Evernoteのノートブックの「場所」

先日、Evernoteのノートブック命名規則を変更しました。といっても、たいしたことではありません。

「進行中プロジェクト」スタックにあるノートブック名を統一したのです。カギ括弧や頭に■があったりなかったりだったので、それを整えたという感じ。

その結果、もともとスタックの一番上にあった<■00「有料メルマガ」>が一番下に移動しました。ディスプレイ上にして3cm程度の移動です。たわいない移動です。

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しかし、移動した直後は、ちょっと困ったことが起こりました。

ちがう、そこじゃない

「そうだ、メルマガを書こう。先週は何書いたかな」

そんなことを思ったとしましょう。もう、その瞬間に私はデスクトップをスワイプしEvernoteへ移動しています。で、ノートブックリストから、ノートブックを選択。<「■#SP」>……あれ? 違うノートブックだ……

ということが起きるわけです。つまり、ネーミングが変わる前に<■00「有料メルマガ」>が置いてあった「場所」を自然とクリックしてしまっているのです。

もし、この動作が意識的なものであったら、このようなミスは発生しなかったでしょう。

しかし、有料メルマガの情報が必要になったら、<■00「有料メルマガ」>を表示させるという動作は、これまで何度も何度も繰り返しているので、無意識下にまでインストールされてしまっています。で、そこでは、「場所」は変数ではなく定数的に処理されてしまっているのでしょう。だから、柔軟に変更がききません。同じ「場所」をクリックしてしまうことになります。

固有の存在

この出来事に遭遇して以来、情報の利用における「場所」の重要性に想いを馳せるようになりました。

実際、何一つ明確な結論は出ていません。問題提起すら怪しいものです。

しかし、よくパソコンユーザーが「デスクトップ」上にファイルをとっちらかしているのも、ある意味では「場所」が持つ力なのかもしれないな、とは感じます。「場所」は想起の中で(ある程度)固定的に扱われるのでしょう。だから、とりあえずデスクトップに保存してしまう。

もちろん、それはデスクトップが一番アクセスがよく、さらに付箋を画面に貼っておくようなリマインダー的機能が期待できる、という面もあるでしょう。でも、それだけではないと思います。何かを思い出すときに、「場所」というのは強いパラメータになるような気がするのです。

それは物理世界における「場所」が固有の存在である点に関係しているかもしれません。東京都千代田区千代田1-1-1は一箇所しかないのです。言い換えれば、認知的に「しっかりしている」のです。揺れが少ないと言ってもよいでしょう。その性質が、想起の際に効果を発揮するのではないか、なんて勝手に考えております。

さいごに

再度書きますが、結論めいたものは何もありません。

ただ、

あれに関連した情報が欲しい→あの場所にある

という心の動きが、意識的ではなく無意識的に発生するようになったら、ちまたでよく言われる「○○を活用できている」状態と呼べるのかもしれません。

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