなことをシゴタノ!の以下の記事で書いていますが、
元ネタは「デイリーノート」の方です。この方法をアイデアノートに転用してみれば良いんじゃないか、と思い立ったわけです。なかなかうまくいきました。
さいごに
私の場合、ブラウザやテキストエディタを終了させることはあっても、Evernoteだけは常に起動しています。なので、Evernoteでタスクを管理しておくのが良いのです。その意味で、まったくもって汎用性はありませんのでご注意ください。
さらに言うと、繰り返しとかリマインダーとか時間見積もりとか、そういうことは全然できません。ただタスクを書き留めて、その進捗をチェックボックスで管理する、というだけです。「手帳を使うような感覚」と書いたのは、その意味もあります。つまり、デジタルの良さがほとんど出ていないわけです(コピーが簡単、検索できる、クラウドに保存されている、ぐらい)。
しかしまあ、この構成はβ版の3段階ぐらい手前でして、今後どんどん改良していく予定です。AppleScriptによるノート作成の自動化、タイマー機能、ToDoistのようなカルマ機能……と妄想は膨らみます。
まあ、書籍の執筆が一段落してからでないと、本格的なコーディングは難しいでしょうが……。
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