7-本の紹介

【プレ書評】知的生産の技術とセンス #梅棹本

献本頂いたので、発売日前に読了できました。

知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ (マイナビ新書)
知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ (マイナビ新書) 堀 正岳 まつもと あつし 小長谷 有紀

マイナビ 2014-09-25
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実際の書評はあたらめてエントリーしますが、ネタ出しをしていたら膨らみすぎてしまったので、別項として当記事を書いてみます。

同一方向、異なる視点

『知的生産の技術』のアップデート。それが本書のテーマです。でもって、私が志していることでもあります。

献本のご連絡を事前に頂いていたので、本書を読む前に(目次も確認しないうちに)まず私なりの考えを記事としてまとめておきました。以下の記事では、Evernoteというわかりやすいツールを主題にしていますが、試みているのは『知的生産の技術』を現代に置き換えることです。

『知的生産の技術』のカード・システムと、Evernote(シゴタノ!)

私はわりと影響されやすいたちなので、パワフルな本を読んでしまうと、すぐに感化されてしまいます。なので、その影響下に入る前に、自分の考えを書き出しておきたかったのです。

で、それを終えた後、本書を読んでみると、「同じ方向を向いているが、同じ視点ではない」と感じました。わかりやすく言い換えれば、自分なら違う本の書き方をしたんだろうな、ということです。これはもちろん朗報です。

私は以前から『今こそ読みたいマクルーハン』の書名をもじって、『今こそ読みたい梅棹忠夫』が現代では喫緊に必要だ、ということをたびたび書いていますが、本書はまさに私が頭に描いていた『今こそ読みたい梅棹忠夫』になっています。

今こそ読みたいマクルーハン (マイナビ新書)
今こそ読みたいマクルーハン (マイナビ新書) 小林 啓倫

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でも、『知的生産の技術』のアップデート、という形であれば、私はちがった構成をとることでしょう。
※私ならば、「梅棹忠夫」の影はきっとギリギリまで削ると思います。ほんとうにギリギリまで。

それは優劣の問題ではなく、コンセプトの違いにすぎません。

このあたりは、また改めて書評で触れるかもしれません。とりあえず、ここまでみっちり書かれた本があるのなら、私のアイデアノートにある『今こそ読みたい梅棹忠夫』のリストは消してしまっても大丈夫でしょう。これも朗報です。

自分の活動をあらためて振り返る

で、本書を読みながら思いにふけったのですが、「知的生産の技術」として取り上げられているいくつかの要素を、私は単独のテーマとして単著で書いてきていることに気がつきました。

何を今さら、と言われるかもしれませんが、本当にまったく意識していなかったのです。ただ、現代に生きる人に必要だな、と思ったこと本にまとめてきただけなのです。でも、それはある意味で「知的生産の技術」を分解し(ちょっとばかりブラッシュアップして)提示していたことになるのでしょう。

たとえば、Evernoteと知的生産。

EVERNOTE「超」知的生産術
EVERNOTE「超」知的生産術 倉下忠憲

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たとえば、発想法。

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Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) 倉下 忠憲

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たとえば、ウェブに自分の価値を置くこと。

Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング
Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング 倉下 忠憲

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たとえば、読書術。

ソーシャル時代のハイブリッド読書術
ソーシャル時代のハイブリッド読書術 倉下 忠憲

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たとえば、セルフパブリッシング。

KDPではじめる セルフパブリッシング
KDPではじめる セルフパブリッシング 倉下 忠憲

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現状で欠けているのは「総論」と「文章執筆術」と「書斎論」あたりでしょうか。今まで、あまり意識していませんでしたが、たぶんそれが今後の「課題」となりそうです。

ちなみに、自分で言うのもなんですが、本書と上記の拙著は非常に親和性が高いです。たとえば本書に登場する3極モデルの話は『ハイブリッド読書術』の「自軸」と絡めれば、たいへん強力です。もし関心があれば合わせてお読みください。

さいごに

というようなことを書評に書くと、本の紹介なのか拙著の紹介なのかわからなくなりそうでしたので、切り離して書いてみました。

とりあえず、ビシビシ刺激を受けた一冊です。なんと本書読了後の私の執筆量が1.5倍になったくらいです(やや、おおげさ)。

では、明日あらためて本式の書評を書いてみることにしましょう。

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