麻生氏支持の流れ加速、国会議員票の過半数にメド 自民総裁選 (日本経済新聞) 福田康夫首相の後継を争う自民党総裁選は22日投票に向け、麻生太郎幹事長支持の流れが加速してきた。党所属国会議員386票のうち過半数確保にメドをつけ、6割に迫る勢い。石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、石破茂前防衛相、与謝野馨経済財政担当相の4候補は態度未定の議員票掘り起こしや、地方票での巻き返しを図る。優位に戦いを進める麻生氏は、地方票と合わせ計527票を争う1回目の投票での決着を狙う。これは一回目の投票で決まっちゃいそうですね。ただし、政権の運営には相当のバランス感が必要になってきそうです。小池氏は重要閣僚、石原氏は党要職に…麻生氏構想(読売新聞) 自民党総裁選で優位に立つ麻生太郎幹事長は、次期首相に就任した場合、総裁選を争う小池百合子・元防衛相ら4候補すべてを閣僚か党役員に起用する意向を固めた。麻生氏周辺が13日、明らかにした。小池氏は重要閣僚での処遇、石原伸晃・元政調会長は幹事長など党の要職での処遇を検討している。与謝野馨経済財政相は再任か他の閣僚への横滑り、石破茂・前防衛相は閣僚への起用が有力だ。こうすることで場をまとめる、というかこうせざる得ないという事なのかも知れません。実際のところ総理は大きな方向性を示して、あとは各官僚にまかせるというのがスタイルとして一番適切な分けで、自分の派閥でまとめた内閣というのは思い通りに動かせ安い分、実際に機能の面でみるとたいした効率を上げていないことが多いと思います。いわば麻生内閣は自民党の総力を挙げた内閣となると見て良いでしょうし、そうでなければ次の選挙の目はない、ということになります。今この状況で自民党内部がまとまっていなければ、少なくとも自民党員にとって良いことはほとんど無いでしょう。麻生氏に対抗的な意識を持っている人でも今回は一応の反抗をしてみるが、まあ麻生内閣でやむなしという決着を見せることでしょう。古賀選対委員長、麻生氏支持を表明…福岡・柳川の会合で(読売新聞) 自民党古賀派会長の古賀選挙対策委員長は13日、福岡県柳川市での会合であいさつし、総裁選で麻生太郎幹事長を支持する考えを表明した。古賀氏と麻生氏はともに福岡県選出で、古賀氏は「この福岡県から麻生総裁を実現させたい。明確に麻生氏支持を明らかにしたい」と語った。明確に支持を表明する人が増えてきている、というのはつまりどんどん勝利が確定しつつある、ということでしょう。勝ち馬の存在がアピールされれば誰しもそれに乗っかりたくなるものですし、勝ち馬に乗ろうとする人だかりができれば、ますます人が集まるという好循環で、勝利は確定と言っても良いでしょう。もちろん、この総裁選はあくまでも総裁選でありその次に控えている解散総選挙こそが本当の戦いであることは間違いありません。
総裁選あれこれ3
