PDFやEPUBには、「ページ」という概念があります。
1ページ目、2ページ目、3ページ目、……
というやつですね。
今回は、Scrivenerでの「ページ」を扱い方を紹介します。
Scrivener
カテゴリ: 仕事効率化, 教育
ページ状態のビュー
まずは「ページビュー」から。
たとえば、以下のようなファイルがあったとしましょう。
ごく普通の表示状態です。ここでメニューの「View」から「Page View」→「Show Page View」を選択してみます(※)。
※shift + option + command + P でも可
このような表示状態に変化しました。これがページビューです。PDFファイルだと、こんな感じに見えるよ、というのがページビューの役割。最終的なコンパイル先がPDFなら、常にこの状態で入力しても良いかもしれません。
改ページを挿入
という点を踏まえた上で、改ページの説明に入ります。
通常の状態では、連続したテキストはずっと続きます。以下のように、テキストとテキストの境目でも、ページは変わっていません。
しかし、演出的観点から「ここでページを変えたい」と思う場合もあるでしょう。そういうときは、メニューの「Edit」から「insert」→「Page Break」です。
このように改ページが入りました。ちなみに、この改ページは「特殊な改行」ぐらいに認識しておけばOKで、その改行をdeleteすれば、改ページも消えます。
コンパイル時に自動的に改ページを挿入
構成として、必ず改ページを入れたい部分があるかもしれません。たとえば、章と章の変わり目などです。それら全てにいちいち改ページを挿入していくのは、あまり効率的とは言えません。
そこはコンパイルで対応しましょう。
コンパイルのオプション設定の「Contents」タブにある「Pg Break Before」にチェックを入れれば、そのファイル(あるいはフォルダ)の前に改ページが入ります。全部にチェックを入れたければ、option+クリック、すればOKです。
さいごに
以上が基本的なScrivenerのページの取り扱いになります。
次回は、でんでんコンバーターを使った改ページの制御法について書いてみます。
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