デフォルトノートブック(既定のノートブック)をノートの「受信箱」にしておき、そこからしかるべきノートブックに振り分けるスタイルをinbox方式と呼びます。
これは多様な情報が入り込んでくるEvernoteの整理法としては、非常にありふれたもので、個人的にもinboxは作っておいた方が良いと思います。少なくとも一度以上はノートを見返すことになるので、情報の非活用度を5%程度押し下げる効果が期待できます(数字は適当)。
で、そのinbox整理(inboxにあるノートを別のノートブックに振り分ける作業)なんですが、私としてはMacでやりたいところです。iPhoneの小さい画面でちまちま作業したくないのです。
でも、これぐらいシンプルな操作なら、iPhoneでやってもいいかな、という風には感じました。
Zen
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
使い方
コンセプトは簡単です。
あらかじめ指定したノートブックに入っているノートを、別のあらかじめ指定したノートブック(アーカイブと呼ばれる)にスワイプ一発で振り分ける。
たとえば、こういう設定にしておいて、
リストから右方向にスワイプすると、スクラップのノートブックに瞬時に移動します。操作のもたもた感は一切ありません。
右側へのスワイプはアーカイブですが、左側へのスワイプでは、ノートブックリストの選択になります。右側に長スワイプすると、ノートの削除。私はあまり使いませんが、必要な方もいらっしゃるでしょう。
つまり、inboxに入っているノートを、右へ左へスワイプして、仕分け作業を行うことができます。
もちろん、ノートをタップすれば、中身の確認もOK。基本的なことは十分できます。
が、タグ付けはできません。今のところは。
あくまでノートブックの移動だけに特化したアプリになっています。
相性の良い人
と考えると、inbox方式を採用している方で、
- 特定のノートブックへ頻繁に移動させる
- タグを使わない
というタイプの方ならば、ベストマッチでしょう。びゅんびゅんinbox整理が進むかと思います。
逆に100個のノートを、5個ずつ20個のノートブックに移動させる、という場合どれをアーカイブに指定していいのか判断に困ります。それにこの操作感の快適性が若干いかされません(不便とまでは言えませんが)。ここら辺は整理システムとの相性があるでしょう。
さいごに
私の利用法では「スクラップ」と「象の墓場」が大半なので、わりと相性は良い方です。その部分だけをみれば、メイン使用もありえます。
が、タグとリマインダーが指定できないのが痛いところ。リマインダーに関しては危機的状況ではないものの、タグがないのはツライです。頻繁につけるものではありませんが、一回のinbox整理で数回のタグ付け作業は発生します。それができないと、いろいろ困るのです。
無茶な要求とは理解しつつも、この快適さを維持しながら、タグ付けもできるようになると、私的には超ハッピーなアプリになりそうです。
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